浅尾弥子のノンジャンル道

 
 富山県小矢部市のシンボルキャラクター・メルギューくんの
 お姿をお借りして、日々更新。

「いなかのせんきょ」

2014-07-21 10:50:59 | BOOK

浅尾弥子此の本を推挙するの事

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さて本日申し上げまするのは、

ベストセラーには、売上げからして、ちと及ばないが、

演者(わたくし)が、こいつァ快作だねいと膝を打った小説のお話でございます。

みなさま、どうかおつきあいのほど、よろしくお願い申し上げます。

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「いなかのせんきょ」(著:藤谷 治)

鍵田原(かぎたわら)郡、戸蔭(とかげ) 村の、村長選挙をめぐる話でありまして、

この戸蔭村、抱えているのは、広大な面積、山、川、雛わらじ、少子高齢化、多額の赤字と、

まァ、所謂、「いなか」なのでありますナ。

そんな鄙の村の村長選挙に、御年六十三、深沢清春が、挑もうって話でありまして、

それならまア、こう言ってはナンですが、よくある物語でありますけれど、

この小説がオリジナリティー溢れる快作となった所以は、

軽妙な語り口と、方言、戸蔭弁にあります。

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清春さん(黒夢ではねい)の村に対する考げいには、頷くばかしさー。

へご、ここにそれを書くわけにはいくめい。

おめいも、読んでみたらえいさ。

今すぐでねくてよ、気が向いたらでえいからよ。

夢中イなって、寝不足になったらいけねいべ。

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以上、「いなかのせんきょ」の文体を参考に、お届けしました。

愛あるゆえの模倣です。ご容赦ください。

「いなかのせんきょ」

著:藤谷 治

祥伝社文庫

定価:本体552円+税

今日もがんばるぞ!

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