あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

青い蜂と幸せと

2015-09-30 08:02:22 | 日記
見慣れない虫

 周囲を見ながら歩いていると馴染みのコースでも草や虫、鳥や花などが
新鮮な驚きをもたらしてくれます。
 先日は見慣れない昆虫を見つけました。
ヒルガオが茂る辺りを飛び回っている虫はミツバチに似ているのですが、何かが違う。
近づいて観察すると大きさも形もほとんどミツバチですが、色が違う。
老眼の私の眼にもいつも目にする薄茶色のハチと違うのは明らかです。
 その色はそう、青です。

 青いそのハチはヒルガオの花に潜り込みタップリと蜜を吸って花粉を食べて、
モゾモゾとお尻から這い出ると花びらの上からブーンと飛び立ちました。
 暫く藪の上を舞い、追いかけようとした私を振り切って奥深くへ消えて行きました。
姿が見えなくなってから、今見たのは本当に青いハチだったのか、見間違いだったろうか、
その思いが浮かびました。

 小さな頃から昆虫を追いかけまわして育ちました。
数多くの種類の蜂も見てきました。
しかし青い色をした蜂は記憶にありません。

際限ない欲望

 帰宅して「青い蜂」で検索し、ヒットした内容を見て驚きました。
今世間では「幸せを呼ぶ青い蜂」が 話題なのだそうです。
 正式名称をルリモンハナバチと言い、ミツバチの仲間です。
体長は13~14mm。
本州、四国、九州の広範囲に分布していますが、生態は良くわかっていない様です。

 その為国内で発見された場所は数える程しかない希少な種でした。
そんな珍しい蜂を見られただけでも運が良いのですが、その上に幸せまで
運んでくれると言います。
一体それはどんな物なのでしょう。

 何歳になっても自分の脚で歩けるので、移ろう季節毎に小さな発見ができる、
それが楽しくていつも喜びを感じる。
幸せだ。
 モーリス・メーテルリンクが描く「青い鳥」の様に「一番身近な所に幸せがある」
そう理解するべきでしょうか。

 しかし自慢じゃない、私は煩悩だらけの未熟者。
悩みなく好きな事だけやってうまい酒を呑む、そんな暮らしが愛おしい。
この歳になっても青い鳥の教訓には馴染めません。
 これだからせっかく巡り合った青い蜂も、さっさと姿を消してしまったわけです。
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幻想的な草

2015-09-29 07:02:33 | 日記
薄ぐらがりにほのかな赤い糸

 八幡様に参って杉木立の坂道を下りていた時。
日が差し込まずシダやコケが生い茂るジメジメした場所に、一筋の赤い糸が
見えた気がしました。
近づくと幾本もの赤くて細い糸が、緩やかな曲線を描き交差しています。
薄暗い空間に幻想的な風景がありました。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた山野草を取り上げていますが今週は、
タデ科 イヌタデ属 ミズヒキ です。

 ものすごく小さく赤い花、米粒よりも小さな赤い花が間隔を空けて、黒くて細い
茎から芽吹いた様に咲いています。
花の様に見えたのは4枚のガク。
その内の3枚は赤い色、1枚は白い色をしています。
だから上から見ると赤い糸に見え、下から見上げると白い糸になります。
 この紅白の草を観察した先人が、感性の閃きでミズヒキと名前を付けました。
それはかなり昔の話、万葉集の中で既にこの名前が詠まれているそうです。
その名を付けた輝く感性の持ち主は一体誰なのでしょう。

清少納言か弁慶か

 想像するに夏目雅子似の清少納言でしょうか。
ひとり森の小道を散策しながら、ふと目にしたこの草に「愛いやつ」と言って
ミズヒキと名を付けた。
これでは当たり前すぎますね。

 もっと意外な組み合わせとして、昭和のいかついレスラー・キムドク似の弁慶に
名付け親になってもらいましょう。
敵を追いかける弁慶、勢いよく踏み下ろしかけた足もとに赤い一筋。
それに気づいて「わしゃあ、危うく可憐な花を踏み潰すところじゃった。
よくもまあ、綺麗に咲いたものじゃ。何かに似ているな。」
そう言いながらミズヒキの名を与えたのでした。
この筋書きは如何ですか。

 しかし時代考証がめちゃくちゃな話になりました。
万葉集が作られたのは奈良時代、水引が明から輸入されたのは室町時代と言います。
清少納言は平安時代のお人、武蔵坊弁慶は平安末期の僧。
 歴史の知識が無い事がもろにばれちゃいました。
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徘徊オヤジの汚名を防ぐ帽子

2015-09-28 07:01:51 | 日記
比率は7対3

 突然ですが皆さん、ウォーキングする時には帽子を被りますか?
それとも被らないですか?
ちょっと気になり質問させて頂きました。

 毎週月曜日はウォーキングを通じて健康長寿を語っていますが今週は
「ウォーキングと帽子」です。

 コースで出会う方々は帽子を「被る派」「被らない派」様々です。
概して若い人よりは年配の方、男性よりは女性に「被る派」が多い様に思います。
比率は7対3で被っている方の方が多いでしょうか。

スズメバチにも有効?

