イタリアより

滞在日記

これで安心!「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」への行き方.その2.

2024年03月28日 | サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会行き方

「最後の晩餐」鑑賞

2023.12.19撮影

入館すると同時に
皆カメラやスマホを向けました

このブログで紹介しているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ行く起点は、ドォーモ前のトラムの電停「DUOMO M1 M3」/電停№11503」ですが、この電停には他の路線のトラムも停まります。ミラノ市内はこうして路面電車が縦横無尽に走っているので、地下鉄のみならず、トラムを制する者はミラノを制す、かと独り言ちました。

「16番サンシーロ行き」トラムの乗り場

ピザ屋さん「SPONTINI」前

ここからは他にも

12番・19番のトラムや
地下鉄1号線モリーノ・ドリーノ駅へ行くバスも止まる

さて当の「16番サンシーロ行き」のトラムは、乗車後ドォーモを右手に見ながら、ジュゼッペ・マッジーニ通りを左折して、オレフィチ通りへ進みます。S.M.グラツィエ教会までの電停は「Cordusio」「Meravigli」「C.so Mgenta-viaNirone」「L.go D`ancona」と4つあって、5つ目で降車です。教会前の電停の正式名称は、少々長いのですが、もしも、人に尋ねる場合は、最後まできっちりと伝えないと相手には通じません。近辺にはサンタ・マリアの名称が付く教会やその他いくつもの教会が点在しているからですが、私たちが思う程、この町の人たちのこの教会への熱量は高くないのかも知れません。何度も恐縮ですが、正式名称は「Santa Maria delle Grazie-Cenacolo Vinciano」(サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ・チェナーコロ・ヴィンチャーノ)これがトラムの降車駅の正式名称です。

降りる一つ前の駅「ラルゴ・アンコーナ」(L.go D`ancona)を過ぎて
暫くすると前方右手側に教会が見えてきます。上のような光景です

「16番/SAN SIRO М5」駅行きのトラム

このトラムに乗って♪

教会を少し過ぎて右手に降車電停が現れる

「Santa Maria delle Grazie-Cenacolo Vinciano」

ほんと長ったらしい電停名…

ちなみに「Cenacolo Vinciano」というのは「最後の晩餐」の意で
世界遺産ダ・ビンチ作「最後の晩餐」を収める当教会(ドメニコ修道院)は
❛Cenacolo Vinciano❜として認められ、他の教会と一線を画している…

-続く-

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これで安心!「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」への行き方.その1.

2024年03月26日 | サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会行き方

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会前を散歩する犬たち

2023.12.20撮影

知ってしまえば簡単なことでも、初めて行く場所は心もとなさを覚えます。ましてや海外は言葉も不案内。何度も経験していますが、この国で道を尋ねると、時として「ウソ」をまことしやかに伝えてくれるから要注意です。知らなければ知らないと言ってくれればいいのに、何とかして教えてあげようとする、それがイタリア人の親切心。だから、例え間違った案内だったとしてもいつも笑って受け止めていますが、それでは困ることもあるので日本で得られる情報はしっかりとつかんで臨みたいところです。

どの観光本にも載っているし、ネットにもUPされているので今更という感はしなくはないのですが、それでも、「最後の晩餐」を鑑賞するサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(正確にはドメニコ修道院)へ行くに当たり、「ドォーモ前」から「16番」のトラムに乗車、それのみのリサーチで、私は失敗してしまいました。なんと逆方向の電車に乗ってしまったのです。すぐに気が付いて下車、幸い目に留まったメトロの入口に飛び込んで地下鉄でドォーモまで戻ってきましたが、まさかのミステイクでした。どういう訳かミラノのトラムは「循環」しているイメージがあって「16番」に乗りさえすれば教会前に着くだろうと勝手な思い込みをしていたのでした。

『ドォーモ前から16番のトラムに乗る』、確かにその通りなのだけれど、『ドォーモ前から5つ目で降りる』もその通りなのだけれど…。「成程!そういうことだったのか」と、こうして書いている私自身が納得するこの教会への行き方は2024.3月現在、以下の通りです。電停を降りたらすぐ目の前が教会なので、地下鉄で行くより簡単で歩かずに済みます。

『ドォーモ前から16番のトラムに乗る』
乗車する電停は、前述もしていますが、ドォーモを背にして左手に曲がった「ジュゼッペ・マッジーニ通り」にあります。電停名は「DUOMO M1 M3」/電停№11503」です。

そもそも、『トラム16番』は何ぞや?なのですが、この電車はミラノ市内、保育園や学校のあるエリア『M.t Velino』(モンテ・ベッリーノ)から『S.siro StadioM5』(サン・シーロスタジアム)駅を結ぶ路線を走っていて、いわゆる「上り」と「下り」があります。どちらが上りで、下りなのかは置いておいて、S.M.グラツィエ教会へ行く時は『M.t Velino→S.siro StadioM5』に乗車し、帰路はその逆になります。故に往路は旅行本にも説明がある「16番サン・シーロ」行きの電車に乗る、の説明に合点がいきました。要するに「教会」へ行く時に降車する電停は、『M.t Velino⇔S.siro StadioM5』の途上にある、ということ。地図で見れば漠然とですが以下のイメージです。

