あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

日曜日は川柳の日

2019-06-30 06:29:19 | 日記

 早くも明日からは7月。
梅雨は明けないのに暦はもう夏です。
そうなると決まりごとに遅れがあっては失礼。
先日デパートに行ってお中元の手配をしてきました。
 そこで今週の駄作です。

 <お中元 夏の収支も トントンか>

 今朝も猛烈に雨が降っています。
降っても晴れても「あるくあかるく」は毎日更新目指します。
来週の予定はこんなです。

1日(月)健康長寿:    口の中の異変
2日(火)雑草の日:    梅雨時のキノコ
3日(水)身近な生き物:  ダンゴムシの勘違い
4日(木)日本語のおさらい:同じ4文字で
5日(金)昭和のプロレス: 闇の帝王
6日(土)日々の愚問:   水のしみ込み方

 贈り物に頂き物。
それの収支を数えるとは、小さな男です。
私って。
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日々の愚問:さらば戦友

2019-06-29 06:29:19 | 日記
あれもダメこれもダメ

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなどーでも良い愚問を取り上げています。
今週は断捨離シリーズの3弾、「どうしたものかスーツの始末」です。

 古くなったりサイズが合わなくなったりした服は、何も考えずにゴミとして捨てて来ました。
ところがスーツとなると悩みます。
定年退職した後はほとんど着る機会は無いけれど、捨てるのは忍びない。
世間の方々は着なくなったスーツをどうしているのか、検索してみました。

 いきなり出て来たのは、着なくなった洋服や使わなくなったバッグを寄付するファッション・
チャリティ・プロジェクト。
捨てずに再利用する方法があるのかと喜んだけれど、よく見たら女性物が対象でした。
 所定の段ボール箱に入れて送ると1着ずつ買い取り額を査定してくれ、合計額を寄付に回す
ジャパンハートの取り組みもありました。
対象は男性物が主体。
ここまでは良かったのですが、ブランド物に限るとの但し書きが。
我がスーツは量販店の吊るし物ばかりです。
 紳士服専門店の下取りサービスも紹介されていました。
近所にある店に持ち込めば新着スーツの購入時に割引券を発行してくれるのですが、当方もはや
新たにスーツを購入する予定はありません。
だからこれもダメ。

結論を出す時

 「捨てられる服をゼロにする」を目指して衣類の回収に取り組んでいるのがH&M。
穴が開いていてもシミがあっても回収してくれ、着られる物は世界各国で販売し、着られない物は
掃除用の布に加工して廃棄物を無くします。
魅力的ですが、残念なことに長野市には店舗がありません。
 段ボール箱に詰めて佐川急便の着払いで送った服を下取り業者に販売し、売り上げをアジア・
アフリカの子供達の支援にまわすその名も「リサイフク」の取り組みを見つけました。
これだ!と思ってURLをクリックすると「2019年3月をもって終了させていただきました」
の文字が。

 洋服ダンスを占領している数着のスーツを始末する事が、衣類領域の断捨離の肝になります。
だからそろそろ結論を出さねばなりません。
結局のところ、再利用を目指して手間暇かけるよりもゴミとして処分しそうな気がします。
 仕事で予想以上の成果が上がった時に、理不尽な苦情に悩んだ時に、成績トップで表彰された時に、
思う通りの成果が出ずに腐った時に、何時の時にも身にまとっていたのがスーツ。
社会人として歩み始めた日から定年退職した日まで、ずっと傍らにいてくれました。
 いよいよ別れる時がやって来ました。
ありがとうスーツよ、さらば我が戦闘服よ。
 ゴミにしてごめん。

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昭和のプロレス:バンバンバンがやって来る

2019-06-28 07:02:44 | 日記
衝撃の初登場

 「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では、当時の名脇役達の活躍を振り返っています。
今週は昭和の末期に初来日した「入れ墨モンスター、クラッシャー・バンバン・ビガロ」です。

