goo

■ 谷川温泉 「旅の湯やど セルバン (ペンション セルバン)」 〔 Pick Up温泉 〕



谷川温泉 「旅の湯やど セルバン (ペンション セルバン)」
住 所 :群馬県利根郡みなかみ町谷川568 (旧 利根郡水上町)
電 話 :0278-72-2097
時 間 :12:30~15:00(要事前確認)、12月~3月は日帰り入浴休止
料 金 :700円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

数多くの源泉をもつ谷川温泉ですが温泉をつかう宿は意外にすくなく、とくにペンション系ではここだけと思われます。
ペンションながら日帰り受け入れしていて、しかも、他の施設ではつかっていない「奥谷川源泉」に入れるので攻めてみました。


【写真 上(左)】 日帰り看板
【写真 下(右)】 入口

場所は、谷川温泉の最奥、「水上山荘」手前のY字路を右に入ってすこし走ったところで、入口に青い日帰り看板がでています。
庭先に貯湯槽(?)らしきものがあります。
ホワイトバレースキー場にもほどちかいところで、冬期(12月~3月)は日帰り休止となるので要注意。


【写真 上(左)】 貯湯槽?
【写真 下(右)】 庭先の貸切露天

庭先には貸切露天がありますが、日帰り可かどうかわからずしかも入浴中だったので内湯に入りました。
内湯はフロントよこから階段をのぼり廊下を渡った先。
廊下に面した部屋はどこも連泊客がいる気配で、ペンションというより湯治宿的につかわれている感じも・・・。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

こぢんまりとした内湯にみかげ石造3-4人の浴槽ひとつ。(女湯は石タイル貼)
扉の外の露天は野草茂る庭に面し風がとおる気分のいいもので、石枠青鉄平造4-5人の浴槽がひとつ。
ともにシンプルながら機能的でつかいやすいもので、ペンションとは思えない充実ぶりです。
湯口まわりには赤茶変&白い石膏の析出がでています。


【写真 上(左)】 女湯の内湯
【写真 下(右)】 女湯の露天

カラン4位(温泉)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜14時で独占~2人。


【写真 上(左)】 男湯
【写真 下(右)】 男湯の内湯

内湯は赤みかげ石の湯口から10L/min弱投入で槽内注吸湯はなく、全量をオーバーフローのかけ流し。
露天は岩の湯口からの投入と熱湯の少量側面注入で槽内吸湯はなく、潤沢なオーバーフローはこれもかけ流しでしょう。


【写真 上(左)】 男湯内湯の湯口
【写真 下(右)】 男湯露天の湯口

お湯は内湯で適温、露天でぬるめ。
無色透明のお湯には白とうす茶の湯の花がうかび、硫酸塩泉系らしく、湯中の指先が青白く発光しています。
よわい芒硝石膏の味と湯の香で、内湯と露天でイメージが微妙にちがい、内湯は芒硝、露天は石膏が勝っている感じ。
弱ヌルすべ+弱きしきしによわいとろみをまじえたやわらかな湯ざわりで、おだやかによく温もり、浴後は充実した爽快感がでるいかにも谷川温泉らしい上質なお湯です。

料金700円はちと高いような気もしますが、自家源泉だし、湯づかいもいいので温泉好きは攻めてみるのもいいかも。

掲示は2源泉ありました。
内湯の温泉利用証(日本温泉協会Vers)によると、「奥谷川源泉・不動の湯混合泉」(湧出量250L/min、400m引湯管引湯)。
一緒に掲示されていた源泉分布&引湯ルート図によると、混合引湯のような感じもしますが、「ランプの湯」(=庭の露天?)では低温泉流入時間(5:00~7:30、13:00~16:30、18:00~21:30)があるので、それぞれ単独引湯で浴場で混合しているのかも・・・。
そうだとすると内湯と露天のお湯のニュアンスのちがいも説明がつきます。(露天のほうが「奥谷川源泉」の量が多い。)
(帰りにヒアリングしようと思っていたが、お宿の人行方不明になってしまったのでナゾのまま。)

〔 源泉名:谷川温泉 奥谷川源泉 〕
単純温泉(Ca・Na-SO4・HCO3・Cl型) 33.4℃、pH=8.0、130L/min動力、総計=0.18g/kg
Na^+=21.9mg/kg (44.94mval%)、Ca^2+=21.9 (51.70)、Fe^2+=0.01、Cl^-=16.1 (21.70)、SO_4^2-=54.0 (53.81)、HCO_3^-=29.9 (23.52)、陽イオン計=45.1 (2.11mval)、陰イオン計=100 (2.08mval)、メタけい酸=33.9 <H13.1.25分析>

〔 源泉名:谷川温泉 不動の湯 〕
単純温泉(Ca・Na-SO4・Cl型) 54.4℃、pH=8.3、湧出量=測定せず(動力)、総計=0.40g/kg
Na^+=59.4mg/kg (48.20mval%)、Ca^2+=54.3 (50.61)、Fe^2+=0.09、Cl^-=62.9 (34.24)、SO_4^2-=143 (57.54)、HCO_3^-=14.7 (4.64)、陽イオン計=116 (5.35mval)、陰イオン計=226 (5.18mval)、メタけい酸=57.9 <H13.7.18分析>

※ 「不動の湯」はおそらく共有泉*、自家の「奥谷川源泉」だけでは湯温が足りないので、高温泉の「不動の湯」を混合して適温に調整しているのだと思います。(その旨の掲示もあり。)
*)自家源泉と分析依頼者がおなじなので、「不動の湯」はこのお宿の自家で、これを共有泉に回しているかもしれぬが・・・。

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:冬期露天のみ随時 循環:なし(かけ流し) 塩素系薬剤使用:清掃時のみ

〔 館内掲示 〕
当温泉浴場では、
・低温泉(約32度)
・高温泉(約54度)
の2カ所から源泉を引き込み温度調節を行っております。
加水・循環等はしておりません。

〔 2011/02/09UP (2006/07入湯) 〕


E138.57.24.593N36.47.18.989&ZM=10

【BGM】
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 蔦木温泉 「... ■ 箱根二十湯... »