「声が生まれる」 竹内 敏晴 著 中公新書 2007年
音がない。
両耳が聞こえない・・・。
16才で右耳の聴力を獲得しても、何を語ればよいのかわからなかった。
手探りで、ことばを見つける。
それを声にして語り出す。
だが、声にするには、まず息を吐かなければならない。
本書では、ふだん自覚することのない、声として発されるまでのことばの胎動を見つめる。
息を吐くとは、相手にとどく声とは、そして、ことばとは何か。
著者自身の体験を交えて語られる声とことばをめぐるドラマ。(本書のキャッチコピー)
「声の道場」の中で紹介されていた本。
さっそく、図書館で借りて読んだ。
いい本にぶつかった。
この人の言ってること(文章表現力も含めて)説得力がある。
ぐいぐい、こっちの身体に入り込んでくる。
「本物」が数が少ないということで、数の多い「偽者」の陰に隠れてしまうこともあるんだろうな。
そんなことを思ったり、させられた。
そんな中で、目からうろこの言葉。
「人間の声はピアノではない、管楽器だ」
音がない。
両耳が聞こえない・・・。
16才で右耳の聴力を獲得しても、何を語ればよいのかわからなかった。
手探りで、ことばを見つける。
それを声にして語り出す。
だが、声にするには、まず息を吐かなければならない。
本書では、ふだん自覚することのない、声として発されるまでのことばの胎動を見つめる。
息を吐くとは、相手にとどく声とは、そして、ことばとは何か。
著者自身の体験を交えて語られる声とことばをめぐるドラマ。(本書のキャッチコピー)
「声の道場」の中で紹介されていた本。
さっそく、図書館で借りて読んだ。
いい本にぶつかった。
この人の言ってること(文章表現力も含めて)説得力がある。
ぐいぐい、こっちの身体に入り込んでくる。
「本物」が数が少ないということで、数の多い「偽者」の陰に隠れてしまうこともあるんだろうな。
そんなことを思ったり、させられた。
そんな中で、目からうろこの言葉。
「人間の声はピアノではない、管楽器だ」