青い丸がドォーモ前
赤い丸がS.Mグラツィエ教会前

行きの電停は「DUOMO M1 M3/電停№11503」

「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」への往路の電停

名称:「DUOMO M1 M3」/電停№11503」

ここから「16番/サン・シーロ行き」のトラムに乗る

電停の後ろには
ピザ屋「スポンティーニ」や
時計店「VERGA」があります

-続く-

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カタール航空ビジネスクラスQスイートに乗る!その4.

2024年03月15日 | カタール航空

飛行機の窓から見た風景

朝もやにけむる「ザ・パール」(The Pearl Qatar)

ドーハ郊外に作られた人工島に立ち並ぶ街並み…らしい

2023.12.16撮影

このカタール航空のビジネスクラスQスィートのコンセプトはとてもシンプルで『ファーストクラスのようなビジネスクラス』なのだとか。もっともファーストクラスに搭乗したことはないから、比較のしようはないのだけれど『新しいレベルのイノベーション体験』とも銘打っているので、このQスィートが設計された背景には、革新的な技術と斬新な創造性をもってこれまでの常識を覆す、とするカタール航空の心意気を感じます。他社との大いなる差別化と顧客の満足度・期待値を超えるサービスは、まさに画期的。

今後航空業界全体に新しい基準を確立する可能性があって、私たち一般の利用者にとっても朗報です。またまた妄想が湧いてきますが、そのうち『ビジネスクラスのようなエコノミー』が登場するかも!。

サイトより

Qスィートの

シングル(左上)ツイン(右上)
ダブル(左下)・4人掛け(右下)の各座席

★以降は雑記ですが…
今回のわたしの席は往復ともに、飛行機の針路方向とは逆になりました。座席の配列が、前向きと後ろ向きの交互にセッティングされているためですが、機内では全く気になりませんでした。上記の風景も進行方向逆向き席の窓から眺めた訳ですが、違和感もなく、勿論乗り物酔いをすることもありませんでした。もしも逆方向の席に当たったとしても余程の事情がないかぎり心配は無用かと思います。むしろ、窓際席になって、振り返ることなく視線からフェードアウトしていく景色を楽しめました。

後ろ向きの座席でドーハへ

★もう一つ、個人の感想なのでヒソヒソと…
前述しましたが、機内食は好きな時に、好きな料理を楽しむことができる「オン・デマンド方式」(リクエストしたタイミングで提供される)で、「アラカルトメニュー」(単品でオーダー)から選べます。

食事のメニュー
撮っていませんでしたが
日本語表記もありました

頂いた機内食

わたしもあれこれと頂きましたが、帰りの便で頼んだ「和食」だけは今一つ。ご飯に大味な魚と煮物がセットされただけのワンプレートで、お味噌汁の味付けもお白湯のよう…。他の料理の満足度が高かったために、日本食にも期待を寄せたのですが…。

数々の賞を総なめにした感があるカタール航空と言えども、さすがに調理法や盛り付けに繊細さが求められる、世界無形文化遺産の「和食」には力及ばす…か。ところが…

他の料理のクオリティに比して
残念だった「和食」(個人の感想です^^;)

そんな感想が尾を引いている矢先、なんと新メニューが登場しているではありませんか。わたしの愚痴が直ちに伝わったとは思わないけれど、機内食に於いて顧客からのフィードバック(食べ残された料理)は、サービスの改善や顧客ニーズの理解に不可欠で、顧客満足の向上と期待値を超えるサービスを両輪にした、❛ 力及ぶ ❜ カタール航空の底力を垣間見たようです。

-完-

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カタール航空ビジネスクラスQスイートに乗る!その3.

2024年03月12日 | カタール航空

どこを向いても
キラキラなハマド空港

2023.12.27撮影

どのクラスに関わらず、機内で困るのが座席周りの「スィッチ」です。機械の操作にうといので、あちこち触っては失敗することがあって、「うやみに押すなスィッチ」が私の旅の心得の一つです。

そうはいっても操作してみないと分からないし、と押したら、忙しいCAさんを呼んでしまって謝ることに…そんな経験を経て勘(これは押すとマズイみたいな~)も働くようになった上、最近はピクトグラムの表示に助けられています。しかしながら、それでも ❛うやみに押すな~❜ なのですが、そもそも目的に適うスィッチがどこにあるか…まるで座る客を困らせるかのよう…はっきり言って複雑で多すぎる…。

