南極大陸のウェッデル海に横たわる棚氷、巨大な氷山がロンネ氷棚(Ronne Ice Shelf)の西の面から生まれた。A-76 と呼ばれるこの氷山は、大きさ約 4320 平方キロと測定され、現在世界最大の氷山である。コペルニクス・センチネル1号ミッションによって撮影された最近の画像に発見されたこの氷山は、長さが約170キロ、幅25キロで、スペインのマジョルカ島よりも僅かに大きい。この氷山の途方もない大きさは、それを世界最大にし、同じくウェッデル海にある約 3880 平方キロの A-23A 氷山から一位を奪った。比較として、今年2月にブラント氷棚を壊した A-74 氷山は僅か 1270 平方キロであった。ロンネ氷棚を壊した氷山を示すアニメーションは こちら から見ることができる。
<出典>: 「センチネル1号(Sentinel-1)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<火星の話題>: NASAのマーズパーサービアランスローバーは、そのローバーのロボットアームの終端のタレットにある SHERLOC ワトソンカメラ(写真左)を使ってこのイメージをとった。このイメージは、現地平均太陽時2021年6月7日(火星日106) 15:27:59 にとられた。
<ひとこと>: この多数の小さな石の広がりとその丸められた形状は、やはり長期間の水の流れを意味するのであろう。このような地形は火星のそこここに見られる。