 普段帽子を被る習慣の無い私ですが、ウォーキングには頭に乗せて出かけます。
そもそも帽子を被る理由は何でしょう?
あくまで私の場合です。

 夏は強い直射日光を遮り、熱中症予防の必需品。
意外な理由ですが秋にはスズメバチ対策です。
この時期攻撃性の高まるスズメバチ、一説では天敵の熊を黒い動物と認識している
ので黒い服装など目がけて襲う傾向が強いと言います。
だから黒髪を隠す帽子が効果的と盲信しています。
かなり白髪が交じっているくせに。
 冬には防寒。
特に耳まで覆う毛糸の帽子は手放せません。
そして春になれば理由の無いまま、それまでの流れに従って被り続けます。

 ウォーキングは何時でも何処でもお金を掛けずに始められるスポーツです。
始めるにあたって特に準備は必要ありません。
しいて拘るとすれば足に合った靴くらいで、他はあり合わせの物で十分対応できます。
 帽子が無ければタオルを巻いていても支障はありません。

 しかし、です。
人相の悪い私が頭にタオルを巻いて歩き回っていては、不審に、否、不快に
思う方がいるかもしれません。
タオルオジサンと揶揄されるならまだしも、タオルオヤジが徘徊していると
噂されても悲しい限り。
エチケットとして、タオルでは無くこれからも帽子を愛用する事にします。
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日曜日はクイズの日

2015-09-27 07:01:27 | 日記

 一週間って早いですね、最近特に早い!

加速度が着いた感じです。

 さて毎週日曜日は頭の体操をしています。

先ずは先週の答え合わせから。

「長野県は高齢者が元気に働く県です。

では高齢者の就業率は県別ランキングで第何位でしょうか?」

 ⇒ 正解は堂々の1位でした。

   長野県高齢者平均就業率は31.7%

   全国平均は22.2%、ちなみに東京都は24.4%です。

今週のクイズは以下の通り、A君からD君の話を聞いて1位から4位の

順位付けをしてください。

 A君「僕はB君より遅かった」

 B君「僕はC君より早かった」
 
 C君「僕はA君より早かった」

 D君「僕はB君より早かった」 
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樹々の高さがほとんど同じになる理由

2015-09-26 09:01:03 | 日記
滑らかな山肌

 秋晴れの下、遠くに山々を見ながら歩く時間の何と心地よい事か。
暑くも無く寒くも無く、今がウォーキングには最適の季節です。

 毎週土曜日はウォーキングの途中で感じた疑問を取り上げていますが、
今週は「森の樹々の謎」です。

 山を見て不思議に思います、どうして樹々はほとんど同じ高さに育つのだろう?
まるで柔らかなビロードを敷いたかの様に、山はなだらかな森で覆われています。
一本だけ突出して伸びる木など無く、ほとんど同じ高さに揃っています。
 これは山に限らず公園などを囲む森でも同じです。
時に均衡を破るのは、不格好な人工物の鉄塔や風力発電のプロペラです。

 日本の山や森の樹々が同じ高さに揃う理由を調べてみると、そこには「植物社会学」
や「森林生態学」で説明されるメカニズムがありました。
 植物は光合成で栄養を作ります。
だから他の木よりも高く伸びようとします。
我々が普通目にする木は、幹の半分より上で楕円形に枝を広げた姿をしています。
ところが森の中ではこの常識が通じないと言います。

 密集して樹々が生える山や森林では、互いの枝が邪魔になります。
そこで幹の最上部では上に延びるよりも横に枝を広げて、より多くの太陽光を得ようと
努力します。
 それでも突き出る樹がありそうですが実際にはほとんど見かけません。
それは日本には冬があるからだと言います。
厳しい冬を乗り越えながら縦に成長を続け、ある一定の高さになると今度は横に
延びる力が強く働きます。
だから森の樹々は楕円形では無く、まるで傘の様な形で枝を伸ばしています。

在来と外来の違い

 日本の森では高木層と呼ばれる森林帯は概ね25m程の高さに留まっています。
海外では、赤道近くなど80mを超える樹々が点々と存在していると言います。
そこには豊富な養分に加えて、強い風が吹かない赤道ならではの条件がある様です。

 ウォーキングで通る公園の森は遠くから見るとほぼ同じ高さの樹々が並んでいます。
そんな中、例外もありました。
芝生の広場を針葉樹の並木が囲んでいますが、中に一本他を圧倒して二倍の高さに
伸びた樹があります。
ポプラの巨木です。

 日本在来の樹々は周囲に同調して同じ高さに揃う中、外来の樹が遠慮なくそびえ
立っている。
これは個性の発揮でしょうか、それとも集団生活ができない我がままでしょうか。
意見が分かれるところでしょう。
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