イタリアより

滞在日記

番外編の旅in中欧・ブタペストへ

2015年02月28日 | 中欧

ハンガリー・ブタペストのドナウ川クルーズ

国会議事堂のイルミネーション


■2015年2月27日(金)

今日のハイライトは、何と言ってもドナウ川のナイトクルーズでした。市内観光後、日が暮れるのを待って、私たち一行はチャーター便の船に乗船しましたが、想像以上の夜景に感嘆の声を上げました。綺麗ぃ~の連呼です(^^)


ライトアップされたエリザベート橋


オーストリアからバスで移動途中、晴天だったのに、ブタペストに着けば雲が広がって、折角の景色も、カメラの背景が今ひとつ冴えません。どこを見ても、息を飲むほど美しい景色なのになぁ、バックに青空が出ないのは本当に残念です。


川の両岸をつなぐハンガリーのシンボルである鎖橋(くさりばし)



クルーズは、ちょうど見所の多いドナウ川のエリアを40分掛けて、往復するのですが、ライトアップされた国会議事堂や王宮は息を飲むほど美しく、冬の夜空に映えました。雨さえ降らなければ、天空の色は青でも黒でもいい。

しかし、カメラで夜景を撮影するのは容易ではなく、撮っても撮っても、キリがありません。この目にしっかり焼き付けて帰るしかないのですが、それでも皆、川岸に向かってカメラを向けてしまいます。折角来たのだものねぇ。


ドナウ川の真珠と呼ばれるハンガリーの首都ブタペストの夜景


船上から見る国会議事堂はじめ、王宮や鎖橋、そして自由の橋などきらびやかに光を浴びる様は、もう絶景でした。そして今日一日、ブタペストの市内観光をして、王宮をはじめ、マーチャーシュ教会や皇后美智子様も訪れたという漁夫の砦を訪ね、更には地下鉄の乗車体験やら、エリザベートが通い詰めたという老舗カフェ「ジェルボー」でお茶も飲みして、もう盛りだくさんのスケジュールでした。あーやっぱりな・・・


流ちょうな日本語で、それはそれは見事な案内をしてくれたガイドのジョージさん


阪急トラピックスの、“幕の内大盛り弁当”弾丸ツアーは今年も健在でした!!
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番外編の旅in中欧・ウィーンにて

2015年02月27日 | 中欧

素晴らしい眺めだったシェーンブルン宮殿



目がくらんだ宮殿内部


■2015年2月26日(水)

今日はウィーン市内をあちこち見て回りました。中でも圧巻だったのはなんと言ってもシェーンブルン宮殿です。

素晴らしい眺めだった庭園、目にもまぶゆいキンキラキンの宮殿内部・・・んなことはあるはずもなくて、上記の写真は、それぞれインフォメーションに掛かっていた液晶ディスプレイから拝借したものです。冬のこの時期は花一輪咲いてなくて、殺風景な庭だし、宮殿内部の撮影は固く禁じられています。

しかし、以前来た時は、6月だったので、確かに庭園には、色とりどりの花が満開で、とても華やかだったことを覚えています。


本日のシェーンブルン宮殿の中庭

風が吹いて寒かった


いずれにしても、ハプスブルグ家の夏の、いわゆる離宮だったこの宮殿は、豪華絢爛で、女帝マリア・テレジアの権勢がいかに強大だったかを物語っています。ここもナポリのカゼルタ宮殿を彷彿とさせるのですが、そのルーツは、やはりヴェルサイユ宮殿です。この辺りのお話と、マリアテレジアの生涯は、又のち程お話したいと思いますが、今日は、この宮殿内部の見学と、そして夜の部で、やはり宮殿で行われたコンサートに行きました。

特にコンサートは、以前がっかりしただけに、今回は大いに期待したのですが・・・


宮殿内部のコンサート会場


ピアノとバイオリン、オーボエとチェロの編成で、モーツアルトやヨハン・シュトラウスの曲を演奏してくれたのですが、やはり、どこまでも観光客向けのステージで、ちょっとなぁ・・・特にコンサートマスターだと言うのに、彼女のバイオリンの雑な音はどこか耳に障ってちょっと残念でした。前回もそうでしたが、夜遅い時間だけに、彼女たちは早く終わらせて、家に帰りたかったのでしょう。


休憩時間にロビーでくつろぐ


それでも、休憩時間に、ロビーでシャンパンが出て、なんとおしゃれな演出だったことか。二部の部ではオペラやバレエもあって、歌い手や踊り手は一生懸命私たちを楽しませてくれたので、まっ良しとしなければと思います^^;


乾~杯!って何に?


