先日のブログでも紹介しましたが、指月電機製作所と村田製作所の合弁会社設立の件が、昨日のさきがけ新報に掲載されました。
新会社は「(株)村田指月FCソリューションズ」で、資本金は1億円。出資比率は村田製作所65%、指月電機製作所35%。電気自動車(EV)向けの新型コンデンサーを製造します。
両社は資本業務提携も結び、指月電機製作所が自社株390万株を村田製作所に割り当て、譲渡した22億円を新会社の事業資金として融資するとのことです。
11月7日に、正式に県の誘致企業認証式が行われる予定ですが、来年度中に新工場を建設し、新素材を使った新しいフィルムコンデンサーの製造、販売に向かうそうです。
設備投資額や雇用計画などは後日発表されますが、かなり大規模なものになるようで、雇用の拡大により人口減少対策にも大いに貢献してくれると期待が高まります。
町に立地して県の誘致企業に認定されるのは、1985年(昭和60年)の湘南香料(株)秋田工場以来なので、31年ぶりの大型誘致企業となります。
先日、指月電機製作所の伊藤薫社長が役場に来てくれて、今回の新事業にいたる経過をご報告いただきました。
村田製作所とは10年ほど前から提携を続けてきて、お互いの信頼関係が醸成され、今回の新事業に結びついた、と話してくれました。
指月電機製作所にとっても、将来をかけたプロジェクトになるとも話されました。
世界的な企業である村田製作所との提携が発表されると、東証2部上場の指月電機製作所の株が100円以上値上がりしてストップ高になったそうです。
私と伊藤社長とは同時期にトップに就任し、一緒に会食するなど親しくお付き合いをさせて頂いており、今回とても大きなプレゼントをいただきました。