白い乳液が苦さの基
キク科の植物を見分けるのは苦手です。
似た姿をした物が多いのでなかなか区別がつきません。
そんな中この草は比較的独創的なスタイルをしているので、見分け易くて覚え易い
ありがたい存在です。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた山野草を取り上げていますが、今週は
キク科 ニガナ属 ニガナ です。
ロゼットから伸びた茎には細長い葉が少しだけ着いています。
1本だけで茎を伸ばしている物もいれば、重なったロゼットから幾本も伸びて小さな
群落を作っている物もあります。
どちらにしても30センチ程にスッキリと伸びた茎の先には、黄色い5、6枚の
花弁が着いて今が盛りと咲き誇っています。
残念な事に、舌状花は小さな上に数枚しかないので他のキク科の花に比べると貧弱で
目立たず、ほとんど誰にも気付かれずに草むらに埋もれてしまっています。
この草の葉や茎を切ると白い乳液がしみだしてきます。
これを舐めると苦いのでそれが名前になりました。
沖縄ではニガナをンジャナと呼び、独特の苦みを活かして数多くの料理に使われて
いると言います。
野菜として栽培もされ、ビタミンCとビタミンA、カリウムにカルシウムが豊富に
含まれているそうです。
しかし検索した写真を見ると小松菜を思わせる幅の広い立派な葉をしていて、こちら
で言うニガナには余り似ていません。
多分名前が同じ別の植物なのでしょう。
余談ですが沖縄には「ヤギが食べる草は人も食べられる」との言い伝えがあるそうです。
実際にヤギがこの苦い葉を食べるか実験をした話がネットにありましたが、それを見ると
沖縄流のニガナをヤギは美味しそうに食べていました。
一方北海道ではニガナはウサギが喜ぶ草の仲間だそうです。
南の島ではヤギが食べ、北の果てではウサギが食べて、北から南までその名の割には
愛されている存在の様です。
食べてみましょうか
ではこの草、人間様は食べられるのでしょうか?
基本的に名前の最後に「ナ」が着く植物は「菜」の意味なので、食べられると言います。
ニガナも苦さはあるけれど毒は無いので食用になります。
茹でて水に晒すと苦みが取れ、おひたしや和え物、煮つけや汁の実にすると美味しく
食べられるそうです。
ナルホド、キク科の草ながら私でも容易に見分けられるしあちらこちらに生えているので、
取って来て食べてみても良いかも知れません。
しかし問題があります。
ロゼット以外のこの草の葉は細長くて貧弱です。
それを湯がいたら爪楊枝ほどの細さに縮まってしまって歯ごたえなど無いでしょう。
ウサギは満足しても、大食漢の私は納得できません。
だから食べられる草ではありますが、食べたい草ではありません。
キク科の植物を見分けるのは苦手です。
似た姿をした物が多いのでなかなか区別がつきません。
そんな中この草は比較的独創的なスタイルをしているので、見分け易くて覚え易い
ありがたい存在です。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた山野草を取り上げていますが、今週は
キク科 ニガナ属 ニガナ です。
ロゼットから伸びた茎には細長い葉が少しだけ着いています。
1本だけで茎を伸ばしている物もいれば、重なったロゼットから幾本も伸びて小さな
群落を作っている物もあります。
どちらにしても30センチ程にスッキリと伸びた茎の先には、黄色い5、6枚の
花弁が着いて今が盛りと咲き誇っています。
残念な事に、舌状花は小さな上に数枚しかないので他のキク科の花に比べると貧弱で
目立たず、ほとんど誰にも気付かれずに草むらに埋もれてしまっています。
この草の葉や茎を切ると白い乳液がしみだしてきます。
これを舐めると苦いのでそれが名前になりました。
沖縄ではニガナをンジャナと呼び、独特の苦みを活かして数多くの料理に使われて
いると言います。
野菜として栽培もされ、ビタミンCとビタミンA、カリウムにカルシウムが豊富に
含まれているそうです。
しかし検索した写真を見ると小松菜を思わせる幅の広い立派な葉をしていて、こちら
で言うニガナには余り似ていません。
多分名前が同じ別の植物なのでしょう。
余談ですが沖縄には「ヤギが食べる草は人も食べられる」との言い伝えがあるそうです。
実際にヤギがこの苦い葉を食べるか実験をした話がネットにありましたが、それを見ると
沖縄流のニガナをヤギは美味しそうに食べていました。
一方北海道ではニガナはウサギが喜ぶ草の仲間だそうです。
南の島ではヤギが食べ、北の果てではウサギが食べて、北から南までその名の割には
愛されている存在の様です。
食べてみましょうか
ではこの草、人間様は食べられるのでしょうか?
基本的に名前の最後に「ナ」が着く植物は「菜」の意味なので、食べられると言います。
ニガナも苦さはあるけれど毒は無いので食用になります。
茹でて水に晒すと苦みが取れ、おひたしや和え物、煮つけや汁の実にすると美味しく
食べられるそうです。
ナルホド、キク科の草ながら私でも容易に見分けられるしあちらこちらに生えているので、
取って来て食べてみても良いかも知れません。
しかし問題があります。
ロゼット以外のこの草の葉は細長くて貧弱です。
それを湯がいたら爪楊枝ほどの細さに縮まってしまって歯ごたえなど無いでしょう。
ウサギは満足しても、大食漢の私は納得できません。
だから食べられる草ではありますが、食べたい草ではありません。