外壁

インターホンが鳴り、お客が来たのか。と、思って玄関を開けると、若い男性が立っていました。
ぱっと見、営業マンなんです。
「外壁を塗らせてください。」と言います。
そんな簡単に「はい。はい。」というわけにはいかないのです。
「家の者と相談します。」と言って、追い返しました。

私の家では、決まった人が家のメンテナンスをしてくれています。
その人をないがしろにするわけにもいかないのです。
結局、メンテをしてくれる人に頼んで、外壁を塗ることになりました。
まあ、全部を塗るわけではなく、ちょっと苔が生えている部分だけなんです。

母がメンテをしてくれる人に電話をしたら、あっという間に、どこがどうなっているかわかるようでトントンと話が進んでいきます。
まあ、その人もだいぶ年を召されているので、引継ぎの人を紹介してもらわないといけなくなります。

飛び込みの営業マンより、値が張るかもしれませんが、なんせ信用です。
なんでも信用が大事なんです。
私は会ったことがないけど、メンテのおじさんは、私より家のことをよく知っているようなんです。