安藤豊ブログ【日記・活動記録・地元秋田のPRなど】

秋田県で活動中の安藤豊のブログです。日記や日々の活動記録、美しい自然に溢れる地元秋田のPRなど。HPもあります。

森の市

2009年10月10日 | Weblog

心配された台風も本県を大きくそれて、ほっとしています。

昨日と今日の二日間、県議会「林活議員の会」の視察で湯沢雄勝地区の現場を見て歩きました。昨日は羽後町の農家レストラン「彦三(ひこさ)」の猪岡さんの手打ちそばを満喫したあと、羽後町にある県有林を見ました。
県有林は756ヘクタールに及ぶ県内最大の森で、隣接する300ヘクタールの羽後町有林を合わせた、1000ヘクタールの山は水源涵養林として、重要な役割を担っています。

羽後町飯沢にあるこの森は、標高500~800メートルあり、林道の頂上付近はだいぶ紅葉が進んでいました。

その後、湯沢市秋の宮にある、「ナラ枯れ」の被害木の現場を見ました。
「ナラ枯れ」は数年前から山形県境から発見されており、由利本荘市や湯沢市のミズナラなどの広葉樹がつぎつぎと枯れて、第二の「松くい虫」被害になるのでは?と心配されています。
ナラ枯れの原因は「カシノナガキクイムシ」という虫が木に集団で入り、中で菌が繁殖して、やがて木が枯れるというものです。

以前はこうした木は燃料にしたり、きのこ栽培に利用したりして、伐採して老木は無かったのですが、最近は利用することが無くなって、虫の被害を受けやすくなっているそうです。
そういえば、「まつたけ」が生えなくなったのも、松を利用しなくなったことでまつたけ菌が繁殖できなくなったことが原因だ、と聞きました。
我々の生活の変化が森の生態系を変えているんですね。

今日は湯沢雄勝広域森林組合主催の20回目の、「森の市」に出かけてきました。
毎年春、秋の2回開かれており、恒例行事になっています。
今日も開会の1時間以上も前から、お目当ての苗木のプレゼントに長~い行列ができていました。
わたしも妻と二人で「ナツツバキ」の苗を頂いてきました。春にもらった「フヨウ」にはピンクのきれいな花が咲いています。

もうひとつのお目当ては、きのこの即売です。ナメコなどのきのこが格安で販売されており、写真のように多くの皆さんが買い求めており、アッという間に完売していました。
森に対する関心を高められればいいですね。
皆さんも来年はぜひ出かけられたらいかがですか。

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