シルミオーネの船着き場より
2018年12月23日
■2018年12月29日
今年もイタリアに行けた
来年も旅行が出来ますように!
頑張れ私~乾杯!!
来年も旅行が出来ますように!
頑張れ私~乾杯!!
ミラノ・マルペンサ空港からエアチャイナ機CA950便は、定刻通り出発・・・するはずでした。全員搭乗したはずなのに、機内のアナウンスもあったのに、10分経っても30分が過ぎても機体は動く様子はありません。北京での乗り継ぎ時間がタイトな為、大幅な遅延は困るなぁと思いながら、何かトラブルでもあったのかしらん?と首をかしげていると、後方から女性の甲高い声が聞こえて来ました。中国語で勿論何を話しているのか分かりません。が、声は段々と大きくなって来て・・・
前菜とシャンパン
この顛末は“余談”に書くことにして、今回のビジネスクラス搭乗の感想を記しておこうと思います。一言で言えば、わたし的には満足でした。期待していなかったこともあるけれど、CS(顧客満足)度は高いです。女性の一人旅だからといって、慇懃無礼に扱われることもなかったし、CAの男性も女性も皆さんとても丁寧で心のこもった接客態度でした。
取り忘れた写真もあるけれど
一品一品丁寧に供される食事
主菜のシーフード
一品一品丁寧に供される食事
主菜のシーフード
例えばそれは、料理の好みを尋ねるときや、飲み物のオーダー、更には乗客が機内で快適に過ごせるように、そこかしこに気配りや目配りが効いていて、とても安心感がありました。往時の機内では、朝早いミラノへの到着時間に合わせて、朝食の提供も当然早くなるわけですが、寝ている時は、起こしても良いか、と丁寧に聞いてもくれました。言葉は、英語がイマイチ通じない場面もありましたが、そこはお互いに、片言と単語の羅列で用は済み、ストレスも感じませんでした。
エアチャイナに乗る、と言った時、大反対した周辺の意見は何だったのかと思うけれど、それはきっと、今回の旅行において、とりわけ飛行機がらみの大きなトラブルがなかったことと、ビジネス席のサービスの水準が思いも掛けず高かった為、満足度が上昇したのだろうと思います。これがエコノミーだったなら、あるいは飛行機が飛ばないというアクシデントに見舞われていたなら、やっぱりな~みんなの忠告を聞いておけば良かった・・・ということになったのかも知れません。が、しかし中国国際航空・エアチャイナのビジネスクラスは、一考の価値ありです。
余談
後方から聞こえてきた女性の声、CAさんに何かを訴えているようでしたが、その雰囲気から、それが妥当な抗議をしているようにはみえませんでした。CAさんも困っている様子です。そのうち、女性は飛行機の最前方へかけていき、泣き始めました。声は段々と大きくなって、これはもう泣きわめくという範疇です。携帯電話で誰かに助けを求めている様子もみえましたが、掛けた先の電話の相手もどうすることも出来ない、そりゃそうですよねぇ。今まさに離陸しようとしている飛行機から電話を掛けて来られても、してあげられることはたかがしれているし、この状況の解決にはならないでしょう。
女性を説得中
そのうち、保安検査場のスタッフらしきイタリア人も乗り込んできて、女性を説得し始めた様子でした。勿論何があったのか、ことの次第は分かりませんでしたが、どうやら彼らは女性を飛行機から降ろしたいようでした。彼女が預けたスーツケースも飛行機から出されたようで、もう選択の余地もないだろうに。こうして膠着状態は1時間以上にも及び、不承不承ながらもやっと女性が飛行機から降りたことで決着を見たのでした。
でも不思議なんですよねぇ・・・飛行機に搭乗するには、パスポートとチケットを所持して、所定の手続き終えないと乗れないはずなのに、件の女性だって、一連の手続きは済ませただろうと思うのに、彼女の何がいけなくて飛行機から降ろされるはめになったのか・・・