
フィレンツェを出てベネチアに行く途中、イモラという町に立ち寄りました。ここは車の好きな方、特にF1のファンにとっては生涯忘れられない場所だろうと思います。1994年、それはサンマリノグランプリの悪夢でした。そのレースが開催されたこのイモラの町にあるサーキット(通称イモラサーキット)のタンブレロコーナーで、世界中に絶大な人気を誇っていた天才レーサー、アイルトン・セナが亡くなりました。時速300㎞のスピードで、コーナーを曲がりきれず壁に激突したのです。享年34歳でした。
当時、日本国内でもちょっとしたF1ブームでしたが、私も息子の影響でレースを見るようになっていました。勿論難しいことは分からないし、車の知識もありませんが、チームあげて限界に挑む彼らの姿は感動的でした。あの「TRUTH」も何ともいえず耳に心地よくて、長い間私の携帯の着信音になっていました。
あの日、レースの中継が始まる前にニュースが流れ、F1レース中、何か大きな事故があったようだ、と報じたのです。レースの中継といっても、イタリアと日本では実際にテレビで放映される時間帯が違います。現地のレースの情報を、これからテレビで観戦しようとしている日本のファンにそうそう伝えることはありません。なのに、こんなニュースが流れて、余程のアクシデントが起こったのだと息子と話したのを覚えています。そしてその後、このイモラからセナ死亡の訃報が実況されました。
F1は安全なスポーツとは言い難いですが、それでも志半ばでこんなに技量のある若者があっという間に逝ってしまうとは。あまりにも突然で悲劇的な最期を遂げただけに、未だに彼への「さよなら」が成仏出来ずにいるファンが沢山いることと思います。今日も銅像前にシクラメンの花が供えられてありました。
ボローニャでローカル電車に乗り換え二駅、時間にすると30分くらいでしょうか。イモラに着きました。私も、いつかこの町に居るセナに会いたいと思っていたのです。イモラの小さな駅では、荷物預かり所はないだろうから、ボローニャでトランクを預け、大急ぎで乗り換えホームへ走りました。ちょうどいい接続列車があったのは幸いでした。
ボローニャの荷物預かり所は、駅の正面から入ると左手です。預ける時に、パスポートの提示を求められました。基本料金は5ユーロ。後払いで、時間が延びれば、それに応じて加算されるようです。セナの銅像へは、町をまっすぐ歩いて20分、と観光本に書いてあったので、そのつもりでいましたが、やっぱり甘かったです。私の足では、駅から銅像にたどり着くにはその倍かかりました。勿論、道も間違ったし、そのロスもありますが、やはりそんなに近くはありません。又、何の情報もなく、ただ町をまっすぐ歩く、という案内では、銅像にはなかなか行き着けないと思います。私も昨夜ネットで探しましたが、詳しい情報がなかったので、忘れないうちに、2011年12月現在の行き方を記しておこうと思います。旅行者の時間には限度がありますものね。行かれる方にとってロスなく時間が少しでも有効に使えればと思います。

イモラの駅です。入り口側のホームには無料のトイレがあります。切符の購入窓口は今日は、一つしか開いてなく、人の列が出来て、帰りの切符を買うのに焦りました。着いたら早めに切符を買っておくことをお勧めします。自販機はありませんでした。

駅前のロータリーです。この前の道しかありません。それこそ、まっすぐ進みます(^o^)。

イモラは歴史のある町です。文化遺産も沢山あって城壁跡も見られます。この通りを過ぎたところに、今日は「市」が立っていて、にぎやかでした。ここをまだまだまっすぐ進みます。

この広場が何というのか分からないですが、この銅像も歩いている人に聞くと、知らん~と言われてしまいました。それも三人も。このあたりの通りは、ダンテ通りといって、どうもレオナルド・ダビンチにちなんでいるようでした。更にまっすぐ歩きます。少し不安になるけれど、私を信じて下さい(笑)