いや、深いことは考えず、明日も楽しみにしたいと思います(*^_^*)。

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番外編の旅in中欧・ザルツブルグ

2015年02月26日 | 中欧

市内を流れるザルツァッハ川


■2015年2月25日(水)


ザルツブルグの市内観光をしましたが、十数年前に来た時の記憶は薄くて、この川のほとりもほとんどといって良いほど覚えてはいませんでした。そしてお天気がいまいちで残念でしたが、それでもザルツブルグはなんて素敵な町だろう、と湖岸をしばし眺めました。

この辺りの旧市外には教会や歴史的に価値のある建造物が沢山あって、北のローマやら北のフィレンツェと呼ばれているらしいのですが、規模は小さいながらも、バロック時代の建物を見れば、長い歴史が伺えて、そう呼ばれるのも成る程と納得させられました。

モーツアルトの生家をはじめ、あの有名な指揮者であるカラヤンの生まれた家や、三位一体教会など、狭いエリアに点在する見どころをチマチマと回りましたが、中でも興味深かったのは、やはりミラベル宮殿でした。


サウンド・オブ・ミュージックの舞台となったミラベル庭園

後ろの階段を、マリアと子供達が「ドレミの歌」を歌いながら駆け上がっていきました。


1600年代、日本は徳川時代になろうかという頃、この地の大司教が、なんと愛人の為に建てたという宮殿がありました。それがミラベル宮殿です。早い話が、町の商人の娘を見初めて囲った訳ですが、当時の大司教は絶大な権力を持っていたそうで、その権勢を誇った証しでしょうか。大体が聖職者たる者は、清廉高潔な人でなくてはならないのに、こうした行状がまかり通るのは、この時代の教会組織そのものが堕落をしていたからに違いありません。

時を経て現在は、市役所や図書館として使用されているそうですが、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台として撮影にも利用されるなんて、まさか、当の大司教は、思いもしなかったことでしょう。


明かりの見える部屋が現在の市長さんの部屋らしい

この市長さんの奥様は、中国の方なのだそう(^^)



市長室から見える、ホーエンサツブルグ城


春や秋には、芝生に色とりどりの花が一面に咲き乱れる見事な庭園になるのでしょうが、この真冬の時期は色花がなくて寂しい。それでも、季節毎の花の盛りは十分に想像も付いて、当時の権力者の勢いを十二分に感じることができました。

写真は撮れなかったのですが、芝生の中央にはギリシャ神話の神々の彫刻も並び、規模は比較にもなりませんが、先年訪れたナポリのカゼルタ宮殿を思い出したのでした。


ミラベル庭園を後に


明日は、ウィーンのメインイベント、シェーンブルン宮殿に行きます。ここも再訪ですが、どんな姿を見せてくれるかとても楽しみです。
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番外編の旅in中欧・ドイツ到着

2015年02月25日 | 中欧

ドイツ・ミュンヘン国際空港


■2015年2月24日(火)

羽田を出発して約13時間、ドイツのミュンヘンに無事到着しました。現地時間は午後5時25分とアナウンスがありましたが、日本との時差はイタリアと同じく8時間。まあるい地球をくるんとすれば、こんなに時差も生まれて、いつも不思議でなりません。

ドイツの国民性は、几帳面で少々気難しいので、入国審査で引っかかる人も出るかも知れませんが、落ち着いて対応して下さい、怪しまれないよう、とにかくニコニコ笑っていましょう、と添乗員さんから注意を受けて、私たちは、頬を無理矢理ゆるめたのでしたニカッ。

やっぱりなぁ~同じヨーロッパなのに、さっさと通してくれるイタリアとは今でも違うんだ。ちょっと緊張しましたが、ツアー全員、すっと通ることが出来ました。ただ一人をのけて・・・


これから10日間、ご一緒するツアーの皆さん

ミュンヘン空港からザルツブルグにバス移動です。


ただ一人、入国審査で足止めされたのは、なんと当の添乗員さんでした^^;どこが怪しげだったのか、まっこんな時、無作為に抽出するサンプリングみたいなモンで、考えれば言葉の出来る添乗員さんで良かった。