分かりやすい操作パネルがはめ込まれた
カタール航空Qスィートのキャビン内

Qスィートのキャビン内では、シンプルで分かりやすい操作ボタンにくわえ、その反応が早いのには驚きました。もっとも今の時代、これがフツーだと思うのだけれど、そうでないことが多々あるのでこの空間の快適さには更に感心することになりました。寝るだけでいいと言ったけれど、目の前にある心地よさは何とも抗し難い。

大画面のモニターで見る映画は迫力がありました
リモコンもスルスルと反応してストレスフリー

2023.12.17機内にて撮影

時系列が前後するのですが、就寝時、フルフラットになる席はマジックのようだといつも思います。座席として使用されている椅子なのに、機能がアクティブになるとベッドヘと変身し、操作パネルやリモコンは、まるで魔法の杖のよう。

そういえば、ここはアラブの国…ならば「アブラカタブラ♪~」いや「開けゴマ!」かなどと、まるで子供のようで、一人悦になっていましたが、椅子は次第に水平になり、背もたれがゆっくりと倒れていく。そうしてやがては狭い空間に広々としたベッドが現れるのだから、やっぱりリマジックですね。

『אברא כדברא~♪』

変身した私↑

な訳はなく…

公式サイトより

まさに上記の体勢朝までぐっすりと寝ることが出来ました

余談

カタール航空のサイトでは、座席周りが紹介されています
目を通していれば身の回りがより分かりやすいと思います

なお、モニターに付いているテーブルを引き出す時は
ちょっと上に持ち上げて引っ張るのがコツです

私は少々もたつきました💦

CAさんがテーブルセッティングしてくれはするのですが…

A350-1000 Qsuite シングル座席

                                                                               -続く-

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カタール航空ビジネスクラスQスイートに乗る!その2.

2024年03月10日 | カタール航空

ハマド国際空港にて

頭上には

ゲート間を結ぶ無人のシャトル電車が走る

2023.12.27撮影

カタール航空の東京発ミラノ行きの旅程は、先ずは羽田からドーハ・ハマド国際空港へ向かい、その後ミラノ行きの便に乗り継ぐスケジュールです。羽田を23時55分に出発だったので、搭乗と同時に就寝になりますが、それでもウェルカムドリンクの提供と、CAさんからはメニューの配付があって食事内容の説明を受けました。欲しいものがあれば、その折々に申し出れば良いシステムのようなのですが、さすがに深夜でもあるし、私には「寝る」ことが最優先事項なので今は何もいらない旨を伝えて早々に横になりました。

食事時には可愛いランプが灯され
丁寧なテーブルセッティングが嬉しかったです

そもそも、渡伊するにあたってビジネスクラスを利用したいと思い始めたのは、2017年の旅・機内での出来事がきっかけでした。痛い足を引きずって、お尻に走る激痛に耐えながらよくあの公園を歩けたものだと当時を振り返ってもそう思います。ニッコリ笑って記念写真まで撮っている…という訳で、身体を横にして休める、そんなシートを乞うようになったのでした。だから特別なサービスもいらないし、食事だってフツーでいい。楽な座席さえ確保できれば~なのですが、こんな旅行者は他にも居るはずで、いつか「楽々シート180」(kazu命名)なるものがリーズナブルな価格で提供されることを願ってやみません。

スープも美味

厳選素材で調理された「シェフのスープ」だそうな

とはいうものの、機内ステイも旅行の楽しみの一つで、中でも食事は大きなウエイトを占めますが、同航空の機内食はその評価にたがわず、どれもレストラン仕様の美味しさでした。往復ともに親切なCAさんに勧められるまま前菜からはじまって、スープやメイン料理、デザートもお願いしてしまいましたが、やっぱり一皿は多くて、決して小食という訳でもないのだけれど、頼んだ料理を完食するのは少々一苦労でもありました。それでも、以前搭乗した、今は無い「アリタリア」の雑な機内食を思えばもう極上です。ワインリストを見れば、機内で出されるメニューとは思えないほどの豊富な種類のワインが紹介されていて、愛飲家には更なる楽しみが加味されることだろうと思います。

余談

Diptyqueのアメニティ

手のひらに乗せるだけで
いい香りが漂います

配られたアメニティの質の良さにもビックリ。フランス・パリ発の「Diptyque(ディプティック)のローションとクリームその他がセットされていましたが、フェイスクリームが私にはよく合って重宝しました。手元にある、持ち帰った小箱を開けると今でも良い香りが漂います。さすがフレグランス・ブランドという感じ。

ロンドンのブランド「ザ・ホワイト・カンパニー」の長袖パジャマ

材質はポリエステルとコットンの混紡で

長パンツは襟ぐりと同色の紺色でした

身長155センチ体重48キロの私に

Sサイズはジャストフィット

又、パジャマも着心地がよく、洗濯してもへたらない。

-続く-

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする