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イタリアより

滞在日記

パヴィア修道院(La Certosa di Pavia)への行き方 その6.

2019年12月15日 | パヴィア修道院
to
いつかお天気の良い日に再訪して
こんな壮麗な青の聖堂を見たいです
ウィキペディアより


■2018年12月26日

前述通り、滞在先のミラノからこの修道院へ行くのに、前夜、トレニタリアのサイトから列車の時刻を調べました。いつも私のお供をしてくれている古いサブノートパソコンですが、こんな時とても役に立ってくれます。サイトを立ち上げて、milano まで入力すると出発駅のミラノ中央駅がすぐに表示されました。出発駅にそのmilano centraleをいれ、到着駅にcertosa di pavia駅を入力しました。



上記の時刻表は、先ほど検索したトレニタリアのサイトのキャプチャーですが、昨年と同じ日付12月26日(2019年)で検索した結果です。昨年も、まさしくこの時刻を確認し、安心してホテルを出たのです。

ミラノ中央駅発11時58分、ロゴレドでは12時23分の列車に乗り換えて、チェルトーザ・ディ・バヴィア駅には12時42分に着く・・・ところが~の結果は前述の通りです。

問題は、上記のキャプチャー青い四角で囲った注意文ですが、この意味が今もってよく分かりません。ミラノ中央駅~ミラノロゴレド都市間を含む・・・とあるのに、後の文ではnon inclusa nel prezzo ミラノ中央駅~ミラノロゴレドの料金は含まれない・・・



横長になるので、上記のキャプチャーを半分にしましたが、列の並びにはこの列車の料金が表示されています。これを読んで、ミラノ中央駅からロゴレドまでは別料金なのだと分かりましたが、券売機ではこの差額が含まれた料金設定がなされているか、そうでなければ検札時に車掌さんに払えばいいのだろうくらいに考えていました。が、まさか、こうして公式サイトに出発時間が表示されている列車が、実際には走っていないなんて思いもしませんでした。

料金はともかくも、列車がないのなら、時刻表には載せないで~・・・と、ぶつぶつ言いながら、それでももしやと思い、milano centrale―Rogredo間で検索すると、今度はレッジヨナーレ(普通電車)は『ない』と出て来る。もう訳分からん。要するに、少なくとも、2019年12月26日は、ミラノ中央駅からロゴレドまでのレッジョナーレは走っていないことになり、昨年も同様だった・・・。

では、どうすればいいか。結論は簡単です。ミラノ中央駅から行くのであれば、私のようにジタバタせず、さっさとロゴレド駅まで地下鉄M3線で行く、そこからトレノルド線の列車に乗り換えて、チェルトーザ・ディ・パヴィア駅へ。切符は、私がミラノ中央駅の券売機で購入したMILANO―CERTOSA DI PAVIA 3.6ユーロの切符が、トレノルド線のロゴレド~チェルトーザ・ディ・パヴィア間で利用できます。



更にいえば、トレニタリアのサイトで検索する時、出発駅にはMilano centrale をいれるのではなく、Milano ( Tutte le stazioni )/ミラノ全ての駅 を入力して検索すれば、正確な列車の運行状況が出て来ます。

もしもこの時、出発駅にMilano centraleが表示され、到着駅がcertosa di paviaになっていれば、その列車は運行されていることになるのだろうと思います。料金も恐らく、3.6ユーロ(ロゴレド~チェルトーザ・ディ・パヴィア)+(ミラノ中央駅~ロゴレド)の金額が表示されるのでしょう。なお、フレッチャやイターシティがロゴレドに停まるので、どうしてもミラノ中央駅からFSだけで行きたい時は、お金は少々高くなるけれど、この特急列車を利用するのも手ではあります。便利さと時をお金で買う~時間に限りのある旅行者には有効な手段だ思います。



都市間の観点からは、『ミラノ』は、ロゴレドを含むけれど、ミラノ中央駅ーロゴレドの料金は別勘定?分かったような分からないような・・・もしかしたら冬ダイヤでは、この時刻表にある列車は運休、ということだけの話なのかも知れないけれど、それでも走っていない列車の発車時刻を公式サイトに堂々と記載するなんて日本のJRではあり得ないと気色ばんでみても、そうよねぇここはイタリアでした^^;


*地下鉄は10分~15分間隔で運行
*鉄道の切符は刻印を忘れずに!