 1987年1月に新日本プロレスに初登場。
その時のビジュアルがとにかく斬新でした。
炎がデザインされたコスチュームをまとい、スキンヘッドの頭にはビッシリと刺青が施されています。
191cm160kgの巨体は少し体を絞ったお相撲さんの様ですが、リングに上がるや
その体型で身軽に側転を披露しました。
 第1戦でいきなり猪木とシングルマッチで対戦するとは、これ如何に。
話題作りの為のただの怪物系レスラーなのか、はたまた実力を秘めた大型レスラーなのか、
ゴングか鳴るまでファンはおおいに迷いました。
そして知ったのでした。
ビガロは本物の実力者なのだと。

公称30万部

 軽々とドロップキックを放ち、猪木をリフトアップして場外に放り投げるビガロをテレビで
見た私は、たちまちその魅力にはまりました。
これまでのプロレス界にはいなかった正に「動けるデブ」の出現です。
 そうなればもっと情報を知りたいと思うのがファンの心情。
でもネット検索なんて夢の夢の時代です、情報源は東京スポーツと週プロくらいしかありません。
 東スポでは白黒写真しか望めないので、翌週の週プロの発売を待ちわびました。
そして手にした物を開くと、巻頭カラーページには迫力あるビガロの姿がタップリと。
それをじっくり眺めてから下段の記事に目をやって、私は固まってしまいました。

 「バンバンバンのリズムに乗ってバンバンバンがやって来た」
詳しい内容は覚えていませんが最初から最後まで1行に1回バンバンバンの文字が入った文章に
ド肝を抜かれました。
肝心のビガロの動静は一切伝えずに、奇をてらうのが目的の文章を書いた記者にやがて怒りさえ
覚えました。
記事の署名には「山本隆」とありました。

 1983年7月に創刊された週プロは平成に入り圧倒的な人気を獲得します。
発行部数30万部を誇りプロレス界に大きな影響力を発揮しました。
 人気の根源には当時の編集長の個性がありました。
掲載の判断基準は「好きか嫌いか」、文章には文芸作品にある様な情緒を求める独特のスタイル
でした。
 創刊号以来欠かさずに購入してきた熱心な週プロファンを自認する私は、実はこのスタイルに
辟易していました。
だってあのビガロの記事を書いた記者が編集長なのだから。
 週プロの全盛時代を築いた名物編集長は、その頃名前を変えてターザン山本を名乗っていた
のでした。


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日本語のおさらい:番子は鉄の職人さん

2019-06-27 06:59:01 | 日記
語呂合わせや話し言葉

 何も考えずに使っていれば全く気にならないけれど、一旦考え始めたら気になって
仕方が無い、そんな言葉ってありますよね。
日本語をおさらいする木曜日、今週は気になるので語源が知りたい日本語のおさらいです。

 「うんともすんとも言わない」って言葉があります。
応答や返答の無い様子を表している言葉です。
この「うん」は何となく分かる気がするけれど、「すん」とはいったい何なのか?
先ずはこれを調べてみました。
 <うんは承諾の他、鼻息の音やうなり声を表す擬音語としても用いられる。
すんはうんに語呂を合わせたもので、同じく鼻から出す音と考えられる。
つまり「うんともすんとも言わない」は息さえ発しない状態を示し、一言も言わない意味
として使われる様になったと考えられる。>(語源由来辞典 より)
 気になる「すん」は単なる語呂合わせから生まれて来た言葉でした。

 「かわりばんこ」の「ばんこ」も分かりません。
言葉自体は「交代でかわるがわる行うこと」として使われますが、ばんこは何処からやって
来たのやら。
 <その昔たたら製鉄において交代制で働いた労働者を「番子」と呼んだ。
そこから来たとする説が多い。
また話し言葉で取り替えることを「取り替えっこ」と言うのと同じく、「代り番」に接尾語
をつけてかわりばんこになったとする説もある。>(語源由来辞典 より)
 有力なふたつの説がある様ですが、個人的には番子由来説に一票投じます。

