おしっこ係

介護の仕事では、いろいろなハプニングがあります。
その一つに、尿失禁があります。
便失禁よりはマシだけど、おしっこはほとほと困ってしまうのです。

多分、おしっこをした人も「やってもた。」になるのですが、パンツを取り換える方も、「やられた。」になります。
しかも、ベットの上でされた日にゃ。
まあ、お漏らしをする人は決まっているので、その人を重点的に見れば、きっと大丈夫・・・。と、思うのです。

本当は、時間を決めてトイレに誘導すればいいのですが、その余裕がないのです。
可愛い子供のお漏らしは、「仕方がないなぁ。」になるのですが、おじいさん、おばあさんになると、「いい加減にしてよ。」になります。
最近では、一日1回は、お漏らしをすることになります。
そして、そのお掃除が私に回ってきます。
わざわざ社内電話で呼び出され、「〇〇さんが、おしっこをしてしまったんで、処理お願いします。」と、こちらも忙しいのに、押し付けられるんです。
おしっこを漏らした人も、私が来たら、着替えができる。と、思って行って、安堵の表情をされます。
「違うだろう。」と、思ってしまいます。
私は、ヘルプで行っている身。
おしっこをするたびに呼び出されるのは、どうかなぁ。と、思うのです。

なんか、体が3つくらい欲しい気持ちになります。
介護って、本当に大変なのがわかり、「選ぶ職業を間違えたのかなぁ。」と、考えることに。
おしっこ係は、今も健在。
私が休んでいる時に、お漏らししてよ。と、言いたい気持ちになります。