イタリアより

滞在日記

トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方(3)/往路のバス停

2024年09月12日 | トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方

聖堂前から
トリノの町とポー河を望む

2023.12.23撮影

列車の遅れもなく、無事にトリノに着きました。トリノの鉄道駅の正式名称は、「Stazione di Torino Porta Nuova」(トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅)/略称:「Toirno.P.N」といいます。以前この駅に降り立った時には工事中だった構内は、随分と拡張され、駅舎もすっかり綺麗になって年月の流れを感じます。そういえば、あれから8年も経っているものね…と少々感傷的な気分にも浸りながら、先ずはバス停の確認です。

2023.12.23撮影

すっかり綺麗になった
「トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ駅」

目の前の通りは
「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通り」

駅前はヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りといいますが、聖堂に行くためのバス乗り場は目の前にあって安心しました。「68番」のバスの行程も確認したし、これで間違いなく、聖堂へ行ける!あとは、当のバスに乗るだけで、半ば目的は達成か…と顔がほころんだのも束の間のことで、えっ?そういえば、バスのチケットはどこで買う?どこに売っている?

トリノの鉄道駅を出てすぐ前がバス停

駅前から乗った
「68番バス」では

22番目のバス停
SASSI-SUPERGAで下車

大抵、バス停近くにエディーコラ(新聞スタンド)があって、あるいは自販機で切符は買えると軽く考えていましたが、ない…切符売り場がない…券売機もないしエディーコラも立っていない。駅周辺をウロウロとしながら、道行く人にも聞いてみましたが、皆、一様に知らないというではありませんか。こんなに沢山の人がバスを待ち、乗車しているのに、切符売り場を知らない?

そっか…わが田舎町でも、今時バスに乗るのに紙の切符なんて使わないよねぇ…スマホのアプリか、イコカやスイカのicカード…。事前にリサーチしていなかったことを悔やみながら、「バスの切符売り場」を探し回る羽目になりました…

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トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方(2)と普通切符の「掟」2024.

2024年09月09日 | トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方

ミラノ中央駅西口に飾られた

クリスマスツリー

2023.12.23撮影

イタリアでは、今以て(もって)駅のホームに入るまでが一苦労。切符を買って一息ついても、そこから更に列車に乗り込む、もう❛ひと手間❜が待っています。しくじると罰金も科せらる厳しい掟のあるトレニタリアです。

構内では、旅行者が一様に見上げる電光掲示板ですが、この掲示板で最終確認しないことには当の列車には乗れないのです。切符にある列車番号「RV2022」と行先そして発車時間を確かめて、先ずは運行していることに安堵しました。以前、公式サイトに記載されている列車が、掲示板に表示されないことがあったからですが、ここはイタリア、未だにこんなことが起こるのです。さて、次に待つのは何番線のホームに列車が入るのか…今更ですが、この掲示板の見方を復習です。

駅構内の電光掲示板は二種類あって
★出発時刻を見るなら「PARTENZE」(出発時間)
★到着時刻を見るならば「ARRIVO」(到着時間)

左から

★運行列車
★列車番号
★行  先
★発車時刻
★遅延時間
★列車情報
★ ホ ー ム

上記では、「トリノ行き」列車「RV2022」の発車ホームは
まだ決まっていず、掲示板をにらみつけているところです。

当日券売機で購入した
ミラノからトリノまでの
普通列車の切符

※この切符でも刻印(CONVALIDARE)は必要

電光掲示板を見ても分かるように、同時刻に発車する列車は何本もあって、この「列車番号」を確認するのはとても重要です。又現在、現地で購入した普通列車の「紙の切符」に、上記のように出発駅・到着駅とともに、日にちと時刻が印字されている場合は、当の列車にしか乗れなくなっています。

