「ライモンダ より」(東京地区)
まずもって、幕開きから、荘厳でっす。
「ああ、バレエって、いいなあ~」と思う瞬間。
胸がいっぱいになります。
さて、もともと、「ライモンダ」は、プティパが振りつけましたが、
今作は、岩田守弘さんの名がクレジットされていまっす。
再三再四、己れがバレエ少女だったと、
アピールしているミツコですが、
じ、じじ、実は、「ライモンダ」全幕は未見。
よって、どこまでがオリジナルで、どこの部分が新しい要素なのか、
まったくもって、分かりませんです。
お恥ずかしいかぎり。
しかし、素敵でした。
徹底された様式美と、鍛えられた身体性。
コールドバレエは、揃える、ということを
する必要があるので、
没個性、抑制された感になりがちですが、
なぜだか、1人1人が、イキイキとしていまっす。
それでいて、ちゃ~んと、揃っているのです。
井関エレナさんは、圧倒的な技術を、
二山治雄さんは、若者らしい明るさと高いスキルを、
我々に見せてくださいました。
大木満里奈さんの、のびやかな四肢も、印象的でした。
カーテンコールで、岩田さんが登場した際には、
我知らず、目が潤んでいました。
いつもながらの(というほど、拝見していないが)、美しい舞台マナーで、
う~ん、ホレボレ。
今後の活動を、ますます、楽しみにしていま~っす。
1部、1,000也のプログラム。
服部智恵子賞歴代受賞者、日本バレエ協会のあゆみ、など、
たいへんに、充実した内容。
こりゃあ、読みでがあるぞ~。
ウッシッシ。
「令和5年度 全国合同バレエの夕べ」(文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業))
2023年8月11日(金・祝)、8月13日(日)ともに開演17:00
新国立劇場・中劇場
すばらしい夕べを、ありがとうございました~。
明日もがんばるぞ!