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日々の愚問:最先端の黒電話

2021-03-27 06:29:29 | 日記
素材を加工して

 目の前を走るタクシーに描かれた表示が珍しい。
PHONEの綴りの後に電話番号と思しき7桁の数字。
TELって略称はよく目にするけれどこのスタイルは初めて見ました。
昔ならあのマークしかなかったけれど、今は種類が豊富。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問を取り
上げています。
今週は「電話のマークのあれやこれや」です。

 ひと昔前に電話のマークと言えば懐かしの黒電話のシルエットが一般的。
Wikipediaによると<電話機の形をした記号や絵文字を主に電話番号の前に付け、
見た人に電話番号であると明示的に伝える用途で用いられたもの、それが電話
のマーク。
日本では主にダイヤル式の電話機の形をしているが、最近ではプッシュホン型
の電話の絵文字や受話器の絵文字なども使われている。>とありました。

 懐かしの黒電話をかたどった絵文字ですが、種類は豊富。
街で見かけた黒電話マークを写真に収めたサイトがあります。
 それを見ると実に様々、でも基本形は受話器の下に本体が描かれたもの。
これには本体と受話器が密着したものと間に隙間があるものとのふたつの
パターンあります。
 受話器に丸まったコードが付いているものがありますが、コードが上向きで
切れているものと本体に繋がっているものと、こちらも二通りのパターンあり。
 本体と受話器の基本形を踏襲しつつデザインを加工しているものも多くあります。
縦に伸ばしたもの、あるいは押しつぶされた感じのもの。
本体が擬人化されたものや三角形にデフォルメされたもの、受話器だけが明治
の電話の様なクラシックなスタイルのものも。
 ダイヤル部分に丁寧に穴が描かれたものがあれば、ダイヤル部分がにっこり
マークになったものまでも。
ダイヤルでなくてプッシュ型に描いたものがあれば、黒電話を卒業し携帯電話
のシルエットに進化したものも。(Shutter Stock より)
 何気に歩く街中に昭和の名残のマークが溢れています。

置物としての価値

 ある質問が話題になって4万リツイートされているそうです。
それは受話器のマークが添えられた「これって何のカタチですか?」の投稿。
(話題のニュース より)
 黒電話のマークどころか受話器のシルエットすら若者世代には伝わりません。
産経新聞の調査によると10~20代の世代では半数以上が<黒電話のマークは
知ってはいるが実物を使ったことはない>の回答だったそう。
 昭和の名残はじきに消えて無くなりそうです。

 その一方で申し込みをすれば黒電話は今でも使えるというから驚きます。
<ダイヤル回線の加入電話とひかり電話では通話が可能。>(日経XTECH より)
 昭和の香りをぷんぷんさせるこれを置物代わりにすれば、ひょっとしたら最先端の
トレンドになってしまうかも。
コメント
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