以前は、出発駅と到着駅のみの印字で、購入した切符の4時間以内なら、どの列車にも乗車可能だったのですが、電子チケットが登場したと同時に、約款が変更されました。地域によっては、以前と同じルールが適応されることもある、としていますが、「不正乗車」を防ぐ目的で、今後は、普通列車と言えども、当日窓口や券売機で購入した普通列車の切符は、順次、指定された電車にしか乗車できない規則に置き換わっていくのかも知れません。ちなみに以下は、2023.12.20にミラノからローディまで、当日券売機で購入したトレノルド線の普通電車の切符です。

トレノルドの普通電車は
2023.12.20現在
今まで通り…のようで

「刻印から6時間有効」
同日・同種類の他の列車に乗車可能

-続く-

 

 

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トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方(1)と新制度「ETIAS」情報

2024年09月07日 | トリノ・「スペルガ大聖堂」への行き方

AIで加工したスペルガ大聖堂

原画は2023.12.23撮影

※「ETIAS」(欧州渡航情報認証制度)が
いよいよ2025年から始動します
現時点で分かっていることと
注意事項を後述します

久しぶりの更新になりました

「S.M.Dグラツィエ教会」に続いて、トリノの「スペルガ大聖堂」への行き方も追記しておこうと思います。「2023年版行き方シリーズ・第二弾」となりますが、ミラノから日帰りできるのでお勧めしたい聖堂です。この場所への行き方は、公式サイトにも「Dalla Stazione di Porta Nuova: linee 61 o 68 direzione Sassi.」とあって、要するにトリノ駅前からバス61番か68番に乗って「Sassi.サッシ」方向へ行く。帰りはその逆のコースをたどればいいのだと安心しました。が…、そうは問屋が卸さないのがこの国です。

ちなみに、「そうは問屋が卸さない」は、物事は簡単には進まず、思い通りにいかないことを意味する言葉。予想外の困難や障害に直面することや、自分に都合がいいように行くものではないことを表現する(by AI)…まさしくその通りでした。

上記写真の原画

2023.12.23撮影

先ずはミラノからトリノまで、列車で移動します。これまでの経験から冬の北のエリアでは、山の上や丘のてっぺんには、午前中、霧が出たり朝もやが立ち込めたりすることから、この日は午後の聖堂開館時間2時半に合わせて、午前11時過ぎの列車で移動することにしました。

券売機でチケット購入

ミラノ11時15分発
1.CLASSE(1等席)
料金:18.65€
列車番号RV2022

ミラノ中央駅はオフシーズンとはいえ、混雑はやはり避けられません。近距離の車内でも、クリスマスを控えた帰省客なのでしょう、乗客は多いです。こんな時、前述もしていますが、快速の普通列車(RV)の二等車輛は座れないことがあります。イタリアの人たちは、座席に荷物を置くし、長い足を延ばして座る、そうしてゆずるということをしない。そんな光景を目の当たりにするとストレスにもなるからと、この日は一等車の席を券売機で購入しました。今更ですが、この自販機の前に立つと深呼吸をして、機械相手にご挨拶~「宜しくね・固まらないでね」と。

挨拶に気を良くしたのか、機械はスルスルと反応して切符は無事に手元に出てきましたが、実は、支払い画面を見て、しばし目が点になりました。何故か、分かるでしょうか?そう、高額紙幣が使えるのみならず、なんと「JCB」のクレジットカードが利用できる?ではありませんか。

このクレカ、イタリアのネット決済では不可だし、ホテルの支払いでさえも使えない…なのに、現地で、しかも一番トラブルの多いトレニタリアの自動券売機が受け入れている?…最新モデルの券売機だけれど…でもなぁ…避けた方が良い…と私の頭のアンテナは「不可」のマークが点灯した次第。

利用できないと、カードが戻って来ればよいけれど、万が一飲み込まれたままになるとしたら…ほんとに使えるのかどうか、興味本位で試してみたい気持ちを抑え、じゃらじゃらと貯まった小銭を投入(財布軽量作戦)してチケットを購入したのでした。

結構重要な列車番号

-続く-

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これで安心!「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」への行き方.その3.

