<宇宙の話題>: カリフォルニアの干ばつ
ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル2号ミッションが、米国のカリフォルニア州に影響を与える深刻な干ばつの影響を示す二つのイメ-ジを提供している。イメージは、大ロサンゼルスメトロポリタンエリアの郊外にある、アンジェレス国有林の地域をカバーし、いくつかの重要な貯水池の水位の変化だけでなく、2020年6月22日と2021年6月12日の森林の状態を描いている。
コペルニクスセンチネル2号は二つの衛星から成るミッションである。各衛星は、13のスペクトル帯で地球の表面をイメージ化する高解像度カメラを搭載している。このミッションは、主に土地の使用方法の変化を追跡し、植生の健康状態を監視するために使用される。
<出典>: 「今週のイメージ(Images in week:ESA)」
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<火星の話題>: 火星日110:マストZカメラ左
NASAのパーサービアランスローバーは、左マストカムZカメラ(Mastcam-Z)を使ってこのイメージをとった。Mastcam-Z はローバーのマストの高位置にあるペアーのカメラである。この未処理(生の)のイメージは、2021年6月18日(sol 116)のローカル平均太陽時間 15:28:47 に得られた。
<出典>: 「マーズローバー・パーサービアランス(Mars Rover Perseverance)」
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<ひとこと>: 火星には左の図(参考図)のような細かな砂の吹き溜まりが其処此処にある。特に右上図のように大量の細かな砂で覆われた山は、ローバーの車輪がとられ転倒する、あるいは脱出できなくなる危険があり探査が難しい。過去には動けなくなった事例もある。