この辺は静かな住宅街になっています。もう少しまっすぐ行くと、交差点になります。その前の橋を渡ります。そして更にまっすぐ。もうちょっとです。頑張れー。

左になにやら大きな建物が見えてきます。そうです、テレビでおなじみのコントロールタワーです。さて、ここからが問題^^;。

正面に、フェラーリの象徴である跳ね馬のモニュメントがありますのでここを向かって右に曲がります。但し、川沿いにある芝生の道には入らないように。ただ突き当たるだけです。(ハイ、私はやってしまいました)

この道路の方を歩いて行きます。ちょうど写真の中に人が写っていますが、ここを向かって右に曲がります。道なりに行くと、公園広場に入る道路になります。この辺りは、サイクリングする人が結構いました。そんな道路です。

この道路を直進。すると先に小さい四つ角があります。その角(黄色い丸印)に立て看板がありますので、そこを右に曲がります。曲がると小さな道が二つに分かれていますので、サーキット側に面している道路に行きます。すると…

寂しそうなセナですが、周辺は小綺麗にされていて、大切にされているのが分かりました。今でも訪れる人が絶えないのに違いありません。
さて帰りですが、駅に向かうバスを見つけました。来る時、誰の像か分からないと住民たちが言ったダンテ通りの広場の入り口近く。帰る方向からすると右側にバス停があります。時刻表を見ると、1時間に二本しかありませんが、運良く時間が合えば、疲れている時乗ると楽です。私はちょうど5分待っただけでバスに乗れました。

但し、バスはまっすぐ走るのではなく、町の外周を回ります。今日は乗る人が少なかったからでしょうか、10分足らずで駅に着きました。駅行きのバスの路線番号は「1番」です。なお、駅に着いて気がついたのですが、このバスはどうも巡回しているようです。なので駅からもこのダンテ通りまで乗ることが出来るのだと思います。駅前にはタクシーもいました。

切符はバスの中の機械(赤い方)で買います。料金は1.5ユーロ。バスの中で切符が買えるのは助かりますね。
今、ベネチアにいますが、ちょっと失敗をやらかしてしまいました。しばらく落ち込んでいましたが、いいホテルだし部屋が素敵なので、チェックインと共にすっかり気分は蘇りました。失敗と言っても、ハイその程度です(*^_^*)
ベネチアは良いお天気です。
でも、帰ってきてアルママ日記を
読むのが楽しみで、寒風を
切って帰ってきましたよぉ。
憧れのセナ様に会うまでは
大変でしたね。
でも、こういうのって一番、旅の
思い出になったりしますね。
私、お話したかもしれませんが
ロンドンのピーターパンに
会うまで大変でした。
会ったら、大層小柄なピーターパンで、
ちょっと拍子抜けしましたっけ。
フランクフルトでは、ゲーテハウス探し。
道行く人に「ゲーテハウスはどこ?」と
聞いても 皆さん「分かんない」っていうばかり。。
辿りつきましたが、実はゲーテハウスより
その近くのスポーツショップに
行きたかったんです。
後でドイツ語が得意な友人に
聞いたら「グェ~~テハウス」と
思いっきり力を込めて言うのが
ドイツ語だそうです(笑)
今年のベネチアはお天気に
恵まれてるようで良かったですね。
去年はアックアアルタで
長靴歩きでしたものね。
それはそれで良い思い出にされる
のが、アルママさんでしょうが。
何を失敗されたのかな?
めげずにベネチア巡りを
楽しんでください!!
また楽しみにしています♪
あ、マフィアの彼には
「浮気者!」とイタリア語で
言っておいてください(笑)
でも、私はルシウスの方が
タイプですけど!ふん!
こちらは通り過ぎる人が皆それぞれ「ブォン、ナターレ」と言い合っています。
日本ではやはりこんなかけ声はしないですよね。平たい顔族だから(笑)
sachiさんも相当行動派ですね。
凄いです。
お店までわざわざ訪ねて行かれるなんて。
やっぱり並の旅行者じゃないわ。
ドイツ語も難しいのですね。
なんかつばが飛びそう?
こちらも、巻き舌じゃないと通じません。
あっ失敗は又ご報告しますね(^^;)
やっぱりぐやじぃー。