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6月14日: 世界最大の氷山に出会う‎/火星の話題

2021年06月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

南極大陸のウェッデル海に横たわる棚氷、巨大な氷山がロンネ氷棚(Ronne Ice Shelf)の西の面から生まれた。A-76 と呼ばれるこの氷山は、大きさ約 4320 平方キロと測定され、現在世界最大の氷山である。‎コペルニクス・センチネル1号ミッション‎‎によって撮影された最近の画像に発見されたこの氷山は、長さが約170キロ、幅25キロで、スペインのマジョルカ島よりも僅かに大きい。‎この氷山の途方もない大きさは、それを世界最大にし、同じくウェッデル海にある約 3880 平方キロの A-23A 氷山から一位を奪った。比較として、今年2月にブラント氷棚を壊した A-74 氷山は僅か 1270 平方キロであった。ロンネ氷棚を壊した氷山を示すアニメーションは こちら から見ることができる。

<出典>: 「センチネル1号(Sentinel-1)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<火星の話題>: NASAのマーズパーサービアランスローバーは、そのローバーのロボットアームの終端のタレットにある SHERLOC ワトソンカメラ(写真左)を使ってこのイメージをとった。このイメージは、現地平均太陽時2021年6月7日(火星日106) 15:27:59 にとられた。

<ひとこと>: この多数の小さな石の広がりとその丸められた形状は、やはり長期間の水の流れを意味するのであろう。このような地形は火星のそこここに見られる。

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