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イタリアより

滞在日記

パレルモより帰国その5.

2020年01月22日 | パレルモ

素晴らしかったラグーザ・イブラの町の景観


■2019年12月29日

パレルモからローマへ、そしてローマから乗り継いで日本の成田へ帰国(アリタリア利用)しますが、パスポート審査は、昨年(2018年)から電子システムになっています。以下はローマ空港のパスポート審査のエリアにある看板表示ですが、パスポートを専用機の画面に置いて、自分の情報を認知させるよう説明がなされています。これは勿論、ローマ空港到着時の入国審査でも同様です。


パスポートを専用機にかざす


写真は黒いパスポートなので分かりづらく、手のひら認証かと見まがうようですが、こんな風にパスポート番号が記載されているページを開いて、パスポートの情報を読み取らせます。認証が完了するとゲートが開き、次のブースに入りますが、そのブースの少し右上に顔認証を受けるカメラが設置されているので、顔を向けてそのまま数秒保持します。マスクをしていれば勿論外し、帽子も取って顔認証を受けます。無事に完了すると扉が開くので進みます。目の前には、有人審査のカウンターがあって、この審査官からスタンプを貰います。これで出国審査終了です。

これまで、この空港でのわたしたち日本人の出入国審査は、非EU国のレーンの長蛇の列に並んでいましたが、この電子システムの導入により、審査は短時間で済むことになり、日本人もその恩恵を受けることになりました。

上記の看板によると、このシステムが適用されるのは、日本を初め、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イスラエル、シンガポール、カナダ、韓国、ニュージーランド、台湾のパスポート保持者。なお、14歳未満の子供は、これまで通り、非EU国のレーンに並ぶことになります。(この場合14歳以上の親族やその他同伴者も一緒に審査が受けられます)。ただし、ローマでのこの電子パスポート審査は、設置されている場所や規模から考えると、どうも試験的要素があるように思います。いつ又変更になるか、これはあくまで2019年12月29日現在のシステムです。


「All passaports」(非EU圏)ではなく
左側、黄色の矢印 “日本” 表示レーンへ進む


以上、出国審査を通り抜けたら、あとは搭乗口E19へ向かうだけです。ここまで来たら、さすがに帰国後に待つ主婦ならではの日常の煩雑さが思い浮かんで、少々憂鬱な気分にもなるのですが、それはまあ仕方ない。現実があってこそ、帰る場所があってこその旅ですもんね。


とうとうDuty-Freeのエリアに来た
ここに来ればもう“イタリア”じゃない・・・
ちょっと寂しくもなる瞬間


そうそう、これも、昨年(2018年)のこと。アリタリアのラウンジが、新しく搭乗口までのEのエリアに出来ました。ゆっくり過ごす時間はなかったけれど、パスポート審査が思いがけず早く終わったので立ち寄ってみました。ガラス張りの、明るく広いフロアで、中央には、結構充実した料理の品数が並んでいます。機内では搭乗後すぐに食事が提供されるのだけれど、パレルモのホテルの朝食が、7時半開始だったため間に合わず、お腹はぺこぺこです。少しだけ頂きましたが、味もまずまずでした。イタリアはいろんなことが変わるけれど、顧客を見据えての変化は嬉しいですよね。


昨年(2018年)新しく出来たラウンジ「CASA ALITALIA PIAZZA DI SPAGNA」


余談

もう一つ朗報。2020年3月から、全日空との共同運行で、アリタリア機は羽田-ローマ間を就航します。私のような地方在住者には、願ってもないことで、イタリアが近くなりました。といっても、ほんのほんの少~し・・・だけだけれど。
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パレルモより帰国その4.

2020年01月19日 | パレルモ

椰子の木が生い茂るノルマン王宮前のボナンノ公園(ヴィットリア広場)
この公園を造営した当時の市長ボナンノさんの名が冠されている

幾度もこの場所を通りました



■2019年12月29日

パレルモからローマ・フィウミチーノ空港まで、アリタリア機は30分遅れで出発しました。初めて一人でイタリアに来た時は、空港の乗り継ぎが一番の不安要素でしたが、それは今も変わりません。後で考えると、大胆不敵な行動だった(でもその時は知らぬが仏)、と回想もするけれど、根は小心者のわたしです。

ローマ空港の乗り継ぎも、行くたびに経路が変わっていて、多分それは長い間の飛行場拡張工事の影響だと思いますが、出国・入国の審査も端折られて、大きな?が頭に点灯したことがありました(日本を出てイタリアに入国していない・・・イタリアから出国もしていない・・・わたしは一体何処へ~)ですね。

又、ある年は、臨時に設置された、どこなのか分からん不思議なゲートから、バスに乗って、しかも二度も乗り換えさせられて搭乗したこともありました。そろそろ落ち着いて欲しいと思うフィウミチーノ空港ですが、まだまだ新しいエリアの建設構想があるようで、またまた右往左往することになるのかと思うと、正直もう辟易だなぁ~と、ブツブツグチっていたら、ローマに到着です。


国内線エリア/ターミナル1.入り口
電光掲示板を確認する


前述もしましたが、イタリア国内の移動なので、フィウミチーノ空港では、国内線のエリアであるターミナル1にアリタリア機は到着します。今回は沖止めだったので、飛行機のタラップを降りて、このエリアまでバスが運んでくれました。皆ぞろぞろ降りてT1の建物に入ります。先ずは、ここでも電光掲示板で、次に乗るローマ~成田便の情報を見ます。結構ギリギリにならないと搭乗口は決まらないようなのだけれど、アリタリアの成田行きは、大抵Eのエリア20辺りなので、その心づもりをして歩いて行きます。


電光掲示板(左から)
14時55分発
Tokyo行き
AZ784便
搭乗エリア:E
ゲートは未発表 


いよいよ出国審査のエリアに入ります。以前初めてイタリアに行く友人から、出国審査や入国審査へはどうやってたどり着くのかという質問を受けたことがありましたが、自分が乗る飛行機の搭乗口に行く過程で、いずれも必ず通ります。実は、私も初めてのイタリア入国時に思った素朴な疑問でした。まさしく、今更聞けない・・・類いの問いなのだけれど、知らないことは知らないし、分からないことは分からない。


アリタリアの場合、大抵出発エリアはE20あたり
最終的には、この日、E19が搭乗口でした
まだまだ歩いていきます


そうそう、ここ数年で大きく変わったこともありました。パスポート審査です。これまでは、審査のブースで、ずらりと並んで、何やら恐~い雰囲気の係の人から一人一人厳しい(と感じる)チェックを受けていましたが、今は、ここでも器械で手続きをします。昨今、AIの研究が進んで、ロボットやコンピューターが人の作業を担うようになり、いずれ無くなる仕事として、その職業が順位付けまでされていますが、まさしくその一端を垣間見た思いです。さあ、これから帰国手続き~最後の関門、出国審査です。
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パレルモより帰国その3.

2020年01月16日 | パレルモ

ラグーサの大聖堂

思い出に深く刻まれる町でした


■2019年12月29日

私の前にチェックインの手続きをしていた旅行者は、荷物の計量で引っかかったようで、そのデジタル計の画面が後ろから見えるのですが、34キロを表示しています。当人達はその重さに驚く風もなく、多分確信犯・・・はなっから超過料金を支払うつもりのようでした。そういえば、随分前のこと、ローマからフィレンツェへの国内線で、荷物の重さの追徴金を取られたことがありました。わずか1㎏のオーバーだったから中の荷物を少し出せば済んだのに、その手間を惜しんで、当時日本円にして4000円を支払ったことを思い出しました。その時は、裏手にある専用カウンターでお金を払い、領収書を持って、改めて手続きをしましたが、パレルモではその場で支払うんだ・・・と、その光景を眺めていました。


アリタリアのチェックインカウンターはA25でした


ところが、当の旅行者が提示したクレジットカードが、器械から何度も跳ねられて、なかなか支払いが終わりません。アリタリアの職員も当事者も焦る風もなく、のんびりしたものです。器械の調子を確かめたり、カードの有効期限や情報を確認したりと、待たされること、なんと40分余り。後ろを振り返ると、さすがに人が列を作っていて、その人波が前へ前へと押して来ています。私は、次の番だから待機するエリアに居ましたが、それより後方の人達は、後ろへ下がれと叱られもして・・・これが日本人なら、他のクレジットカードを差し出すか、現金で支払うだろうにと、手続き中の彼らを眺めていましたが、それでも後方からブーイングが起きないのは、この国のおおらかさか。日本なら、短気な旅行者がたまに居て、舌打ちやこれみよがしのため息が聞こえて来そう・・・と両国を密かに比べもした次第。


