2022年3月30日、ヨーロッパ宇宙機関/NASAの太陽軌道船(Solar Orbiter)が見た太陽の南極は、宇宙船がまだ太陽に最も近い地点を通過してから僅か4日後であった。これらのイメージは、極紫外線画像装置(EUI)によって波長17ナノメートルで記録された。多くの科学的な秘密が太陽の極に隠されていると考えられている。将来の太陽活動のために磁気の種を形成すると考えられるこれらの太陽での、大きいが一時的な活動領域をつくる磁場が、太陽に飲み込まれる前に極を流れた。イメージの明るい領域は主に太陽の内部から上昇する磁気ループによってつくられる。これらは、粒子がそれらを横切るのが難しく、閉じ込められ、 EUI が記録するように特別に設計された極紫外線を放出するので、閉ざされた磁力線と呼ばれる。暗い領域は太陽の磁場が開いている領域であり、ガスは宇宙に逃げて太陽風を作り出す。太陽軌道船は、2025年から、金星の重力を利用して軌道の傾きを徐々に上げる。これによって、宇宙船の機器は、よりトップダウンの視点から太陽の極を調査することができる。このイメージの色は、機器によって検出される源の波長が人間の目には見えないので、人工的に追加されている。
<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」: ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ」は複数のイメージが同時に掲載されます。リンク先から該当項目を検索してください。
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: ムービーは こちら(2秒:.mp4) から。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
<火星探査>
今日のテーマ: 日の出の科学:火星での隠れた霜の神秘を解く (オデッセイ)
ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
<お知らせ>: 今日、24日午後3時から、国立天文台による講座「GIGA スクール特別講座~宇宙をのぞいて、世界を知ろう~」があります。ホームページの 国内機関による中継とビデオ から。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます