あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

雑草の日:モドキの存在

2023-10-31 06:29:19 | 日記
何時かは現物を

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、ツツジ科 ギンリョウソウ属 ギンリョウソウ です。
 ほんのひと月前はあれだけの猛暑。
早朝のウォーキングでも汗びっしょりになるので、帰宅後にシャワーを
浴びてビールを煽りたくなりました。
おっと話を盛りました、年金暮らしは「ビールモドキ」です。
 それはともかく、今では出かけるのが億劫になる程早朝は寒くなりました。

 すっかり初冬気分に馴染んだ先日、いつも通りに森林公園を歩いて
いたら見慣れぬ植物が眼に飛び込んで来ました。
木々の根元の薄暗い地面に人差し指くらいの物が数本、落ち葉の間からニョキ。
茶褐色の空間にある灰色はそれだけでも目立つのに、姿形が尋常ではない
ので目が釘付けです。
 茎と思われる部位には葉っぱや花が見当たらずでこぼこし、伸びた先端
は横を向いた円筒形。
見慣れた植物とはかけ離れた姿はまるで作り物みたい。
 図鑑で目にして以来「いつかは実物を拝みたい」、そう願っていた
ギンリョウソウでした。

ビール以外の分野でも

 ギンリョウソウが灰色なのは葉緑素を持っていないため。
だから生きるために腐生植物の道を選びました。
 <森林の林床に生える多年草。直接的には菌類に寄生し、間接的には
菌類と共生する樹木が光合成で作る有機物を菌類経由で得ている。
腐葉土から直接有機物を得る能力は無い。>(wikipedia より)
 茎にあるデコボコは葉が変化して鱗片になったもの。
先端の円筒形が花で、マルハナバチなどにより受粉が為され立派に種子を
作ります。
 <実は1cm程の亜球形で中には果肉と多数の微小な種がある。
その数は平均で9373個。>

 花後に地上の植物体は黒く変色し液果してしまいます。
これを食べるのが森に棲むモリチャバネゴキブリ。
<11~14mmと小型だが飛翔能力は高い。
実を食べると3~10時間後に糞をする。
長さ1mm程の糞の中に平均して3.1個の種子が含まれる。
種子はカミソリでも切れない程に頑丈。
こうして種子が方々に散布される。>(academist journal より)
 地上部は消えても地下には短い地下茎と太く絡まった根からなる塊が残ります。
春になるとここからまたギンリョウソウがニョキっと生えてくるのでした。

 気になる記述がありました。
<ギンリョウソウの花の時季は4月から8月。>
 では目の前にあるのは何?
<8月から10月に掛けて咲くのはギンリョウソウモドキ。>(YAMAHACK より)
 姿も生活様式もそっくりのツツジ科シャクジョウソウ属の植物だそうで。
ビール以外にもモドキが存在するとは驚きました。


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健康長寿:小さな反撃

2023-10-30 06:29:19 | 日記
魅力的な誘い文句

 私の願いは健康長寿。
お迎えの来るその日まで自分の足で歩いていたいものです。
そこで頼りにしている健康法はウォーキング、毎日1時間歩いています。
ついでに毎週月曜日にはこのふたつに関連するテーマで駄文を書き散ら
しています。
 今週は「骨密度とウォーキング」です。

 長野市の中心街で骨密度の測定をやっている、そんなニュースを見ました。
骨密度を測るチャンスはなかなか無いので、ちょっと興味が湧きました。
なんでも健康飲料のメーカーが10月末まで無料で計測するとのこと。
無料と聞けば急に興味が増しました。
 更に長野市が全国で初めての試みだと聞いたらもはや行くしかありません。
「ここだけ」「今だけ」の囁きに弱いのです。
 女房同伴で検査した結果がレシートの様な紙片に印字されました。
<骨梁面積率27.3%、骨年齢60歳代、判定区分3、骨幅30.9mm、
対YAM81.0%、対同年齢97.5%>
ざっとそんな記述がありました。

