無病息災のとびら

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花粉症と健康

2012年03月08日 20時04分51秒 | 体の仕組み

 

毎年今ごろの時季、“今年初めて花粉症が出た”とおっしゃる方がいますが、一旦花粉症になると、一生つき合わなければならないそうですから、花粉症は減るどころか、増える一方の病気なのでしょうね。

 

花粉症の原因は何か? この時季の主な原因は、杉やヒノキの花粉だといいます。

 

他に分かっているだけでも、シラカバ、ヨモギ、イネ科など、花粉症を引き起こす植物は60種以上あるといわれます。

 

イネ科と一口にいっても、イネ科の植物は稲や麦、ヒエ、トウモロコシ、竹、ススキ、芝など実に1万種もあるそうですから、そのうち年中花粉症で苦しむ人もでてくるんでしょうか…

 

私が吸玉療法を始めたころ、もう35年くらい前ですが、そのころは花粉症なんて聞いたことなく、アレルギー自体まだ珍しい病気でした。が、いつの頃からか、食物アレルギーが子供たちに目立つようになり…

 

そのころは、サバか、大豆か、牛乳か、何か一種類のアレルゲンに反応する程度だった気がしますが、最近は、麦にも豆にも魚にも卵にもと、何種類ものアレルゲンに反応する子がいて、では何を食べて生きていくのかと、聞いただけで途方にくれることがあります。

 

食物アレルギーは、幼児期に起こり、成長していくとともに軽減していくことがあるようです。

一方、花粉症は大人になってから、ある時期いきなり起こることが多いようです。

 

ですから、病気の原因はアレルゲンだけではなく“体質”も大きいわけです。

 

成長していく子供が、体質がしっかり出来上がるとともに食物アレルギーは軽減して、体質が悪化して、その限界を越えた大人がある時期いきなり花粉症を起こす…

 

ですからポイントは、体質をいかに丈夫にするか、ではないでしょうか