ヨーロッパ宇宙機関とズーニヴァース(Zooniverse)は、「違いを見つける」宇宙ゲームに参加するよう呼びかける市民科学プロジェクト、ロゼッタ・ズー(Rosetta Zoo)を立ち上げた。ヨーロッパ宇宙機関のロゼッタは、2014年から2016年にかけて、67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を2年以上周回してきた。この宇宙船は彗星を間近で調べ、前例のないデータを集め、太陽系の形成と進化の、最も興味深い謎のいくつかを解き明かした。調査の途中で、この彗星は太陽に近づき、約1億 8600万 km の最接近の後再び遠ざかった。これは、ミッションの過程で、その表面が様々に照らされたことを意味した。ロゼッタは、この彗星で、崖の印象的な落下やピットの形成から変化するダストのパターンや転がる岩まで、多くの光景の変化を見てきた。科学者達は、これらの変化を利用して、彗星がその外層を脱落させる詳細なメカニズムを調査することを期待している。しかし、表面の変化が膨大なため、チャート化は非常に複雑な作業になる。よって、科学者達は、市民科学プロジェクトの助力を求めることに決めた。ボランティアは、ほぼ同じ地域の画像を並べ、ダストの動きから移動、塊の消失まで、さまざまな変化を特定するよう求められている。
<出典>: 「可能性と支援(ENABLING & SUPPORT): ESA」
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<火星探査>
今日のテーマ: マリネリス峡谷の層になった堆積 (リコネッサンス)
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