あの名曲から

 次は「なんだかんだ」です。
<あれやこれや ああだこうだ>(コトバンク より)の意味で使われますが、後半の
「かんだ」が正体不明です。
 毎回すぐに調べてしまっては能がないので自分なりに仮説を立ててみました。
先ずは人名説。
飲み会の招集に呼んでもいない人物が混じった場面。
「誰もかれもがやって来た」の意味として「なんだ神田まで来たのか」と漏れたひと言が
やがて「なんだかんだ」になりました。
 あるいは地名説。
千代田区神田を舞台に起こったできごとが基になって生まれました。

 自分で言っておいてなんですが、どちらも信憑性が無さそうなので正解をみてみましょう。
 <もともとは「何だ彼だ(なんだかだ)」と使われていたが、やがて後ろの部分が「かんだ」
に変化した。
「彼」は遠くにある人や物を表す代名詞。
「何」と対応して並列される物事を漠然と示している。>(教えて!goo より)
私の仮説を打ち砕く明快な解答でした。
 実はもうひとつ仮説を考えていたのですが、こちらは出す間もなく終わりました。
もったいないのでさわりだけ披露して今週のおしましです。
こちらの「かんだ」は伊東ゆかりさんが歌ったあの曲から。
「あなたがかんだ~」

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身近な生き物:鉄壁の防御が

2019-06-26 06:55:24 | 日記
泡の作り方

 森林公園を歩いていたらニシキギの生け垣の中に何やら白い物が。
よく見ると真っ白な泡が枝にくっ付いていました。
 きっとこの中にはアワフキムシの幼虫が潜んでいる筈。
ムクムクと好奇心が湧いてきて、楊枝くらい草の茎を探して泡の表面を剥ぐってみました。
現れたのは黒と赤のツートンカラーをした数ミリの幼虫。
日本中でごく普通に見られるシロオビアワフキの幼虫でした。

 幼虫は頭部と胸部が黒い色、腹部が鮮やかな赤色をしています。
成熟するにつれてそこも黒みを増し、羽化寸前には腹に白いまだらが現れます。(珍獣の館 より)
 成虫はセミの縮小版と言えそうななりをした1cm程の虫。
体全体は灰褐色ですが前翅に白い帯模様があり、それが名前の由来になっています。
 この虫の仲間は幼虫時代を自分で作った泡の中で過ごします。(昆虫エクスプローラー より)

 泡は優に小指の先を超える大きさをしています。
僅か数ミリの虫がどうやってこれだけの泡を作り出すのでしょうか。
<幼虫は木や草の汁を吸い粘っこいおしっこをする。
それに幼虫が分泌するワックス成分が混じると、アンモニアと反応して石鹸様の界面活性の
ある物質となる。>(我が家の庭の生き物たち より)
<その状態になったら気門から空気を送り込んで泡にする。>(福光村昆虫記 より)

 この中に身をひそめるのですが、捕食者にすれば泡なんて簡単に突破できそうな気がします。
ところが<この泡に他の虫が入ると気門から液が入り込んで気管を塞ぐので死んでしまう。>
 では肝心のシロオビアワフキの幼虫はどうやってその中で暮らすのか?
<尾端に特別な管を持っており、それを空気中に出して呼吸をしている。>
(引用はいずれも 我が家の庭の生き物たち より)
 幼虫はもうひと月ほどをぬくぬくと泡の中で暮らし、サナギを経ない不完全変態で7月頃
に成虫となります。

ふたつの敵

 鉄壁の防御壁と思えるシロオビアワフキのバリヤーですが、これをいとも簡単に突破する
ふたつの恐ろしい敵が存在します。
ヤニの様な粘着物質で身を覆う体長15mm程のカメムシ、その名もヤニサシカメです。
体は黒色の光沢を放ち、アリなどを好んで捕食します。
 この敵にとっては泡など何の邪魔にもなりません。
口を差し込んでいとも簡単に幼虫を捕らえてしまいます。(昆虫のすごい瞬間図鑑 より)
げに恐ろしきはヤニサシカメ。
 ついでにもうひとつの厄介な敵。
こちらは恐ろしいと言うよりは迷惑な奴、それは気まぐれな好奇心を発揮していきなり泡を
ほじくるオヤジです。
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