懐かしい人

昨日は、外出していて携帯電話を確認することもありませんでした。
帰りの電車の中で、メールの確認をしていると、懐かしい人からのものが１通ありました。
もうすっかり頭から忘れていて、名前を見て、「まだ、覚えていてくれたんだ。」と、感激しました。

内容は、「ずっと勤めていた会社を辞めて、これからは介護の生活に入る。」と言うものでした。
そういえば、その人のお母様が認知症を患っていたようなことを言っていたなぁ。と、思い出します。
会社勤めもしんどいけど、介護もかなり大変なことです。
懐かしい人は、少し神経質な性格で、自分にいろいろ背負ってしまう。という気苦労の多い人です。
私のように、「まあ、なんとかなるでしょう。」と言う横着な性格ではありません。
多分、あのメールは、私に向けての言葉ではなく、自分に言って聞かすものだったのでは。と、思うのです。

親は、絶対ではありませんが、自分より先に亡くなってしまうものだと思っています。
認知症で手を焼くのも、そう長い間ではないでしょう。
時間を長く感じるか、短く感じるかは、その人によって違いはあるでしょうけど、亡くなって、初めて親のありがたさを知るのではないか。と思うのです。
私にも、いつか同じことが起こるかもしれません。
そのときは、親のありがたさを感じれる人でありたい。と思っています。