不満な判定結果

 先ずは基本用語の勉強から。
そもそも骨密度の認識だってあやふやな私です。
 <骨密度:骨の強度を表す指標。骨に存在するカルシウムやマグネシウム
などのミネラル成分が単位面積当たりどの程度あるかを測定する。>
(骨密度検査 より)
 測定には各種の方法がありますが私がやったのは右足の爪先から踵を
測定機に突っ込む方法。
これは定量的超音波測定法と呼ぶそうで。
 <踵の骨に超音波を当て骨の強さを反映させる測定法。
簡単にスクリーニングできる方法として普及している。>(骨だいじょうぶ.com より)

 骨梁面積率は踵の断面内での骨質部分の割合、数値が大きいほど骨密度が
高いことになります。
 判定区分は5段階評定で1が十分多い、2~3が平均値、4がやや少なめ
で5は注意。
 対YAMは同性の若年成人値と比較した%値。
これらの説明が測定結果シートに記載されていました。
 ありがたいことに測定結果は平均値でした。
でも加齢とともに大腿骨を中心に数値は低下するのが定め。
 <骨は物理的な刺激が加わると強さが増すと言われる。
重力のかかるウォーキングやジョギングが有効な運動。
適度な運動と栄養バランスを意識した生活を習慣にしてこそ、健康的な
骨美人になれる。>(Asahi より)

 美人はともかく、丈夫な骨を持ち続けたいと改めて思ったのでした。
ちなみに美人はともかく、一緒に行った我が奥さん。
測定結果が印字された紙片をチラリとも見せてくれません。
「隠すのだから結果は分かるでしょ」
そうひと言口にして不機嫌モードに突入です。
 だから「ウォーキングを続けなさい」、そう言っているでしょ!
と口の中で小さく反撃しました。


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日曜日は川柳の日

2023-10-29 06:29:49 | 日記

 人間誰しも苦手があれば得意もあるもの。
ネットが大の苦手。
そうおっしゃる方でも例えばテニスは得意中の得意。
インターネットには悪戦苦闘。
でもコートでは可憐な動き。
センターネットを巧みに使います。
 そこで今週の駄作です。

 <コートでは ネットの魔術師 ネット音痴>

 「あるくあかるく」、次週の予告編です。

30日(月)健康長寿:  骨密度測定
31日(火)雑草の日:  摩訶不思議な草
1日(水)身近な生き物: 消えたコメツキ
2日(木)国語のおさらい:承知と了解
3日(金)昭和のプロレス:王座奪取
4日(土)日々の愚問:  あと何秒

 私の場合苦手だらけで得意技が思いつかない。
何事にも例外があるものだと痛感しました。



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日々の愚問:グーグルがくれると言っても

2023-10-28 06:29:49 | 日記
肝は効率

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問
を取り上げています。
今週は「NHKニュースの謎」です。
 最近のNHKのニュースでは必ずこんなフレーズが聞かれます。
「ここからはAIの音声によるニュースをお届けします」
 なんでもAIがニュース原稿を作りAIがニュース原稿を読んでいる
らしいのですが、何故?の愚問が消えません。
原稿くらい人手で賄えばいいじゃないか、アナウンサーだって現にその場に
いるのだし。
どこに人工知能に頼る必要があるのかと思ってしまいます。

 「AIによるニュース」とはいったいどんな物なのか?
それは質問を入力するだけでまるで人間が欠いた様な文章で回答する生成
AIのこと。
 <インターネット上にある膨大なデータを学習することで指示通りに
新たな文章や画像などを生み出すことができる人工知能。
音楽やプログラムまでも際限なく生み出すことができる。>
 仕組みは分かったけれど、どうしてAIに頼るのか、その愚問は拭えません。
それを理解するキーワードは「効率」でした。
ニュース原稿を作るのは想像以上に手間がかかる様です。
 <①ニュースの取材 ②原稿作成 ③原稿へ情報付与 ④確認調整 ⑤公開
執筆された現行の公平性や正当性を担保するためには何人もの人間が関わる。
それには何人もが原稿を読み込まなければならず、時間と労力が掛かる。
そこでAI技術を使って効率的な制作を支援する技術が研究されている。> 

反対意見

 実際の作業は想像している以上に簡単でした。
<記者が取材し書き上げた原稿をシステムに入力すると、自動的にカタカナ
の文字とアクセントなどを表す記号に書き換えられる。
そしてAIがアナウンサーと同じイントネーションを推察し文字を読み上げる。
ただし完ぺきではないので固有名詞の読み違えなどがあり、パソコン上で
修正を指示する必要がある。>
 凄い技術ですが反対する意見もあるそうで。
<アメリカAP通信はAIが記者の代わりになるとは決して考えていないと強調。
記事の作成にAIを使わない方針を明らかにしている。
ニューヨークタイムズも原則禁止。>

 その一方で逆の動きも加速しています。
<グーグルはニュース記事を作成できるAI製品を大手メディアに売り
込んでいる。>(引用は全て NHK より)
 たとえグーグルがくれると言ってもそんな物要らない。
「あるくあかるく」は手書きだからこその味があるんダ!
 意味もなく、声を荒げてしまいました。

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昭和のプロレス:大注目の繋ぎ技

2023-10-27 10:45:43 | 日記
猪木を挑発

 「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では主役を盛り立てた脇役達を
振り返っています。
今週は「スキンヘッドの超巨漢、キングコング・バンディ」の登場です。
 日本のファンにその名が浸透したのは1982年にテキサスで行われた
フリッツ・フォン・エリックの引退試合。
大注目の試合の相手に選ばれて一躍来日が待たれるレスラーになりました。
 翌年6月には同じダラスでジャイアント馬場のPWF王座にも挑戦し、
動ける超ヘビー級への期待は更に高まりました。

 ここまでの流れから日本では全日マットに上がるかと思われていましたが、
意外にも初来日は新日マットの85年新春黄金シリーズ。
 「アメリカマットには俺を持ち上げられる奴はいない。
もしも猪木が俺を投げたなら賞金をくれてやる」といきなり挑発し、
大会場のメインで2回も猪木とボディスラム・マッチを展開。
プロレスの基本技ボディスラムが対決の肝になり、単なる繋ぎの技が
バンディの代名詞の技に昇華したのでした。
 同年5月には新日のIWGP&WWFチャンピオンシリーズにも参戦。
5月10日の開幕戦では第6試合に登場し若手の高野を攻めまくり片エビ
固めでフォール勝ち。
20日にはメインで猪木と対戦し回転エビ固めにフォール負け。
 それでもバンディの評価は下がりません。

一時引退 

 驚くことに次のバーニングスピリット・インサマーにもバンディは連続参戦。
6月28日の開幕戦で第6試合に登場すると坂口、木村組と対戦。
両者フェンスアウトのドロー試合に終わりましたが、翌日にはメインの6人
タッグで猪木と対戦。
7月4日には坂口とのシングル対戦が組まれるなど、好待遇を受け続けます。
 近い将来の新日外人ナンバー1が既定路線に思えたのですが、残念ながら
ここで来日は途絶えます。
新日と提携していたWWFに主戦場を移してしまったのです。
 85年の前半は出ずっぱりだったバンディの雄姿が、ここで見納めになって
しまいました。

 WWFマットを席捲しながら体調不良で88年に引退。
その後94年に復帰を果たします。
 97年8月には新興勢力のIWAジャパンの招聘を受けて久しぶりに日本
のマットに登場。
でも一世を風靡したボディスラムはもはや話題にもなりません。
 8日の開幕戦ではメインの6人タッグで中堅選手から勝利。
その後も勝ちを続けますが決め手は全てアルゼンチン・バックブリーカー。
相手を担ぎ上げるダイナミックな大技ですがこれすら話題になりません。
 単純な繋ぎ技で幾度となく大会場を満員にしたバンディが、大技を披露しても
注目されない存在になってしまいました。
 時の流れは非情です。
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