国際宇宙ステーションが地球を周回する中、4組のソーラーアレイが太陽のエネルギーを吸収し、軌道のプラットフォームの継続的な運用に電力を供給している。耐用年数15年で設計された国際宇宙ステーションのソーラーアレイは、2000年12月に最初のペアが配備されて以来継続的に動作しており、2006年9月、2007年6月、2009年3月にはアレイのペアが追加で提供された。現在、これらは予想通り機能しているが、劣化の兆しも見せ初めている。NASAは、新しいソーラーアレイによって、宇宙ステーションの八つの既存の電力チャネルのうちの六つを増強する。元の大きな八つのアレイと、より小さく、より効率的な新しいアレイの組み合わせによって、それぞれの拡張アレイの発電量は、元のアレイが最初にインストールされたときに生成された量にほぼ復元され、宇宙ステーションの調査と運用のための電力が20~30%増加する。これらの新しいソーラーアレイ、国際宇宙ステーションロールアウトソーラーアレイ(iROSA:ISS Roll-out Solar Arrays)は、現在の六つのアレイの前に配置される。
<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」
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<ひとこと>: この新しいソーラーアレイ(iROSA)は6月5日に到着したドラゴン貨物船(ホームページの「国際宇宙ステーションは今」参照)で届けられ、6月16日と20日に予定されている船外活動の間にインストールされる予定です。