このヨーロッパ宇宙機関/NASAの太陽軌道宇宙船のコロナ環境(SPICE)装置のこのスペクトルのイメージは、太陽の外層大気圏のコロナの組成を記録している。このイメージは、2022年3月31日に撮られた、同一場所の、紫外線光の六つの異なる波長を示している。人間の目に見えないイメージはカラーコード化されている。これらのイメージは、波長のそれぞれが原子の異なる種によって異なる温度で特徴的に発っせられる太陽の大気圏の組成を明らかにしている。上の列に沿って、99 nm のイメージは摂氏 85,000 度の窒素を、70 nm のイメージは摂氏 100,000 度で酸素を、75 nm のイメージは摂氏 110,000 度で硫黄を示している。下の列に沿って、 76.5 nm のイメージは摂氏 150,000 度で窒素を、78 nm のイメージは摂氏 160,000 度で硫黄と酸素を、77 nmのイメージは摂氏 630,000 度でネオンを示している。SPICE によって明らかにされたこの組成は、太陽軌道船の太陽風分析(SWA)装置によって記録された太陽風の組成と比較される。これらは、研究者達に、太陽風を発する異なる加速機構を調査する場を与えている。
<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」--- リンク先の複数の記事から検索
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