イタリアより

滞在日記

Camogli(カモッリ)にて

2012年12月24日 | ジェノヴァ

窓を開けたらー☆


ジェノヴァから普通列車で、約40分リグーリア州の海岸にある「カモッリ」という町に着きました。日本ではまだそれほど知られていないこの町に私が来たかった理由は、クリスマスイブの今日、この港からサン・フルットゥオーゾ修道院に船が出ると知ったからでした。


海の中のキリスト


この修道院は小さな島にあって、その海の底にはキリストの像が沈められています。この海で亡くなった人たちの霊をなぐさめるためなのだそうです。私はキリスト教徒ではありませんが、この話をずっと以前にテレビで知って行ってみたいと思うようになりました。


テラスの水鳥


ところが、ホテルにチェックインしたときに、フロントに聞けば、お天気が悪いので今日は多分船は出ないと言われてがっかりです。外は確かに雨が今にも降り出しそうだし、海も荒れ気味。私自身もその修道院に行ける確率は低いことを承知の上でここに来たので、仕方のないことなのですが、それでもどうしても諦めきれないのです。


岸壁にたたずむ私…ってそれはないっか^^;


町を散策したついでに、この町にだってインフォメーションはあるだろうと探してみたところ、ホテルから東の海辺に船の切符売り場を見つけました。そして受付の女性に尋ねると、どうも午後4時に一便船が出る予定らしいと分かりました。今、カモッリは午後3時、もう少ししたら出かけてみようと思います。お天気は相変わらずどんよりしているし、海も波がある、この予定もお天気次第で中止ということになるかも知れませんが、ダメ元です。


えっ?アルファ?


散策中に見つけたカモッリのゴールデン・レトリーバー犬。駆け寄ってほおずりしたり、なで回しました。見るからに男の子です。彼、じっとされるがままでしたが、何だか迷惑そうでした。ごめんなさい。それでは行って来ます。
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ジェノヴァをあとに

2012年12月24日 | ジェノヴァ

ジェノヴァ・ポルト・アンティーコ


ジェノヴァの朝を迎えています。12月24日の午前8時です。昨日は一日町を歩き通しましたが、心配した雨も降らず、それどころか少しお日様も出てきて、ビニール傘が邪魔でした^^;


マリス海岸通り


昨日の午後は海岸通りまで、ジェノヴァらしい風景を楽しみました。詳しくは又後日記しておきたいと思いますが、駅を出て中心地に向かい、ぐるりと海岸通りを回って、起点の駅に帰った散策コースでした。


Bigoに乗って


一日だけでしたが、やはりこの町に立ち寄って良かったと思います。実は、イタリア語の先生が、ジェノヴァは「Brutto」と言って、自分ならフィレンツェに行く、と、今回の私の旅行の計画を聞いて、そう言いいました。Bruttoというのは、醜い、汚い、不快という意味なのですが、彼がそういった理由も分からなくはなく、でも、それはこの場所に来て初めて実感するからなのでした。何でも経験してみなければ分からないですよね。


このホテルを今から出ます(^^)頑張るぞー


さて、これからホテルを出て、鉄道に乗ります。駅は目の前なので楽だし、切符は昨夜買っておきました。問題は、駅のホーム。遠いし、エレベーターやエスカレーターは一部だけで、どうしても階段を使わなければなりません。体力勝負です。頑張りたいと思います。いよいよ目的地リグーリアへ、言って参ります。
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ジェノヴァ散策・其の一

2012年12月23日 | ジェノヴァ

サン・ロレンツォ大聖堂


ホテルを出てすぐのバビル通りを直進、散策を開始しました。世界遺産に登録されたガリバルディ辺りには豪華な宮殿が建ち並び、当時のジェノヴァの豊かさが偲ばれます。観光本と地図を手に赤の宮殿や白の宮殿を始め、沢山の貴族の邸宅を見て回りましたが、見学する人も少なくて今年もオフシーズンのメリットを味わいました。