思い出すのは、十数年前、ドイツでギターを買って帰った時のことでした。出国する空港の税関で別室に連れて行かれ、ケースの中を調べられた上、随分と質問攻めに合いました。誰がギターを弾くのかという質問に、私ではありません、主人です、と返答すると、貴女が弾けないのなら、歌を歌ってみなさいと、言われてしまいました。

いかつい顔をしたその職員さんが怖くて、一緒に付いて来てくれた、その時の若い女性の添乗員さんと二人して、さくら~♪さくら~♪と歌わされたのですが、今思えば、あれはドイツ人のジョークか。歌い終わったら、拍手してくれたけど、早い話がからかわれただけのことだったのだと思います。なら、そんな怖い顔せず、笑えよ~と、今からでも言いたい。


ホテルの部屋のカーペット


そんな昔の話を思い出しながら、ホテルにチェックインしましたが、部屋に敷かれているカーペットの模様が楽譜になっているのに気付きました。そういえば、ここはザルツブルグです。ミュンヘン空港から約2時間半、バスで移動してきましたが、オーストリアというと、そう!モーツアルトだ。もしかしてこのカーペットの模様はモーツアルトの直筆をデザイン?だんだんと気になってきました。明日、確かめてみようと思います(^^)
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番外編の旅in中欧

2015年02月23日 | 中欧

チェスキークルムロフの町並み

ネットからお借りしました



■2015年2月23日(月)

イタリア旅行の記録も未完なのですが、明日から中欧(ドイツ、オーストリア、ハンガリー、チェコ、スロバキア)へ行くことになりました。今回はツアー旅行です。ドイツとオーストリアは随分前、ドイツの通貨がまだマルクだった頃に訪ねているのですが、ハンガリーやチェコやスロバキアは初めてなので、とても楽しみです。


羽田空港


広島から、先ほど羽田に移動して、前泊する空港内のホテルに入りました。ツアー旅行の出発は成田ではなく、羽田なので気分はとても楽です。午後九時も過ぎると、どのカウンターも閉じられて、空港内の様子は一変、見まがうほど静かで寂しい。空港も夜は眠るのですね。

ホテルはこのエリアの一番端っこにあって、私は初めて利用するのですが、飛行機が着けば、そのまま上の階へ行けばいいだけなので、やはり便利です。


遠くからは壁に見えるホテルの入り口


しかし、このホテルも中国の旅行者が多いのにびっくりしました。確か中国はいま春節で、皆さん大型連休を楽しまれるのでしたよね。この勢い、凄いなぁ・・・


ホテルのロビー


ロビーでも家族連れが写真を撮ったり、地図を広げて明日行くらしい観光地について話し合ったりしていて、とても賑やかです。日本は素晴らしい国です、思う存分楽しんで帰って下さいね(^^)。


ホテルの部屋


ほんとに日本はいい。何よりもホテルが安心です。部屋はほどよく暖かいし、お湯は潤沢に出る、無料のWi-Fiも高速でつながります。不安材料がどこにもなくて、さすがおもてなしの国だと思います。世界に誇れるぞ日本!

と、小さな感動を覚えたところで、そろそろ就寝したいと思います。明日のツアーはなんと35名の大所帯。どんな方達と出会えるのか、楽しみです。

■余談


爆発して火を噴いた電柱


退社時間が間近になって、バタバタと忙しく仕事を片付けていた時でした。バーンっとこれまで聞いたことのないすさまじい爆発音がして、窓の外を見ると、電柱から火が出ていました。

このビルは、ある政党の建物で、新築中だったのですが、もしかしたら、このご時世だし、テロ?と身体が震えました。結局は電柱のトランスの不具合だったようですが、余りにも大きな破裂音だったので、辺りは一時騒然となりました。停電も起こったので、パソコンの電源も落ちて、焦りましたが、他には被害がなかったのが幸いでした。

こうして出発間際に暗雲立ち込め、何やらイヤな予感~^^;いやいや、あの爆発音は、景気づけの花火だと思うことにしよう~とはちょっと無理があるけれど、気を引き締めて、行ってこようと思います(*^_^*)
コメント (4)
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