イタリアより

滞在日記

ケーブルカーに乗ってコモ湖を望む

2023年12月23日 | コモ湖

フニコラーレに乗って

2023.12.22撮影

ミラノを出てコモ湖に一泊旅行をしてきました。夏の避暑地なので、この時期に行くのはどうかとも思うのですが、行ったことのない湖だし、景勝地であるならば、冬は冬の景色が楽しめるだろうと楽しみでした。

正面遠くにかすむのはトリノの町だそう

前述したように『船着き場がない!』と立ち尽くすことにもなりましたが、遡れば、ローマ帝国の皇帝たちが好んで保養に訪れ、今もって富裕層の休暇地として人気を誇るこの湖の魅力の一端を垣間見ることができました。

昨日は船上から湖畔の景色を眺めましたが、今日はフニコラーレと呼ばれるケーブルカーに乗って、寒風吹きすさぶ中、山の上からコモ湖を見下ろしました。

余談

コモに到着後、ホテルに荷物を預けて向かった先は乗船場。前述したように「船着き場がない」としばし立ち尽くしたのは、湖岸の全面工事で辺り一帯が更地になっていたからでした。湖岸に柵が張り巡らされていて、どこまで歩いて行っても岸辺に入ることができませんでした。以下が切符売り場ですが、FSコモ・サンジョバンニ駅から続く道を下っていくと、私のように「船着き場がない!」と慌てることになりかねません。湖に向かって右方向「カフェ・モンティ」前が2023年12月22日現在の切符売り場です。

2023.12.22日現在の
「ルンゴ・ラーリオ・トレント」湖岸の様子

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北の湖にて

2023年12月22日 | コモ湖

アルプスを背景に湖水が広がる

今日もお天気に恵まれました

2023.12.21

この国を冬に旅するメリットは、ひたすら人が少なくてゆったりとした町巡りが出来ることです。今年もそんな利点を余すことなく享受しています。それでも、さすが観光大国イタリアです。夏の避暑地である北の湖にも真冬だというのに、旅行者はそれなりにいて、自分ことはさておいて驚いています。

ミラノから列車で訪ねるため、駅から徒歩で向かえること、そうして湖を船で周遊するので船着き場が近いこと、この二つの条件に適うホテルを予約して意気揚々とやってきたのです。それ程広いエリアでもないし、現地に行けば分かるだろうと下調べもせず、たかをくくっていました。

それでも諦めずに乗った周遊船

「船」はBarca(バルカ)といいますが
日本語の発音「ボート」で通じます

ところが船着き場がない!切符はどこで買うのだろう?どこから船に乗るのだろう?本来ならチケット売り場に人が並び、船が行きかっているはずなのに…しばし呆然と立ち尽くすことになりました。。。

余談

ミラノ中央駅からユーロシティに乗ったのですが(ちょっとした落としの穴のある切符の予約については後述します)、以前は駅構内に入る手前で切符を見せねば入場できませんでした。が、今年は誰でもフリーで駅構内に入れるようになっていました。恐らくチケットの確認に手間取って、行列ができてしまうからだと思います。結果、乗り遅れる旅行者が続出し不評だったのでしょう。

その代わりというか、乗車前に、なんと全乗客、身分証明書の提示を求められました。私たち日本人のみならず海外からの旅行者の証明書はパスポート。雰囲気からしてチェックしているのは警察だろうと思います。列車内では勿論、チケットの確認に職員も回ってきます。それどころか、別の係員が、乗客の出身国と目的地を聞くためにタブレットを片手に車内を巡回してきました。

私は無くすのが怖いので、いつもパスポートはホテルに置いて、コピーを持ち歩くのですが、今回はコピーではなく正真正銘のパスポートをバッグに入れていて助かりました。コピーだとどんな足止めをくらったか。イタリアは前にも増して取り締まりを強化している気がします。

コメント (4)
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