すっぴんハート

心の声、つぶやきを思うまま綴ります

太平洋の奇跡

2011年02月23日 | 思うこと
太平洋の激戦区サイパンで、16ヶ月 47人の兵士を率い、大勢の民間人を守り抜き、敵国アメリカからフォックスと恐れられた男、大場栄大尉の実話の映画だ。

封切前から見に行こうと思っていた。
竹野内豊氏の淡々とした口調と、凛としたしぐさに感動を覚えた。
映画が始まると、だんだんとストーリーに引き込まれ戦争の悲惨さに目を細め、爆音に体がゆすぶられ、いつしか自分が映画の中にいるような気分になった。

ラストに、偉業を遂げた大場大尉に、米国の兵士が賞賛を称える。
しかし、その賞賛も彼の中では偉業ではなく、ただ戦うことでしかなかった。

この映画は、大勢の方に見てもらいたい映画の一つと私は思っている。
戦争は、もう二度とあってはならない。
るいるいと朽ち果てた屍を見て、そう思わざるを得ない気分になる。
人の命は、地球よりは重くは無いが、決して軽いものではない。
戦争映画を特別に美徳化してはならない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする