goo

■ 名手揃いのパフォーマンス

■ 高中正義


村上”ポンタ”秀一、宮崎まさひろのツインドラムスに、
パーカッションは斉藤ノヴ。
ここにベースでWillie Weeksが加わるとは・・・。

ベースってリード楽器だったのね(笑)
そして途絶えることなくつづく、心地よいグルーヴ。
インストだけで聴かせてしまう名テイク。

1980年代のシティ・ポップはこういう名手たちが支えていたから、テイクそのものの質が高かった。

1989年~のイカ天ブーム以降か?
「楽器ヘタでもぜんぜんOK」的な風潮が広まったけど(いまにつづく)、腕利きたちしか創り出せない音世界はぜったいあると思う。


************
歌の世界も同じく・・・。

梶浦由記さんのTV放映でのコメント。
「歌は ”心” っていいますが、心を表現するには絶対的にスキルが必要ですから」
「感情の大きさだけでは、いい歌は歌えない」
って言い切られた寸評、異様に説得力があった。
(梶浦由記さんの言われる”スキル”って、はんぱなくレベル高いよ~、聴けばわかるけど・・・ (笑))

■ Everlasting Song - FictionJunction


いつの頃からか(1989年の「イカ天」あたりから?)、J-POPは「気持ち入ってれば(あるいはインパクトがあれば)技術なくてもOK!」って流れがメインになっていったと思うけど、やっぱりプロにはプロならではのスキルや魅力がほしい。

それに、あっちもこっちも”大人の事情”や”しがらみ”でがんじがらめじゃ、質のよい作品が売れる(評価される)とは限らないし・・・。
となると力関係の露出度次第。でもって、玉石入り乱れてなんでもありのいまの状況に・・・。

でも、すこしづつ、状況は変わりつつあるような気もする。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )