肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

おばあちゃんもこんな感じだったのだろうか?

2013-11-05 16:02:41 | 生活
大人気だった朝ドラ「あまちゃん」終了後、
どうなるかと心配された「ごちそうさん」であるが、
ヒロイン成長物語という朝ドラ王道ストーリーが受けているようで
視聴率も大変良いようだ。

今週は、大阪の西門家に嫁いだめ以子が
いきなり小姑から、一年は入籍を許さず、女中扱いだ
と言い渡される、という状況となった。

そんな~ひどい~!
ありえへんわー!
と、言いたいところだが、
ドラマの時代設定は、大正の終わりあたりというから、
こういうことはよくあったのだと思う。

というのも、父方祖父母が結婚したのがちょうどこの頃で、
同じように本家から結婚を認めてもらえなかったのだ。

結婚といえばほとんどが「お見合い」だった当時、
祖父母は「自由恋愛」で相手を決めた。

祖父は学費節約のため歩いて大学へ通っていたが
その通学途中にあったのが祖母の実家であるおもちゃ店だった。
想像するに、
毎日店の前を通るイケメン貧乏学生(写真でしか知らないけど)に
祖母は夢中になったに違いない。

雨でも降ろうものなら、
「ちょっと学生さん、軒下で雨宿りしていきなさいよ。」
なんて会話もあったかもしれない。

祖父の就職が決まっていよいよ所帯をもとう、ということになり、
本家に挨拶に行ったわけだが、
曽祖父は既に亡く、その跡を継いだ祖父の兄から言われたのが、
「入籍は認めぬ。」
という厳しい言葉だった。

祖父兄にすれば、
成績優秀な弟にもらう嫁は
自分の御眼鏡にかなった家柄の良い女性を、
という心積もりがあったに違いない、
なのに、自由恋愛で決めただと~?
しかも相手はおもちゃ屋の娘。
持参金もなし、躾もなっとらん。
どうして認められよう!
ということで、
祖母は本家からけっちょんけっちょんにされてしまったのだ。


それでも二人は意思を貫き通し、一緒に暮らし始める。
長男が生まれ、次男(tenchanの父)が生まれて、
まあ、子供が二人もいるのに
非嫡子にしておくのもかわいそうだから、と
ようやく籍を入れるのを許されたのだという。

一方、母方祖父母はお見合い結婚だったが、
祖母は結婚当時、小姑から「女中さん。」と呼ばれて
非常に嫌な思いをしたという。


どちらも80年ほど前の話。

その時代から考えると、
結婚の形態もずいぶん変わってしまった。

今後80年経ったら、一体どうなるのだろう?

事実婚は増えていくだろうし、
夫婦別姓、同性婚など、
今認められていないことが
時代に合わせて認められ、
婚姻届は形だけの制度になっていくかもね。


というわけで、
ドラマの若い夫婦に祖父母を重ね合わせ
毎日楽しみに見ているのである。

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2 コメント

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似たようなこと (tatu_no_ko)
2013-11-07 12:19:04
家内にこの話をしたら、
私の母から、同じようなことを聞いていた、ということでした。
明治から大正へ移るころでしょうか???
返信する
tatu_no_ko様 (tenchan)
2013-11-08 15:36:07
tatu_no_koさんのお母様もですか!

昔は女性の地位が低かったので
嫁ぐのは大変だったでしょうね。

自分の祖母や母の世代に思いを馳せながら
みなさんドラマを見ているのでしょう。
返信する

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