2022年5月25日、ニューメキシコのホワイトサンズ・ミサイル試射場の宇宙ポートに着いた後、ボーイングの CST-100 スターライナー宇宙船の周りで、ボーイングとNASAチームが働いている。ボーイングのオービタル・フライト・テスト2(OFT-2)は、NASAの商用クルー計画の一部としての、スターライナーの、国際宇宙ステーションへの、二回目の無人飛行試験である。この OFT-2 は、システムの飛行全体の能力テストとして行われた。
<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」
<ひとこと>: この飛行の成功は長い旅路の結果であった。2003年2月のコロンビア事故によってスペースシャトルが廃止となり、NASAは、近地球軌道への飛行を民間主導に移すことに決めた。候補となったのがスペースXとボーイングであった。先行するスペースXは、既にクルー船4回(+民間主導1回)、貨物船24回の飛行に成功している。帰還の際、スペースXは海へ、ボーイングは陸地へ降下するのが特徴である。ボーイングでは初めて、エアーバックの上に着地する方式をとった。今回は無人のクルー船でテストしたが、有人の飛行となれば一層大きな試練に遭遇するだろう。
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<火星探査>
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