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■ おぶせ温泉 「穴観音の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



おぶせ温泉 「穴観音の湯」
住 所 :長野県上高井郡小布施町雁田1194
電 話 :026-247-2525
時 間 :10:00~21:20 / 原則無休
料 金 :600円(Web100円割引券あり)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (じゃらん観光ガイド)
紹介ページ (e-obuse.com)
紹介ページ (温泉みしゅらん)

北信の人気観光地となった小布施には、ふたつのすばらしいお湯があります。
小布施町の東、雁田山と呼ばれる丘の山腹にとなりあっている「穴観音の湯」と「あけびの湯」です。
下の広いPに停めてELVで上がっていきます。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 銘板

ロビー、休憩所ともいかにも地元の人に愛されているようないい雰囲気。
ちなみに、名前の由来となった穴観音はこの丘の中腹にある岩穴に祀られている観音様で、元和五年高井郡に配流となった戦国の武将、福島正則公の持仏とも伝わっています。


【写真 上(左)】 ロビー
【写真 下(右)】 脱衣所

脱衣所はゆったりでつかい勝手よし。
窓の広いあかるい浴室にタイル造り壁画付の7-8人の内湯とサウナ。
カラン14、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
タイミングよく土曜13時で2~5人とゆったり入れました。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天への階段

扉のそと、階段を下ると露天。
高台にあって風通しよく、北信五岳を望む眺望抜群の露天です。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天からの展望

岩組み鉄平石造り10人以上の浴槽は一部屋根ありで木枕付寝湯スペース(4人位)付。
全体に過不足なく、ベンチも適当に置いてあって、つかいやすいバランスのとれた浴場です。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 内湯の湯色

<内湯>
木の湯口からかなりの量を投入+側面注入でザンザコのオーバーフロー。
ほぼ適温のお湯は翠白濁の透明度60cmほどのにごり湯で、白と黒のイオウ泉系の浮遊物がただよいます。
しぶ焦げイオウ臭+ラムネ臭でラムネ臭は内湯よりつよいです。
強苦味+芒硝味+アルミ紙を噛んだような味+わずかにたまご味。
硫酸塩泉系のきしきしも感じますが、イオウ泉系のするするとした湯ざわりが卓越。


【写真 上(左)】 露天の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯色

<露天>
緑褐色に変色した二段の石の湯口から適温のお湯を投入で、槽内注排湯は見あたらず、上面排湯口から流し出し。
女湯では湯口の上から盛大に湯けむりが上がっていたとのこと。
ややぬるめのお湯はうすく翠がかってかすかに懸濁し、黒いよさげな湯の花が大量にただよっています。
味臭、湯ざわりとも内湯と同系ですが、内湯よりラムネ臭はよわめでしぶ焦げイオウ臭が強く、個人的には露天のお湯の方が好み。
適度な重さとイオウをしっかりと感じる入りごたえのあるお湯で、おだやかに温もりますが浴後は熱の抜けよく爽快感がでる名湯です。

しかし、市街地でこれだけの本格派イオウ泉がでるとは正直おどろき。
小布施は名湯のメッカ、松代や高山温泉郷にもほど近く、名湯に入り放題で温泉好きにはたまらないところ。
それだけに競合も熾烈となり、これだけの充実した施設に600円の低料金で入れるのでしょう。
「あけびの湯」「穴観音の湯」ともにお湯のよさは甲乙つけがたく、小布施に来たらどちらか一湯ははずせないところかと。
なお、「穴観音の湯」と「あけびの湯」は、同一源泉説と別源泉説があって、定かではありません。

〔 源泉名:おぶせ温泉 〕
含硫黄-Ca・Na-塩化物温泉 42.1℃、pH=8.18、200L/min(600m掘削揚湯)、成分総計=3076g/kg
Na^+=353.3mg/kg、Ca^2+=716.1、Fe^2+=0.2、Cl^-=1520.3、Br^-=1.5、I^-=1.4、HS^-=15.5、SO_4^2-=345.0、HCO_3^-=55.1、CO_3^2-=7.8、メタけい酸=42.9、メタほう酸=10.5、硫化水素=0.4 <H17.5.20分析>
 
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 露天風呂(男女)はかけ流し、内湯(男女)は循環とかけ流しの併用 塩素系薬剤使用:あり(男女内湯のみ)

〔 脱衣所掲示 〕
本日はご来館ありがとうございます。当温泉について、少し説明させて戴きます。
匂いでお分かりの様に、硫黄分が多い温泉です。
そのためか、内湯と露天のお湯の色が違う場合が多々ありますが、勿論源泉は同一で混ぜ物なしの天然温泉100%です。
源泉は澄んだ、薄い緑色ですが露天で外気に触れると、透明や乳白色、コバルトブルーに変化します。
内湯は、ジェット噴射で均一に撹拌される為か、透明から緑、乳白色、透明、乳青色など変化します。
天候や、季節の変化等の影響が考えられますが、現在は、解明されておりません。
季節により湯花で、手足が黒くなる場合もありますが、天然成分ですのでご安心して入浴ください。

■ブランドグルメ
〔 小布施のブラムリ-(Bramley's Seedling ) 〕
世界一の料理用リンゴとして知られるブラムリー・シードリング(Bramley's Seedling)。
19世紀初頭に英国で生まれたとされるこの品種は、小ぶりの料理用青リンゴです。
酸味がつよく、生食には向きませんが、菓子、ジャム、ソースなど加工品が英国を中心に広く親しまれているそう。
英国王立園芸協会の協力を得て日本に導入、小布施で栽培が始まったそうですが、栽培はむずかしく、しかも収穫時期は8月下旬のごく短期間。
その稀少性・話題性からみてかなりのマーケットが期待できそうです。
(「JA長野県」HPなどを参考。)

〔 2010/11/28UP (2008/08入湯) 〕


E138.19.50.655N36.41.5.952
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