2024年04月02日 | サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会行き方

先生に連れられて

子ども達も観覧にやって来る

2023.12.19撮影

観覧後の帰路は、往路の逆をたどりますが、もうこれは簡単です。降車した電停の向かい側に乗り場があるので前述したように、「M.t Velino」行きのトラムに乗ります。のちに時刻表について記しますが、電車はほぼ10分くらいの間隔でやってきます。ここから乗車する地元の人も結構居るので、最終の見学時間(18時45分~)の帰りであってもそう危険な思いはしませんでした。

降りた電停のすぐ向かい側が帰路の電停です

「16番М.te VELINI」行きのトラムに乗って「ドォーモ前」へ帰ります

教会からの帰路、降りる電停名は「DUOMO M1 M3/電停№11500」。私が当初間違って乗車した電停です。実はトリノ通りにある、サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会のだまし絵を鑑賞後、スペロナリ通りへ入り、ファルコーネ通りを左折した折に「16番」のトラムの電停を見つけ、「あっここから乗ればいいんだ」と早とちりしたのでした。

教会からの帰路に降りる電停
「DUOMO M1 M3/電停№11500」
※「HOTEL RIO」斜め前

往路も帰路もトラムの電停は

ジュゼッペ・マッガジーニ通りにある

以下は教会への往時の時刻表です

左:平日の時刻表

中:土曜の時刻表

右:休日の時刻表

※ogni9:9分毎


トラムは上記の通り、10~15分毎にやって来るのでそう案じなくてもいいですが、どうしても時刻が知りたい場合は以下のサイトから調べることができます。ただ、ミラノ市内の交通状況によっては、というよりここはイタリア…時刻表は日本とは違ってそう正確ではありません。少し早めに電停に行く、くらいで良いかと思います。

ATM

これで安心!

気を付けて楽しんでらして下さい

 

 

 

-完-

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これで安心!「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」への行き方.その2.

2024年03月28日 | サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会行き方

「最後の晩餐」鑑賞

2023.12.19撮影

入館すると同時に
皆カメラやスマホを向けました

このブログで紹介しているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ行く起点は、ドォーモ前のトラムの電停「DUOMO M1 M3」/電停№11503」ですが、この電停には他の路線のトラムも停まります。ミラノ市内はこうして路面電車が縦横無尽に走っているので、地下鉄のみならず、トラムを制する者はミラノを制す、かと独り言ちました。

「16番サンシーロ行き」トラムの乗り場

ピザ屋さん「SPONTINI」前

ここからは他にも

12番・19番のトラムや
地下鉄1号線モリーノ・ドリーノ駅へ行くバスも止まる

さて当の「16番サンシーロ行き」のトラムは、乗車後ドォーモを右手に見ながら、ジュゼッペ・マッジーニ通りを左折して、オレフィチ通りへ進みます。S.M.グラツィエ教会までの電停は「Cordusio」「Meravigli」「C.so Mgenta-viaNirone」「L.go D`ancona」と4つあって、5つ目で降車です。教会前の電停の正式名称は、少々長いのですが、もしも、人に尋ねる場合は、最後まできっちりと伝えないと相手には通じません。近辺にはサンタ・マリアの名称が付く教会やその他いくつもの教会が点在しているからですが、私たちが思う程、この町の人たちのこの教会への熱量は高くないのかも知れません。何度も恐縮ですが、正式名称は「Santa Maria delle Grazie-Cenacolo Vinciano」(サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ・チェナーコロ・ヴィンチャーノ)これがトラムの降車駅の正式名称です。

降りる一つ前の駅「ラルゴ・アンコーナ」(L.go D`ancona)を過ぎて
暫くすると前方右手側に教会が見えてきます。上のような光景です

「16番/SAN SIRO М5」駅行きのトラム

このトラムに乗って♪

教会を少し過ぎて右手に降車電停が現れる

「Santa Maria delle Grazie-Cenacolo Vinciano」

ほんと長ったらしい電停名…

ちなみに「Cenacolo Vinciano」というのは「最後の晩餐」の意で
世界遺産ダ・ビンチ作「最後の晩餐」を収める当教会(ドメニコ修道院)は
❛Cenacolo Vinciano❜として認められ、他の教会と一線を画している…

-続く-

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