衝撃の見出し
地震に豪雨に火山の噴火、日本列島は常に自然災害と隣り合わせです。
これらの脅威は深刻ですが、ある程度の予測や推察が可能です。
ところが突然姿を現すとんでもない脅威が存在します。
それが小惑星の異常接近です。
毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなどーでも良い愚問を取り上げています。
今週は「小惑星は何時ぶつかるか」です。
<7月25日に直径130mの小惑星が地球のすぐ近くを通り過ぎていたことが分かった。
地球と月は37万km離れているが、小惑星は僅か7万kmをかすめて行った。>
(信濃毎日新聞 より)
この記事で何より驚くのは、小惑星が発見されたのが最接近の前日だったという事実。
ちょっとタイミングが違っていたら「明日地球に衝突!」の見出しが躍っていたかもしれません。
確率の計算
この記事の後にはこんな報道がありました。
<小惑星が8月10日に地球付近を通過する見通し。>
こちらは800万km先だったので安全でしたが、その大きさには注目です。
直径が570mもあったそうです。
しかしそれも小惑星の中では小さな類、太陽を周回している最大の物は34kmもあると言います。
ちなみに直径500m程度の小惑星は年に6回程度は接近していて、それらが地球に衝突する
可能性は200~300年先に1回とされています。
NASAは<2029年には巨大なアポフィスが接近するが、3万km圏内に入る心配は無い。
今後100年に衝突する恐れのある小惑星は見当たらない。>とほっとする説明をしてくれます。
ところがどうも大事なことを隠している様で、こんなひと言を付け加えます。
「我々が懸念しているのは未知の天体だ」(引用は全て CNN.co.jp より)
怖い話を聞かされたものです。
未知の天体っていったいどれ位あるのでしょう?
<地球に衝突する可能性が大きく、かつ衝突した場合地球に与える影響が大きいと思われる
小惑星をPHAと呼ぶ。
直径が110m以上、地球の軌道との最小交差距離は748万km以内。
2012年時点でPHAは1331個登録されている。>(Wikipedia より)
この数が多いか少ないかは別として、肝心なのはこの続きです。
<1331個はPHA全体の20~30%と思われる。>
仰天の発言です。
つまりは地球に衝突する可能性のある小惑星のほとんどはまだ発見されていないのです。
計算は苦手ですが、どんなに低い確率でも何時か当りが来ることは分かります。
宝くじで1等の前後賞に当たる確率は0.00001%。
とんでもなく低い数字ですが、1000万人が買えばその中のひとりは必ず当選します。
生きている間に隕石にぶつかる可能性は100億分の1。
途方もない数値ですが地球の人口は80億に近いので、その内誰かにぶち当たるかもしれません。
となれば地球に衝突する小惑星がやってくる確率は・・・
地震に豪雨に火山の噴火、日本列島は常に自然災害と隣り合わせです。
これらの脅威は深刻ですが、ある程度の予測や推察が可能です。
ところが突然姿を現すとんでもない脅威が存在します。
それが小惑星の異常接近です。
毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなどーでも良い愚問を取り上げています。
今週は「小惑星は何時ぶつかるか」です。
<7月25日に直径130mの小惑星が地球のすぐ近くを通り過ぎていたことが分かった。
地球と月は37万km離れているが、小惑星は僅か7万kmをかすめて行った。>
(信濃毎日新聞 より)
この記事で何より驚くのは、小惑星が発見されたのが最接近の前日だったという事実。
ちょっとタイミングが違っていたら「明日地球に衝突!」の見出しが躍っていたかもしれません。
確率の計算
この記事の後にはこんな報道がありました。
<小惑星が8月10日に地球付近を通過する見通し。>
こちらは800万km先だったので安全でしたが、その大きさには注目です。
直径が570mもあったそうです。
しかしそれも小惑星の中では小さな類、太陽を周回している最大の物は34kmもあると言います。
ちなみに直径500m程度の小惑星は年に6回程度は接近していて、それらが地球に衝突する
可能性は200~300年先に1回とされています。
NASAは<2029年には巨大なアポフィスが接近するが、3万km圏内に入る心配は無い。
今後100年に衝突する恐れのある小惑星は見当たらない。>とほっとする説明をしてくれます。
ところがどうも大事なことを隠している様で、こんなひと言を付け加えます。
「我々が懸念しているのは未知の天体だ」(引用は全て CNN.co.jp より)
怖い話を聞かされたものです。
未知の天体っていったいどれ位あるのでしょう?
<地球に衝突する可能性が大きく、かつ衝突した場合地球に与える影響が大きいと思われる
小惑星をPHAと呼ぶ。
直径が110m以上、地球の軌道との最小交差距離は748万km以内。
2012年時点でPHAは1331個登録されている。>(Wikipedia より)
この数が多いか少ないかは別として、肝心なのはこの続きです。
<1331個はPHA全体の20~30%と思われる。>
仰天の発言です。
つまりは地球に衝突する可能性のある小惑星のほとんどはまだ発見されていないのです。
計算は苦手ですが、どんなに低い確率でも何時か当りが来ることは分かります。
宝くじで1等の前後賞に当たる確率は0.00001%。
とんでもなく低い数字ですが、1000万人が買えばその中のひとりは必ず当選します。
生きている間に隕石にぶつかる可能性は100億分の1。
途方もない数値ですが地球の人口は80億に近いので、その内誰かにぶち当たるかもしれません。
となれば地球に衝突する小惑星がやってくる確率は・・・