ふるさと便

先日、叔母が来ました。
どうも、法事をしたようで、そのお供え物の分け前を持ってきてくれたようです。
法事のことを知らなかった両親は面食らっていました。
「早く、お供え物を買わなくっちゃ。」と、慌てる母です。

叔母が来たその晩、電話が鳴りました。
電話に出た私は、叔母の声を聴くことになります。
「一つ言い忘れたことがあるのよ。年賀状の抽選でふるさと便が当たったのよ。」というのです。
そのことは、父から聞いていました。
最後の一桁の1番違いで、ふるさと便が外れた。ということです。
その前後のはがきが叔母のところに行ったようです。
出したのは、弟夫婦のものです。
「お礼を言っておいてね。」と、喜びの声を聴いたことになります。

父にそのことを言うと、「あっちに行ってしまったのか。」と、残念そうなうめき声。
どうも、我が家は外れが多いようです。
一度、ふるさと便を見てみたい。と、思っている私なんです。
私宛の年賀状では、切手シートが一枚当たったきりです。
私もちょっと残念な気持ちで電話を切ることになりました。

オリンピックの開会式は当たってもうれしくはないけど、やっぱりふるさと便は欲しい。
来年こそは・・・。と、思いながら、また年賀状を書くことになります。