2022年1月1日に、コペルニクス・センチネル2ミッションが、日本最大の活火山である阿蘇山を捕らえた。阿蘇山は標高 1592 m 、そのカルデラは、周囲約 120km 、南北 25km 、東西 18km の世界最大のカルデラの一つである。このカルデラは、約 90,000 〜 270,000 年前の、4回の主な爆発的噴火で生じた。これらは大量の火砕流と火山灰を生み、九州地方の大部分を覆い、山口県にまで及んだ。カルデラは、阿蘇五嶽と呼ばれる五つの峰で囲まれている。中岳は阿蘇山の中心にある唯一の活火山である。この火山は何十年にもわたって散発的に噴火し、最近では2021年に噴火した。クレータから遠くない烏帽子岳の巨大クレータの中に、広大な草原、草千里がある。2万年以上前に活動していたこのクレータは、火山性の軽石で満たされており、数キロメートル下ではまだマグマがつくられている。しばしば雨水が平野に溜まり一時的な湖をつくる。牧草地は牛の飼育、酪農、乗馬に使われている。日本には110の活火山があり、そのうち47は、最近噴火したり、地震活動、地盤の変形、大量の煙の放出などの兆候を示し注意深く監視されている。衛星のデータは、爆発を予告する僅かな変化を検出でき、可視光線とレーダー装置は、溶岩流、泥流、地上の亀裂、地震等を含む噴火に関連する様々な現象を捕えることができる。大気センサーは、爆発によって広がるガスやエアロゾルを確認し、広い環境への影響を定量化することができる。
<出典>: 「センチネル2号(Sentinel-2:ESA)」
<大判>: 大判(15.1 MB)はイメージをクリック。英語解説付きビデオは こちら(Youtube) から。
<ひとこと>: 文章は要点のみ。
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<火星探査>
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