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パヴィア修道院(La Certosa di Pavia)への行き方 その5.

2019年12月13日 | パヴィア修道院

Il chiostro piccolo

中庭を囲む小さな回廊

修道院発行の小冊子より

晴天ならあの教会の塔が
駅の通りを行く道から見える・・・らしい


■2018年12月26日

霧の立ちこめる田舎道を、ずんずん歩いて行きましたが、いけどもいけども聖堂らしき建物が周辺に見当たらない・・・あたりには民家もないし人影一つもその気配がありません。気が付けば大通りにまで出てしまい、又引き返すことに。この道を行ったり来たりしながら、途方に暮れました。どのくらいの時間が過ぎたでしょうか。


矢印の方向から歩いて来ました


元来た場所にさしかかったとき、二人連れの女性の姿が目にとまりました。そういえばあんなに深く立ちこめていた霧も晴れてきて、“もしや”と、二度、三度通り過ぎた、固く閉ざされている鉄の門を見やりました。私がこの場所に着いたとき、辺り周辺は何も見えなくて、素通りしてしまっていたのです。



UPしたどの写真も霧が流れたあとなので、こうして分かるのですが、聖堂の行き方に関する何の情報も得ないまま、行けば分かるだろうと行き当たりばったりで来訪した結果こんな目に~。せめて、由緒ある聖堂入り口の知識さえ持っていれば見当が付いたのに。ここを訪れたことのある方からすれば鼻先で笑われますね。聖堂がないと騒いだオチは、ハイ恥をさらしただけでした。


i vestiboli
二つの前庭と小冊子にも説明がある入り口



やっと鉄門が開けられました
ちょうどそれに合わせたようにやってきた見学者たち・・・



霧の彼方からぬっと・・・


霧が晴れて気が付いたのですが、入り口の前は広場になっていて、聖堂正面の木立の道路は、きっとバスで来る方法を選んだ時歩いてくる道になるのだろうと思います。

※追記:次頁では、奥深いというか、訳分からん謎のトレニタリア時刻表を考えたいと思います。
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パヴィア修道院(La Certosa di Pavia)への行き方 その4.

2019年12月12日 | パヴィア修道院

修道院の入り口には開館時間が表示されていました

11月-2月まで
午前 9:00-11:30
午後 14:30-16:30
休館 月曜日
日曜日と祝日
9:30-11:30-16:30
 
※但し2018年12月26日時点


■2018年12月26日

降り立った駅から歩いて行きましたが、周辺は霧が立ちこめていて、視界が効きません。駅の前は既に修道院の塀で囲われているし、TDLのお城のような塔も見える、聖堂までは徒歩10分余り、行き方は簡単だとたかをくくっていました。近くまで行けば、あの壮麗な青の聖堂が目の前に出現するのだと。


こんな標識も立っていて方向は間違いない


バスでアクセスする方法もありますが、このクリスマスの時期、どうもローカル路線のバスは不安です。これまでも調べていた時間が違っていたり、バスそのものの運行がなくなっていたりと色々とトラブルを経験しています。もっとも列車だって、今回のようなことになって、五十歩百歩なのですが。



田んぼの中のあぜ道を歩く雰囲気ですが、まっすぐなので安心です。霧が立ちこめていて先は見えなかったですが、進むしかありません。しばらく行くと、左に入る小道が現れました。表示があるので、看板を信用してここで左に折れました。



上記の写真二枚は、霧が晴れた帰り道に、振り返りながら撮ったので、よく分かるのですが、往事はほんとに何も見えなくて、正直心細かったです。



この角を曲がって、更にまっすぐ進みます。修道院の塀もさらに前方に伸び、まさしく田舎のど真ん中の細い道でした。季節の良いときは、うららかな日ざしを浴びて、あるいは涼やかな風に吹かれて爽快な気分にもなるのでしょうが、冬のこの時期、人っ子一人いないあぜ道は、雪が降っていないだけでもよしとせねば。この道も往事は霧に覆われていて、先が見えませんでした。そして何処まで行っても聖堂がない。
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パヴィア修道院(La Certosa di Pavia)への行き方 その3.

