イタリアより

滞在日記

アルタムーラ/❝犬のリンゴ❞に乗って

2022年12月28日 | アルタムーラ

アルタムーラの旧市街入口

「Porta Bari/ポルタ・バーリ」

どう頭に思い浮かべても、私の小さな脳みそには「犬のリンゴ」と刷り込まれていて、けれど、「アップル・カーネ(イタリア語で犬の意)」と発音すると、地元の人に通じるのが愉快です。その「犬のリンゴ」に乗って、イタリアでは「パンの町」として知られるアルタムーラへ行ってきました。

Ferrovie Appulo Lucaneの列車

バーリからアルタムーラへ行く交通機関の名称が「Ferrovie Appulo Lucane」(アップロ・ルカーネ鉄道)なのですが、プーリアの大都会バーリの大きな駅の横に立つ、小さな建物が駅舎になっています。インフォに尋ねると、チケットは建物内のバールで買えると言われましたが、このアナウンスは正確ではありません。

通路奥の人だかりがしている場所が切符売り場

というのも駅舎に入ったらすぐ目の前に小奇麗なバールがあるのですが、そのバールでは切符は買えません。通路の一番奥、突き当りの左側にタバッキがあって、切符はここで売ってもらえます。ただし当日使用するチケットのみ。

往復切符を買ったのですが、のんびりと二枚目も出てくる

1枚目「Bari Centrale  Altamura」と表示

2枚目「Altamura Bari Centrale」と表示

見ればたくさんの人が並んでいて時間がかかりそうなので、切符は通路にある自販機で購入することにしました。トレニタリアの自動券売機とは少々勝手が違って、思案しながらでしたが、それでもスルスル購入できたのは良かったです。この自販機はじめ、アップロ・ルカーネ鉄道を利用するにあたっての諸々は、後日詳しくお話したいと思いますが、トレニタリアには背を向け、独自路線を貫くようなこの私鉄はなかなか魅力がありました。

余談

↑ 上記のように読み取り機にかざすと扉が開く

現在有効な❝チケット❞の所有者のみに認める

というような意味の注意書きがある(多分…)

チケットを売るタバッキの横のガラスの扉が、開いたり閉まったりしています。先ほどは「バーニョっ」と叫びながら小さな子供が母親に手を引かれてこの扉の向こうに飛び込んでいくのを見ました。どうもトイレのようです。他の人がするのを真似て、私もやってみよう~。

案の定トイレでした。アップロ・ルカーネのチケットにQRコードが印字されているのですが、この表示を扉横の読み取り機にかざすとドアが開いて中へ入れます。勿論無料です。ちなみにバーリ駅のトイレは有料で一人1ユーロ。うーん…「犬のリンゴ」は素晴らしい!(要注意トイレットペーパーは無し)

コメント (2)
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