鍵

昨日、会社のリネン室のカギが見当たらず、探すのも面倒でそのままにしていたんです。

だいぶ、時間が経ってから、ある女性の先輩が、カギを見つけ出して、「ごみの中から見つけたよ。気を付けてね。」と、私に言うのです。
私が失くしたわけはないのに。

朝、会社に行って、ごみを集めたのは私なんです。
でも、カギを触ったわけではなく、カギの掛けている場所が、ごみ箱の上なんです。
きっと、カギを触った人がフックにかけ損じをしたに違いないのです。
これから、私は、ごみ箱の中身までチェックを入れないといけなくなったのです。
それでなくても時間がなく、パッパッとごみを袋に入れていかないといけないのに。
ほんと、邪魔くさいことです。

しかし、カギを見つけた人は大変な作業だったに違いありません。
大小６つの大きな袋の中から、一個のカギを見つけるのです。
だいたいごみの形態を知っている私に探させたら、問題はなかったようなんですが、自らごみを漁ったのが偉いと思います。

カギの件は、私の失態になってると、思います。
周りの人の冷たい目が私を突き刺しました。
みんなが同じ悪者を作っておくことは、気持ちを一致団結させる方法です。
そのスケープゴートが私なんです。
なんか、「やられた」感があって嫌だけど。
そのうち、真相は解明されると思います。
それまでの辛抱です。

本当は、カギなんか見つかってほしくはなかったんですけど。