イタリアより

滞在日記

トラーニへ

2022年12月21日 | トラーニ

青空に映えるトラーニ大聖堂

けれど…

鐘楼が傾いている?

ん?

撮り方が悪い?

2022.12.20

前述したとおり、プーリア州の小さな町巡りをしていますが、今日は「トラーニ」へ行ってきました。アドリア海に面したこの町も古い歴史を持ちますが、中でも「大聖堂」はプーリア・ロマネスク建築の最高峰かつ傑作として有名です。

聖堂と顔を突き合わせるように立つ「トラーニ城」

バーリには聖・ニコラという守護聖人が居ますが、こちらも守護聖人は、別人ながら、その名も聖ニコラ・ペッレグリーノ。彼は、ギリシャの巡礼者で、途上、この町で息絶えたのだとか。巡礼中に倒れただけで聖人に列せられるというのも、どこか納得がいかないのだけれど、それなりに、功労があったのでしょう。事前にホームページで確認はしていたものの、内部は大きく修復中で、通常の見学が叶わなかったのは残念でした。

中世シナゴークのあるスコラノーヴァ辺り

ちょっと迷子になったけど…

けれど、晴天の下、聖堂やお城の姿を見られただけでも良かったです。更には、この町の歴史を彷彿とさせる旧市街ユダヤ人居住区も歩けたし、コムナーレ公園からFortino(フォルティーノ)と呼ばれる要塞までも散策できたのは何よりでした。

コムナーレ公園から

Molo sant`Antonio(要塞)を行く

石畳が続く古い町巡りは、お天気に恵まれなかったら足元も悪くなり、それこそ件(くだん)の巡礼者のごとく、きっとどこかで挫折していたでしょう。トラーニの町の散策時には、ちょっとした注意事項もあって、又追々にお話ししたいと思います。

余談

バーリ中央駅から、トレニタリアの普通列車で移動できるのは簡単でよいのですが、相変わらず問題はチケットの購入です。今回も自販機で買おうとしましたが、機械が考え始めて、画面がクルクルと空回り。なかなか支払いまで進まないのです。列車の発車時刻は迫ってくるし、もう諦めて、窓口へ駆け込みました。特急列車の切符でなくても、チケットはちゃんと販売してくれるし、ビナリオと呼ばれる発車ホームまで教えてもらえる…やっぱり「人の手」は機械よりも優れています。

ここでも、右側の自販機が考え中

又、やっかいなのが刻印器 ↓ 

画面の表示は

「チケットを左にそろえる」とある…

コツをつかんで

画面は

「チケットを取り除く」

緑色になって

カシャと刻印されるまで

根気よく

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする