定義が良く分からない
ハイブリッドなフグの話
先日ニュース番組の中に聞きなれない言葉が出て来ました。
「ハイブリッドフグ」です。
凄く燃費が良さそうな名前ですが、一体どんな生物なのか気になりました。
毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなどーでも良い様な愚問を取り上げて
います。
今週は「種とか交雑とか、そこらが良く分からない」ので、動物や植物のその辺りの知識を
かじってみました。
ニュースを詳しく見ていなかったので改めて調べました。
<教育機構水産大学校の高橋淳教授の研究結果。
2012年から2014年に掛けて太平洋で獲った252匹のフグの内、149匹が交雑種
だった。
日本海に棲むゴマフグと太平洋に棲むショウサイフグは本来生息域の違いから交配する事は
無かったが、海洋環境の急激な変化で交雑種が多数発生している。
分布域に変化が起きた事による種間交雑が世界各地で報告されている。>(産経ニュース より)
これがハイブリッドフグの正体でした。
この場合はどちらもフグ科フグ属の同じ仲間なので交配は容易です。
自然界で交配して子供を作り、その子供が子孫を残せればそれが「種」なのだそうです。
一方子供が子孫を残せなければ、異なった種と判断されます。
イヌの品種は数えきれないほどありますが、例え姿かたちが違っても犬同士は交配出来て
子孫を残せます。
これが「種」だと漠然と理解しました。
専門家の一言
ハイブリッドと言う言葉は豚とイノシシの交雑種が語源だそうです。(Wikipedia より)
両者の交配で生まれたイノブタは子孫を残せるので、豚とイノシシは同じ種となります。
一方で雄のロバと雌の馬を掛け合わせて生まれたラバ。
こちらは両親の優れた部分を受け継いで、頭が良くて体が丈夫で粗食に耐えるとして古くから
飼育されて来ました。
しかしラバは不妊なので、馬とロバは種が異なると判断できます。
過去には日本の動物園が種の異なる豹とライオンを掛け合わせて、レオポン何て生き物を
作りだしました。
もちろんレオポンも不妊でした。
そう言えば昭和の時代には人間とチンパンジーの間に生まれたと言われるオリバー君が来日して、
大騒ぎになりました。
何となく「種」の定義が分かった気がしてきましたが、次の文章を読んでまた頭が痛く
なりました。
根っからの文系人間には、この方面の知識を理解するのはやはり困難です。
<異なる生物種同士では交雑種は原則生まれない、しかしDNAが極めて近い生物であれば
交雑種が生まれる。>
ではその境目は何処にあるのでしょう?
それに関してある専門家は、人間の力が及ばない領域を含むこの分野の研究に関してこう説明
しています。
「やって見なければ分からない。」
なるほど。
植物に関しては来週の土曜日に。
ハイブリッドなフグの話
先日ニュース番組の中に聞きなれない言葉が出て来ました。
「ハイブリッドフグ」です。
凄く燃費が良さそうな名前ですが、一体どんな生物なのか気になりました。
毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなどーでも良い様な愚問を取り上げて
います。
今週は「種とか交雑とか、そこらが良く分からない」ので、動物や植物のその辺りの知識を
かじってみました。
ニュースを詳しく見ていなかったので改めて調べました。
<教育機構水産大学校の高橋淳教授の研究結果。
2012年から2014年に掛けて太平洋で獲った252匹のフグの内、149匹が交雑種
だった。
日本海に棲むゴマフグと太平洋に棲むショウサイフグは本来生息域の違いから交配する事は
無かったが、海洋環境の急激な変化で交雑種が多数発生している。
分布域に変化が起きた事による種間交雑が世界各地で報告されている。>(産経ニュース より)
これがハイブリッドフグの正体でした。
この場合はどちらもフグ科フグ属の同じ仲間なので交配は容易です。
自然界で交配して子供を作り、その子供が子孫を残せればそれが「種」なのだそうです。
一方子供が子孫を残せなければ、異なった種と判断されます。
イヌの品種は数えきれないほどありますが、例え姿かたちが違っても犬同士は交配出来て
子孫を残せます。
これが「種」だと漠然と理解しました。
専門家の一言
ハイブリッドと言う言葉は豚とイノシシの交雑種が語源だそうです。(Wikipedia より)
両者の交配で生まれたイノブタは子孫を残せるので、豚とイノシシは同じ種となります。
一方で雄のロバと雌の馬を掛け合わせて生まれたラバ。
こちらは両親の優れた部分を受け継いで、頭が良くて体が丈夫で粗食に耐えるとして古くから
飼育されて来ました。
しかしラバは不妊なので、馬とロバは種が異なると判断できます。
過去には日本の動物園が種の異なる豹とライオンを掛け合わせて、レオポン何て生き物を
作りだしました。
もちろんレオポンも不妊でした。
そう言えば昭和の時代には人間とチンパンジーの間に生まれたと言われるオリバー君が来日して、
大騒ぎになりました。
何となく「種」の定義が分かった気がしてきましたが、次の文章を読んでまた頭が痛く
なりました。
根っからの文系人間には、この方面の知識を理解するのはやはり困難です。
<異なる生物種同士では交雑種は原則生まれない、しかしDNAが極めて近い生物であれば
交雑種が生まれる。>
ではその境目は何処にあるのでしょう?
それに関してある専門家は、人間の力が及ばない領域を含むこの分野の研究に関してこう説明
しています。
「やって見なければ分からない。」
なるほど。
植物に関しては来週の土曜日に。