2019年12月11日 | パヴィア修道院

Il coro e il presbiterio

聖堂の内陣席/聖歌隊席と聖職者席

修道院発行の小冊子より

ここにもぞろぞろ入って説明を聞きましたが
修道士さんが語り終わったらすぐに出されてしまい
ゆっくり見ることが出来ませんでした
難しいイタリア語に神経を傾けるより
内部に目を向ける方がいいかも・・・
但し撮影は一切禁止です


■2019年12月26日

当初の予定より遅れましたが、こんなこともあろうかと早めの時間を見込んで移動したのは幸いでした。ロゴレド駅から無事に電車にも乗れて、チェルトーザ・ディ・パヴィア駅にもちゃんと到着したのは、前述の通りです。


チェルトーザ・ディ・パヴィア駅待合室


駅舎は小綺麗だったし、帰りの列車も逆コースでミラノまで戻れましたが、この駅から、道なりに歩いていけば、あの壮麗な聖堂が目に飛び込んでくるばすなのに、ない、どこにも聖堂がない、と焦ることになりました。あー一波乱が又やって来た・・・もっともっと下調べをしておけば、ここでもこんな思いをせずに済んだのに、余りにも安易に考えた結果です。


上記の待合室の入り口に券売機がありました
試してみましたが、操作は分かり易く簡単でした
地元の人が切符を購入していましたが
ちゃんと切符は出ていました
お金はコインのみ




さて駅舎を出ると左方向に行きます。すぐに突き当たるので右へ。田舎道ですが、目の前はもう修道院の塀になっています。突き当たりの道を右へ曲がります。この日は、霧が出ていて、周辺何も見えませんでしたが、晴天なら、塀の向こうに、ディズニーランドのお城のような塔が見えるのだとか。きっと前項に載せた修道院全景の上部にある青い塔が望めるのだろうと思います。


駅を出たら左へ(左しか行けません)
突き当たりを右へ
更に突き当たるので右へ
田んぼのあぜ道を歩いて行きます

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パヴィア修道院(La Certosa di Pavia)への行き方 その2.

2019年12月10日 | パヴィア修道院

修道院全景

当修道院が発行してる小冊子より


■2018年12月26日

ミラノ中央駅から地下鉄でロゴレド駅へ行くには、路線「M3」に乗車します。ミラノの地下鉄は、縦横無尽に走ってはいるものの、4つある路線は色分けがされていて分かりやすいです。M3は黄色。降りるロコレド駅は、M3線の終点サンドナートの一つ手前の駅です。車内にも路線地図が貼られています。安心して乗って下さい。


地下鉄は色分けされていて分かりやすい
ロゴレド駅へ行くにはM3
地下通路では黄色の帯を目指して進む


地下鉄の乗り方も難しくはありません。切符はを改札の投入口に差し入れて、バーを手で押し開けます。挿入した切符は出てくるので、取り忘れないようにします。出るときも、同じように当切符を投入口に入れてバーを開けて出ます。同じ交通機関を利用するなら切符は往復買っておくのがやはり効率がいい。私はてっとり早くタバッキで買いました。



ロゴレド駅では、地下通路がFSの駅、正確にはトレノルド線になりますが、外に出ずとも鉄道駅と通じています。ロゴレド駅は近代的で驚きましたが、それだけに不安もなく電車を待つことが出来ました。トレノルド線は、田舎のぽつんと立つ駅舎、駅員も居ない路線というイメージがあったのですが、なかなかどうして立派なものです。もっとも、目的地、降り立ったチェルトーザ・ディ・パビア駅は無人駅で、一気に不安になりましたが^^;


地下通路と通じている駅構内


それにしても、あのトレニタリアの時刻表はどういうことだったのかしらん。いくら考えても分からない。列車を待つ間、あれこれとちいさな脳みそを働かしてみたけれど、私には理解ができませんでした。ミラノ中央駅から、乗り換えはするけれど、チェルトーザ・ディ・バビア駅まで簡単にアクセスできるはずだったのに、イタリアはやっぱりそんなに甘くない。


おしゃれな立て看板でしょ♪


今年こそ、走らずに済む旅行が出来ると思ったのになぁと、やけにおしゃれな立て看板に感心しながら列車を待っています。このあと、もう一波乱起こることも知らずに・・・


この電光掲示板の下で、わたしも時刻表をにらみつけています


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