ジェノヴァの見所となるエリアは思っていたより小さくて、のんびりと歩けたのは良かったのですが、教会などはお昼までで閉まるので効率の悪さも思います。そんな教会の一つがサン・ロレンツォ大聖堂でした。例によって、あっちへ行ってみようと寄り道をしながら歩いていたら迷ってしまい、やっと探しあてたのはお昼過ぎ。午後からの見学は3時からなので、さて、どうしようと思案しました。白と黒の大理石で出来た独特のゴシック様式のファサードは、とてもモダンでこの教会はどうしても気になるのです。


コロンブスの家と後方ソープラ門


そこで、逆方向にある「コロンブスの家」を見に行くことにしました。何でも、コロンブスが幼少の頃過ごした家を復元したものらしいのですが、時間つぶしにはいっかと訪ねました。見学料4ユーロを支払い、中にも入ってみましたが、ちょっとお粗末でがっかり。コロンブスと何かゆかりがあるのかどうか分からない衣装を着せられたデパートにあるフツーのマネキン人形が三体、それもその一つはツルツルの坊主頭だし、観光客のイタズラか、何かの領収書がペタリ張り付いていました。他の一体のかつらもずれ掛かっているしなぁ~ハテ、これは直してあげていいものか…一緒に中に入った人が、私に「トロッポカーロ(料金が高すぎる)」と話掛けてきましたが、「シーシー(はい)」と苦笑混じりに応じる他はありませんでした。


マネキン人形のある「コロンブスの家」にて

ビニール傘を持ってハイチーズ

結局、雨は降らなかった(-_-;)


「ディソープラ」


そうそう、ランチに良い場所の情報です。ネットで知ったのですが、思い切って訪ねてみました。レストラン「ディソープラ」。ドゥカーレ宮殿の中2階にあります。セルフで好きなものを好きなだけ食べられるランチビュフェで、土日は17ユーロでした。ジェノヴァの家庭料理が味わえて、お水やジュースなどもこの料金に含まれます。味も美味しくて私は満足でした。イタリアでは一人で食べるとなると一品は多すぎて他の料理は頼めないし、こんな形のお店があちこちに増えたらいいなぁと思います。


どれも美味しかったです



ピアッツァ・デ・フェラーリ側から入る


なお、場所はフェラーリ広場側から中へ入ります。階段を上がって2階へ。トイレは一階のバールにあります。食事のあと、領収書を持っていけば、このバールで食後のエスプレッソが飲めます。

そしてそして



ジェノヴァで見つけたグロム!!勿論、ピスタッキオを頼みました。お店はなんと、サン・ロレンツォ大聖堂の真ん前。聖堂に行くのを諦めていたら、このジェラートも食べられなかっに違いありません。ハイ、ドヤ顔して食べました(*^_^*)
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母を訪ねて三千里

2012年12月23日 | ジェノヴァ

朝食のレストラン

今、日本は23日日曜日の夕刻ですね。こちらは午前8時を過ぎました。先ほど朝食を済ませ、部屋に戻ってきました。昨夜は分からなかったですが、ここは雰囲気のあるやはりいいホテルです。お客さんもそれなりに居て、寂しくありません。ヨーロッパの人たちばかりで、皆さん、とても品がいい。アジア代表の私も日本人の名誉にかけてお行儀よくしなければ(*^_^*)


オムレツを焼いて貰いました


朝食の種類は、ほどほどで私にはちょうど良かったです。沢山あると目移りして大変。シェフの女性がオムレツを焼いてくれるのが嬉しかったです。きのこを沢山入れてもらって、タマネギやベーコン、チーズも入った熱々のオムレツは、イタリア人にありがちな塩辛さもなく美味しかったです。

ここには、お年寄りのベテラン支配人とおぼしき人がいて、ニコニコとお客さんを迎えている、笑顔に勝るサービスはないですね。果物とトマトを添えて、少し甘めのデニッシュ、そしてコーヒーで食事を終えました。


