トランビアの乗り場
「スペルガ」の駅
2023.12.23撮影
たかが、一介の観光客が訪れる先で、❛行って戻って来られた❜ならば、結果オーライなのに、この時、気になって仕方がなかったのは、「61番」と「68番」のバスって何がどう違うのだろうということでした。どちらのバスも目的地である「sassi-superga」のバス停に到着するのだから、それでいいはずなのに、こんな ❛どうでもいいことを知りたくなる❜ のは私の悪い癖…。
「61番」の乗り場らしい
Fermata: 1830 - VITTORIO EMANUELE II CAP.
(バス停番号1830番ヴィットリオ・エマヌエーレ)
トリノ駅を背にして右手方向徒歩2分
バス会社のサイトを見るかぎり、私が乗車した「68番」は、FSの駅前から乗ることができるけれど、「61番」は駅前には停まらない?…いや、停止はするけれど乗車は不可?。サイトによるこのバスの道行きは、恐らく、復路の終点が「FS駅前」になっていて、そこで乗客を降ろす…だけのように思えるのです。未体験なのでこの疑問は、解けないままなのですが、明らかな違いは、「行先」と「運行ルート」だということは理解できました。
バス「68番」はヴィットリオ・エマヌエーレ通りから
アッカデミア・アルベルティナ通りへと左折していく
「68番」のバスは、「ポルタ・ヌォーヴァFS」((鉄道駅ドリノ駅前))を発車すると、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りから、アッカデミア・アルベルティナ通りへと左折して、街中の通りを進む。そうして墓地のあるノヴァーラ通りを走り、サッシ橋を渡ってコルソ・カザーレへ。
一方、バス「61番」は、バス停NO.1830/バス停名「VITTORIO EMANUELE II CAP.」を出ると、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りを直進し、ポー河に掛かる「ウンベルト橋」を渡っていく…。
「61番」のバスは
「ウンベルト橋」を渡っていく
要するに、市内中心部を抜けて行くか、郊外の川沿いを走っていくかの相違だけなのですが、シーズンになって、観光客が押し寄せ、もしも駅前から「68番」のバスに乗れないということになるならば、隣のバス停「VITTORIO EMANUELE II CAP.」まで歩いて行き、「61番」のバスに乗車するという選択肢もありだと思います。サイトを見ると、通常ならどちらも大体10分~15分の間隔でバスはやってくる。
ちなみに、ストリートビューでたどってみると、それぞれのバスの行先は、町から遠く離れた「SAN MAURO」と「BORGATA ROSA」。双方とも郊外の公立学校のある通りに向かっていました。観光客の注目を集める特別な場所ではなくて、スペルガの麓に静かに暮らす、普通の人々の日常がある、そんなエリアでした。