あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

ウサギは食べるが俺は食わない、その理由

2016-05-31 07:00:00 | 日記
白い乳液が苦さの基

 キク科の植物を見分けるのは苦手です。
似た姿をした物が多いのでなかなか区別がつきません。
そんな中この草は比較的独創的なスタイルをしているので、見分け易くて覚え易い
ありがたい存在です。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた山野草を取り上げていますが、今週は 
キク科 ニガナ属 ニガナ です。

 ロゼットから伸びた茎には細長い葉が少しだけ着いています。
1本だけで茎を伸ばしている物もいれば、重なったロゼットから幾本も伸びて小さな
群落を作っている物もあります。
 どちらにしても30センチ程にスッキリと伸びた茎の先には、黄色い5、6枚の
花弁が着いて今が盛りと咲き誇っています。
残念な事に、舌状花は小さな上に数枚しかないので他のキク科の花に比べると貧弱で
目立たず、ほとんど誰にも気付かれずに草むらに埋もれてしまっています。

 この草の葉や茎を切ると白い乳液がしみだしてきます。
これを舐めると苦いのでそれが名前になりました。
 沖縄ではニガナをンジャナと呼び、独特の苦みを活かして数多くの料理に使われて
いると言います。
野菜として栽培もされ、ビタミンCとビタミンA、カリウムにカルシウムが豊富に
含まれているそうです。
 しかし検索した写真を見ると小松菜を思わせる幅の広い立派な葉をしていて、こちら
で言うニガナには余り似ていません。
多分名前が同じ別の植物なのでしょう。
 余談ですが沖縄には「ヤギが食べる草は人も食べられる」との言い伝えがあるそうです。
実際にヤギがこの苦い葉を食べるか実験をした話がネットにありましたが、それを見ると
沖縄流のニガナをヤギは美味しそうに食べていました。

 一方北海道ではニガナはウサギが喜ぶ草の仲間だそうです。
南の島ではヤギが食べ、北の果てではウサギが食べて、北から南までその名の割には
愛されている存在の様です。

食べてみましょうか

 ではこの草、人間様は食べられるのでしょうか?
基本的に名前の最後に「ナ」が着く植物は「菜」の意味なので、食べられると言います。
ニガナも苦さはあるけれど毒は無いので食用になります。
茹でて水に晒すと苦みが取れ、おひたしや和え物、煮つけや汁の実にすると美味しく
食べられるそうです。

 ナルホド、キク科の草ながら私でも容易に見分けられるしあちらこちらに生えているので、
取って来て食べてみても良いかも知れません。
しかし問題があります。
ロゼット以外のこの草の葉は細長くて貧弱です。
それを湯がいたら爪楊枝ほどの細さに縮まってしまって歯ごたえなど無いでしょう。
 ウサギは満足しても、大食漢の私は納得できません。
だから食べられる草ではありますが、食べたい草ではありません。
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暑い盛りのウォーキング、注意すべき2点

2016-05-30 07:00:16 | 日記
根拠のない自信

 暑い日が続きますね。
長野県内でも過去10年間の平均気温を上回る日が続いています。
毎年この時期には熱中症注意の呼びかけをくどい程耳にしますが、何となく「自分は大丈夫」と
根拠のない自信を持っていました。
 しかしそれは大きな間違い!
ちょっと調べてみたところ、状況によっては誰にでも起こり得ると知って考えを改めました。

 毎週月曜日はウォーキングを通じて健康長寿を得るために、全く専門知識の無い私が奮闘する
お話です。
 今週は「ウォーキングと熱中症」です。

 大雑把に言って毎年全国で1000人前後の方が熱中症でお亡くなりになっています。
内訳はやはり高齢者が多くて、65歳以上の男性が3割、女性では5割を超える比率になっています。
 どうして高齢者に被害が多いのでしょうか?
ひとつには歳を取ると体内に貯蓄している水分量が少なくなっている為。
更にお年を召した方は脳が若くないので、のどの渇きに気付きにくい為。

 では水を飲まないと何故熱中症になってしまうのでしょうか、ここで基本をおさらいしてみましょう。
人間は体温を上げ過ぎない様に汗をかいて気化熱を放出しています。
ところが体内の水分量が少ないと十分に汗を作れないので、次第に体温が上がってしまい最終的に
熱中症になってしまうのです。

注意すべき2点


 では歳を取っている私達、暑い盛りでもウォーキングを楽しむにはどうしたら良いのでしょうか?
そこでふたつのポイントに絞って調べてみました。
それは「何度までなら歩いて良いか」「どれくらい水分を摂れば良いか」です。

