
Fontana del Tritone
1881年/マリオ・ルテッリ作
頭の上のポッポが邪魔
魔物退治で忙しいのに…
魔物退治で忙しいのに…
聖堂前のヴイットリオ・エマヌエーレ広場にて
■2019年12月27日
モンレアーレには、ノルマン王宮の見学後、その宮殿裏にあるバス停からAMAT社のバスに乗って行きました。このバスは市バスですが、旅行者からは、時間は不正確で、遅れてやってくるやら、待ったけれど結局乗れなかったなど、結構不評の声が上がっています。が、少なくとも、私が乗車した折には不快な思いはしませんでした。バスは確かに5分ほど遅れてやってきたけれど、行きも帰りもきわめて正確な運行状況でした。

インディペンデンツァ広場のAMAT社バスの切符売り場
そもそも町の中が渋滞すれば、バスが遅れるのは必至だし、ましてやこのバスは、パレルモ市内とモンレアーレという山の町を結ぶ人々の足になっていて、決して観光客の為の乗り物ではありません。
私の住む田舎町にも近年巨大なアウトレットが出来たため、通勤バスに観光客が乗るようになりました。経路も変わって駅から自宅まで、行き帰りの時間は15分ほど長くなりましたが、これって、私がイタリアの人達に掛けている面倒と一緒だとも思い至りました。
恐らく、モンレアーレが世界遺産に登録されたため、沢山の旅行者がこのバスを利用することになり、少なからず、町の人々には迷惑を及ぼしているに違いありません。ごめんなさい・・・お邪魔致します・・・けれど、乗り合わせた皆さんとてもフレンドリーで、車窓の景色は、左側がいーよ、とカメラを携えたわたしに教えてくれたり、なんと座席も変わってくれもして、その親切には感激でした。

パレルモ市内からモンレアーレまで片道1.4ユーロ
上記のチケット売り場で、私は往復分を買いました。
上記のチケット売り場で、私は往復分を買いました。
さて、前置きが長くなりましたが、モンレアーレへ行くバス乗り場はノルマン宮殿の裏側、「indipendenza Plazzo Reale」になります。行き先のバス停名はモンレアーレ行きの終点「Fontana del Drago Palermo」です。バスの経路NO.は389番。このバスに乗ります。

切符売り場のおじさんがカメラで撮っておきな~と差し出してくれた時刻表
私は前日にバス停近くの切符売り場で時刻表を確かめておきました。チケット売り場のおじさんは、自分の手元にある時刻表をカメラで撮っておきな~切符は明日買えばいい、売り場は開いているからとまで言ってもらって安心できました。バスは、前述したとおり、少し遅れてきましたが、無事に乗り込むことが出来て、あとは終点到着を待つだけです。当初、モンレアーレの行き方がいまひとつ分からなかったのですが、やはり現地で聞くのが一番でした。

赤い囲み:AMAT社バス停
黄色の→:チケットの売り場
青色の→:ヌォーヴァ門方面
黄色の→:チケットの売り場
青色の→:ヌォーヴァ門方面

5分ほど遅れてやって来たモンレアーレ行きのバス
余談

昨年から放映されているテレビのイタリア語講座でモンレアーレが登場していました。この番組は、俳優の小関裕太さんが習ったばかりのイタリア語を駆使して、実践会話に挑戦するのですが、モンレアーレでは、3つのミッションを敢行します。その中の一つ、バールでご当地グルメのカンノーロを食べるという使命を与えられるのですが、そのバールが聖堂前にありました。彼は、イタリア語でカンノーロを注文して見事ミッションを成功させるのですが、わたしもそれにならい、目的を遂行します。その目的というのは、果たして彼が食べたカンノーロは、ほんとうに美味しいのか?
実はホテルでも朝食にカンノーロが食べられるのですが、その味がいまいちで・・・名物にウマイ物なし、というけれど、画面の中の小関さんは、んー美味しいっとうなりました。ちょっと意地悪なミッションなのですが、このバールのカンノーロは、ほんとに美味しいのか試してみよう!
-続く-
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