パレルモの空港ピアノ
弾き手は誰も居なかったけれど


さて、チェックインを済ませた次の行程は、受け取ったチケットを持って(荷物のタグの半券が目的地になっているか要確認)、ここでは、更に上階へ上がります。エスカレーターやエレベーターで三階に行き、手荷物検査を受けます。入場口に設置された器械にチケットをかざして、バーコードを読み取らせ通り抜けます。ここではパレルモからローマへの国内線なのでイミグレーションはありません。保安検査場に入場するのにチケットを見せて(これまでは係の人がチェックをしていましたが、今はもう器械相手です)、ここもさっさとクリアしてしまいましょう。この器械の前には、空港のスタッフも立っていて、慣れない旅行者を導いていましたが、シーズンになれば相当混雑するだろなと思います。

※二階にセキュリティチェックが一つありますが、そこではありません。三階に上がります



三階・黄色の矢印がセキュリティチェックの入場口
チケットのバーコードを器械にかざして入ります


こうして、持っているチケットで入場できたら、いよいよ手荷物検査です。小さな地方空港でも、この検査が一番時間がかかる。この日は、右側と左側に検査レーンが分かれていて、右の列は人が並んで、混雑しているのに、左側ががら空きです。優先レーンなのか迷いましたが、左右両サイドの列に向けて、共通で進めの矢印の標識があってどちらでも良さげ~。時間はたっぷりあるので、ダメなら元に戻ればいいと、空いている左側のレーンに進むとあっという間に検査は終わりました。皆が並んでいるから、右へならえ~ではなく、左に行って良かったです。こんな時でも、ちょっと頭を働かせ、“自分で考える”私の旅の鉄則第一項です。もっとも、考えた結果失敗もするのだけれど。


パレルモ発ローマ行き
この日は搭乗口が15番でした


パレルモからローマまで、手荷物検査が最終の搭乗手続きです。あとは、電光掲示板で搭乗口の番号を確認します。パレルモの空港は、小さな空港なので、搭乗口からもここに到着した飛行機から旅行者が出て来ます。旅立つ人あれば、降り立つ人もあり、見送る人あれば迎える人ありで、それぞれどんな事情があって旅するのでしょうね。空港ってドラマチック。ガラス越しに間近に見える岩山も珍しく、出発が遅れているローマ行きを待つのも苦になりませんでした。


ローマからやって来るお孫さんを迎えに来ていた地元のご老人に聞くと
この岩山は「Motagna Longa」(モンターニァ・ロンガ)と言うのだそう

岩山の向こう続きには、広大な森林地帯が広がっているのだとか

ただのじゃまっけな岩ではないらしい

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パレルモより帰国その2.

2020年01月13日 | パレルモ

パレルモの宿泊先:アンバシアトーリ ホテル・レストランからの眺め

毎朝、この景色を見ながら朝食を頂きました


■2019年12月29日

パレルモ空港は、正式名称ファルコーネ・ボルセリーノ国際空港といいます。地元の名前を冠したプンタライシ空港とも言いますが、実は1992年に、シチリアのマフィアを撲滅するために闘ったジョヴァンニ・ファルコーネ氏とパオロ・ボルセリーノ氏二人に敬意を表してこのように改称されました。


パレルモ駅・バスターミナルに掲げられている空港行きバスの時刻表

2019年12月末現在


が、飛行機のEチケットなどには、PUNTA RAISIと記載され、例えばトレニタリアの列車を検索するときも、空港駅はPUNTA RAISIという名称で検索するので注意が必要です。勿論、現地ではパレルモ空港でも通じます。ローマのフィウミチーノ空港がレオナルド・ダ・ビンチ空港とも称され、「ローマ空港」で通用するのと同じですね。



シャトルバスを降りたらそこは出発エリア


さて、シャトルバスを降りると、そこはもう出発エリアです。先ずは手続きをするのに二階(アリタリア航空利用)へ上がります。エレベーターもすぐ近くにあるので、さっさと乗って下さい。こんな時、遠慮していたら、外国の旅行者に先よこされてしまいます(ハイいつもわたしがそうです^^;)。頑張れ日本人!