 先ず気温については、一般的に35度以上の時は運動を避けるべきとされています。
その為気象庁は毎年4月下旬から10月下旬までの期間、翌日または当日の最高気温が概ね35度以上
と予想される場合「高温注意報」を発表しています。
 ここで注意しなければいけないのは湿度です。
湿度が高い状態では汗が乾かないので、熱の発散が少なくなっています。
気温が低くても、湿度70%から80%の日には十分な注意が必要です。

 ふたつめの水分摂取量ですが、1日に必要とされる量を計算する便利な式があるそうです。
それが、35ml×体重=1日に飲む水の適量 です。
この式で計算すると私の場合、約2.2リットルの水が必要になります。
 では極端な話、1回でこの量を飲めば良いかと言えば当然ブッブーですよね。
飲むタイミングも重要です。
よく言われるのは朝起きた時、運動をする前と後、風呂に入る前と後、寝る前、です。
 ウォーキングの場合には、出発前にコップ1杯の水。そして500mlの水を持ち歩き、喉が
渇かなくても飲む様に心掛けます。
その為には例えば15分に1回水を飲む、と目安を決めておくと良い様です。

 健康長寿を目指して日々歩く。
しかし注意不足が原因で健康を害してしまっては悲し過ぎます。
自分だけは大丈夫、そんな根拠のない自信は捨て去って注意点に留意して、さあ健康長寿を目指して
今日も歩きましょう。
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日曜日はクイズの日

2016-05-29 07:00:43 | 日記
 先週は、読者数が減った事を思わず嘆いてしまいましたがお蔭様で

徐々にお読みいただく方の数が増えて来ています。

ありがたい事です、これからもよろしくお願いいたします。

 先ずは明日からの1週間の予告編をお届けします。

 30日(月)暑い日にウォーキングするならこの2つはお忘れなく

 31日(火)苦い汁を出すニガナのお話

  1日(水)初めて見た黄色のトンボ、意外なその正体とは

  2日(木)いつまでたってもグルフ下手の私に舞い降りて来た鳥とは

  3日(金)トランプと言っても大統領候補では無くプロレスラー

  4日(土)日常生活で生じた極々小さな疑問、さて今週は?

 こんなテーマで書きますのでよろしかったらお読みになって下さい。

 さて毎週日曜日にお届けしている頭の体操のクイズの日。

先週の問題は〇欄に漢数字を入れて四文字熟語を完成させてくださいでした。

 一石〇鳥 ⇒ 二

 一唱〇嘆 ⇒ 三

 一罰〇戒 ⇒ 百

 一騎当〇 ⇒ 千

 一粒〇倍 ⇒ 万 でした。

では今週はこの発展形で三から六にまつわる四文字熟語作りです。

〇欄に漢字一文字を入れて完成させて下さい

  〇三〇四   

  三〇四〇   

  三百〇〇   

  三〇五〇   

  三〇六〇   
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葉っぱに着いた謎の物体、美味しそうなので食べちゃった人もいる

2016-05-28 07:00:27 | 日記
花か実か、しかしてその実態は

 ウォーキングの最中に面白い物を見つけました。
知識の少ない私では何の樹か良く分かりませんが、その葉っぱから短い柄の先に
乗っかった小さな卵形の物がたくさん生えています。
黄色から緑から赤まで少しずつ違いがあって、色調の変化がきれいです。
 ハナイカダの様に葉に開いた花なのか、あるいは食べられる果実なのか、謎です。

 毎週土曜日は日常生活で生じた極々小さな疑問を取り上げていますが、今週は
「葉っぱに着いた謎の物体」です。

 調べてみると花でも実でも無く、これは虫によって作られた植物のコブなんだ
そうです。
虫に入り込まれた植物組織が異常な形に発達してできたコブで、正式名称を「虫癭」
(ちゅうえい)と言います。
 昆虫、ダニ、線虫、菌類等により引き起こされ、植物の葉、茎、根、花、果実など
あらゆる場所で発生します。
 ネットで検索すると出るわ出るわ、虫癭の写真がこれでもかと現れます。
まるでサクランボが葉の上に乗ったかの様に艶々として美味しそうに見える物
(実際これを食べてしまった人も多い様です)、一面にズラッと並んだ姿が規則正し
過ぎてゾッとする物、腐りかけてドロドロした物など盛りだくさんですが、大抵は
気色の悪い物です。