一階のサロン

サロンには、大きなクリスマスツリーが飾られていて、とても綺麗。横にはバーもあるから、今夜は人々で集うかもしれません。



さて、私も支度をして町巡りに出ようと思います。このフロントで地図も貰いました。(地図の読めない女のくせして^^;)ジェノヴァで日本人にとってなじみがあるのは、アメリカ大陸を発見したコロンブスの故郷ということと、アニメ「母を訪ねて三千里」の舞台がこの町だということでしょうか。私も、世界遺産を訪ねて三千里~迷子になるのも覚悟して、行って来たいと思います。あっお天気は今ひとつなので、持参した百均のビニール傘も持って(*^_^*)
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ジェノヴァに無事到着

2012年12月23日 | ジェノヴァ

私が貸し切った、リムジンの「ボラバス」

少し前に無事にジェノヴァに到着しました。心配していたアリタリアの遅延もトラブルもなく全て予定通りです。それどころか、アリタリア機は新しい機種になっていてとても快適。最新のテレビでは、映画は勿論、画面の中で乗り継ぎが確認できるようにもしていて、そのサービスぶりに驚きました。又、トイレも以前の広さの倍に拡張されていて、こちらも顧客満足を目指す努力のあらわれでしょうか。

ただ、いろいろ画面操作したけど結局は乗り継ぎの情報は最後まで表示されることなく終わってしまいました。又、トイレも綺麗になり広くて快適になったのに、トイレットペーパーがどさっと無造作に積み上げられていて興ざめだったし、構造上仕方なかったのかも知れませんが、便器からトイレットペーパーのホルダーまでが遠いのです。イタリア人は身体が大きいから、ペーパーに手が届くのでしょうが、日本人は小柄だから、お尻をあげて、思いっきり手を伸ばさないと届かない、何で、横に付けなかったかしらん。私は用を足す都度、お尻をあげて、えいやーとかけ声掛けて、ペーパーをひきちぎったのでした。こんなところが、のんびり、まっいっか~のイタリアなのかな。それでも、スタッフの人たちのサービスも良かったし(といっても普通)アホタリア、ボロタリアの汚名返上。私は、今回☆ピカタリア☆と呼んであげました。

さて、ローマに着いたあとのトランジットが初体験でしたが、このお話は又にして、今夜は取りあえず、無事にジェノヴァに到着したことを喜びたいと思います。

ジェノヴァに到着したあと、市内まで出る方法はタクシーかバスになります。タクシーは簡単に乗れて便利ですが、私は今回はどうしてもバスに乗ると決めていました。理由は、タクシー料金をぼられて不快な気持ちにさせられるのがイヤだったのと、宿泊するホテルがバス停からすぐのところにあると調べがついていたからです。

初めての全く知らない小さな夜の空港、バス停がどこにあるか分からず、うろうろしたのですが、もう人に聞くにかぎると、近くにいる人に聞くと、サッカーのトッティに似たお兄さんが、「君が立ってる場所だよ」と笑いながら教えてくれました。そうです、空港を出たど真ん前が停留所。バスがまだ来ていず、その場所にタクシーがすらりと並んでいたから分からなかったのです。そういえば、自販機もある。



ボラバスの料金は市内まで、4ユーロだと聞いていたのですが、6ユーロに上がっていました。でも機械もちゃんと働いて、切符も出てきたし、私はやっと一安心でした。で、このでっかいリムジンのボラバスには、私、一人が乗客として乗り込みました。贅沢なことに貸し切り。運転手さんは、お友達の女性を乗せていて、なにやら楽しそうにおしゃべりのし通しでしたが、私以外にこうして女性がもう一人居てくれたので安心でした。このバスは最終便なので、私を下ろしたあとは、二人で家へ帰るかバールにでも寄るのかな、なんともイタリア式で、楽しそうだった二人の会話はほのぼのとしました。


どういう訳かホテルがグレードアップされていて…

ちょっとラッキーでした(*^_^*)。


ホテルの部屋


私好みのこじんまりとした、使い勝手のいい部屋です。部屋も暖かい。今、カバンに入れて連れてきた愛犬、ゴールデンレトリバー犬の写真とリードを枕元に置きました。いつか一緒にイタリアを旅行することが夢だったのですが、その夢も果たさず今夏逝ってしまいました。

初夢は、君を連れて乗るAZ793便、緑の翼広げて大空の旅


ちょっと感傷的になってしまった^^;
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