晴天に恵まれたオートラントでした
南イタリアは冬でもお天気さえ良ければ暖かい
2022.12.23撮影
正面の「スタツィオーネ通り」を行く
駅の正面から続く道路を海の方へ向かいます。イタリアの鉄道駅は大抵旧市街から離れた場所に位置するのですが、オートラントも例外ではありません。それでも、ゆるやかな下り坂になっているのでとても歩きやすいです。もっとも帰りはその逆なのだけれど、まっそれは考えまい。。。
駅前のこの辺りは、名称もそのままに「Via stazione スタツィオーネ通り」といいますが、2~3分も進むと小さなロータリーに突き当たります。一見すると、道が海側に伸びているのと案内板で、右手の坂道「Via presbitero Pantaleone(ブレズビテロ・パンタレオーネ通り)」方向へ、ということになろうかと思います(実際、一緒の電車に乗って来た他の観光客はこの坂を降りて行きました)。
ところが、ここからは見えない脇道があって、その小道が近道になっているのではないか…地元民らしい男女が足早にその方向へ歩いて行くのを見て、ふとそう思ったのです。ちょっと行ってみよう…
私の悪い癖でもあるこの「ちょっと行ってみよう」は、時間の無駄遣いどころか、道を失ったり方向を無くしたりと波乱に身を置くことにもなりかねないのですが、それでもこの時は、根拠のない確信が頭をもたげた気がします。孤軍奮闘するイタリア旅で培った勘ともいうべきか。少々大げさですが、しかしこの推測が見事に的中したのは嬉しかったです。
道路標識は「ZTL」(Zona a traffico limitato)
いわゆる交通規制区で
許可のない車は入れませんが
人が歩くのは許されている…らしい
先を行く地元民らしい男女の後を付いて行きました
via vecchia stazioneにて
2022.12.23撮影
さて、この近道はどこに通じているでしょう。ちょっと意地悪ですが、これはオートラントに行かれる方のお楽しみに!ちなみに、この小路にも名前が付いていて「Via vecchia stazione」(旧スタツィオーネ通り)といいます。車が走る大通りの坂道をショートカットする便利な近道ですが、住宅が並んでもいるので、ここを行く時は静かに歩いて下さい。この小路を抜けると左折、そうして正面に海が見えると右方向へ、オートラントの旧市街はまもなくです。-完-