エレベーターで上階へ

アリタリアチェックインカウンターは二階の一番奥
エレベータを降りたら左奥へ


二階に上がれば多くの航空会社のチェックインカウンターが並んでいて、はて?アリタリアは?と電光掲示板で確かめるとカウンタ-A25と表示が出ています。エレベータを降りると左方向へ、一番奥がアリタリア航空のチェックインカウンターでした。手前にとんでもない人数の旅行者がずらーと並んでいてびっくりしましたが、どうももうすぐ受付が始まるLCCの飛行機に乗る人達の列のようでした。


とにかく電光掲示板で確認


アリタリアのカウンターは、まだ閉ざされていましたが、それでも三々五々人が並び初めて、私もその列に加わりました。まだ出発2時間も前なのだけれど、とにもかくにもチェックインさえしておけば安心です。
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パレルモより帰国その1.

2020年01月09日 | パレルモ


ローマ通り沿いにあるサン・ドメニコ教会

生涯を掛けてマフィアと闘った
ジョヴァンニ・ファルコーネが眠っています
今でもパレルモ市民の 彼は英雄です



この場所だけ、皆が立ち止まって

供えられた彼への手紙を読んでいました


■2019年12月29日

バレルモ市内から空港へ行き、ローマを経由して日本へ帰国しましたが、その時の経路を記しておきたいと思います。パレルモ空港は小さな分かりやすい空港でしたが、ここからの帰国は経験がなく勝手が分かりません。一抹の不安はあって海外の空港は未だ慣れずにいます。この空港を初めて利用する方で、不安だと思われる方の参考になればと思います。少しでも様子を知っていれば心配の度合いも減りますもんね。


FSパレルモ駅/正面右奥にリニューアルしたバスターミナルがあります
シャトルバスは、駅構内への出入り口に停まっていてすぐに分かりました


先ず、市内から空港へ行く方法は二通りあります。トレニタリアの列車で行く方法とシャトルバスで向かう方法です。列車も空港行きなので、時間は正確だろうと思いますが、パレルモの場合、バス利用が便利で安心だと思いました。理由は、チケットが買いやすいこと、到着先が空港出発エリア目の前で、降りてから迷うことがないこと、更に言えばシチリアではバス路線が充実しているのと、利用者が圧倒的に多いこと、従ってバスの運行には万全を期していると思われることなど、安堵感があることです。そして、前述もしましたが、現地に立って、FSパレルモ駅の構内が工事中だと知れば、万が一の混乱を避けるためにもバスで行くことは即決定となりました。


バスターミナルには多くのバス会社のチケット売り場が並んでいます

※上記写真、チケット売り場の並び右端にトイレがあります。使用料/1ユーロ

シャトルバス「prestia e comande」

片道6ユーロ・往復買えば10ユーロ
3歳~12歳まで片道4ユーロ、往復8ユーロ


さて、私が宿泊したホテルはローマ通り沿いにあります。このホテルを選んだ理由は、少々深い(と自分では思っている)のですが、これは又後ほどお話するとして、シャトルバスの乗り場選びにちょっと迷いました。ホテルから旧市街に向かう途中に、デパートのリナシャンテがあるのですが、その前にシャトルバスが停まります。ホテルからは徒歩5分ほど。駅のバスターミナルも距離はほぼ同じで、どちらから乗車しようかと迷いましたが、始発のバスターミナルを選びました。チェファルーからの帰りに、このバスターミナルに停まっているシャトルバスが確認できたことと、チケットもこのターミナルで購入したことが要因です。なお、リナシャンテ前のバス停でも、切符売りのお兄さんが立っていて、切符は乗る前に買えます。


チェファルーからの帰りに購入したシャトルバスチケット


私は、前述通り、前の日に時間を指定してチケットを購入しました。バスは、勿論リナシャンテ前にも停車し、日本の旅行者がよく利用するプラダ前のバス停や市内各所に停まりながら、ゆっくりと走って行きました。やがて、郊外に出ると一気にスピードを上げて空港まで直行です。パレルモの冬の朝は遅い。朝の8時もとっくに過ぎたのに、町の中は歩く人もまばらで車の渋滞もなく、時間通りに空港に着きました。先ずは一安心の瞬間です。が、国内線の飛行機に乗ってローマへ行かねば・・・


シャトルバス「prestia e comande」は、↑ こんなバスです
公式サイトより


なお、他の町からパレルモにバス移動してくるとき、バスターミナルの名称は、それまでの「Piazza Cairoli」ではなく、「Via Fazello」で検索します。パレルモのリニューアルした当バスターミナルは、「Via Fazello」になります。
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