名前を着ける公式があった

 私が見た植物はハルニレだったと分かりました。
この樹の葉にできた虫癭には「ハルニレハフクロフシ」と正式な名前が着いている
そうです。
 驚いた事にほとんどの虫癭には独自の名前が着いていると言います。
それも「ハエが作ったコブ」何て荒っぽい着け方はされません。
全ての名前は原則に従って着けられています。
それは「植物の名前」+「虫癭のできた場所」+「虫癭の形」+「フシ(コブを表す)」
の公式になっています。
 ハルニレハフクロフシを因数分解すると「ハルニレの葉に出来た袋状のコブ」となります。
ではこれを作った犯人は誰か?
それはアブラムシの仲間の「オカボノクロアブラムシ」で「陸稲黒油虫」と書きます。
 陸稲とは畑に植える稲で田植えや代掻き等の作業の手間が掛らない反面、一般的には
余りおいしく無いと言われています。
 
 オカボノ何ちゃらは陸稲の根に潜んでいて秋になるとハルニレに移動し、芽の基部に
卵を産み付けます。
冬を越した卵は4月に幼虫になって今度は新葉の裏に潜り込みます。
すると虫を包み込むように葉が凹むので、反対側の表面には盛り上がりが出来て、これが
やがてコブになります。
中に入り込む虫の数が増えればそれだけコブも大きくなります。
 5月の下旬頃、コブを破って成虫が出て来ます。
成虫には羽がありますが何と口がありません。
移動は出来ますが悲しいかな、餌を食べる事は出来ないのです。
 何も食べずに陸稲に移り、産卵をしてその一生を終えます。

 この様に虫癭は決まった生物が引き金になって、決まった植物の決まった場所で決まった
時期に発生します。
それは植物にとって害になる場合もあればできた成分が役に立つ事もあります。
それを人間が利用している例もあります。
 何気に知った「ちゅうえい」でしたが、それは実に奥深い世界でした。 
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一番好きな女子レスラーを後楽園で生観戦

2016-05-27 07:00:35 | 日記
顔はアイドル、言葉は汚く

 当時は女子プロレス全盛の時代。
遠い昔にあった際物扱いの視線などもはや無く、アイドル顔負けの人気を
誇るレスラーが何人もいたのです。

 毎週金曜日は「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」と題して当時生観戦
した試合を振り返っています。
今週は1994年頃、後楽園ホールで見た全日本女子プロレスを取り上げます。

 プロレスを生まれて初めて生観戦したのは中学生の時でした。
その時は「音」に生の迫力を感じました。
バーンとマットに叩き着けられた背中が思ってもいなかった程大きな音を出し、
こちらまで痛くなりました。
 翻って初めて女子プロレスを生観戦した時は「何て口の悪いお嬢さん方が多いのだ」
と驚きました。
「こーのーーやろーう!!」とか「いてえじゃねえか~」と大声を連発するのが
可愛い顔をした20代前半の女の子たち。
 中でもひときわ大きな声で汚い言葉を発し、休む事無く華麗に動き回る女性が
いました。
それが今日の主役、豊田真奈美選手でした。

魅力を一言で言えば

 167cm、80kg、1971年生まれですからこの時23歳だったでしょう。
一目見てファンになりました。
その魅力を一言で言うなら、「長い黒髪と可愛い顔、負けず嫌いで自己顕示欲の塊、
ストレートな感情表現、繰り出す多彩な技、底なしのスタミナ、」でしょうか。
 それを示すエピソードには事欠きません。
プロレスの第1試合は観客に地味な基本技を披露して、先ずは異次元に引き込む大事
な位置づけです。
腕を捻じられただけであんなに痛いんだ、マットに放り投げられるとこんなに衝撃を
受けるんだ、と感じてもらう試合です。
 デビュー直後の豊田選手はその第1試合で何とメインエベンターが使う一番派手な
技ジャーマンスープレックスを迷う事無く披露したのです。
 
 中堅の位置に上がった頃に行われた盟友山田敏代との髪切りマッチ、敗者の髪を
切れずに自分の髪にハサミを入れて泣き崩れる姿がありました。
 他団体の工藤めぐみ&コンバット豊田と行われた交流戦では、勝利を得ながらも
思い通りの内容にならなかった事が不満で号泣しました。
 今は鬼嫁として人気の高い北斗晶とは60分動きっぱなしの試合をしました。
 更には男子でもなかなかできない30人掛けもこなしています。
これは1人1分、前座選手からエース格まで20人と入れ替わりで休みなく戦う試合
形式です。
見事に30人を相手に9勝3敗18引き分けで戦い切ったのです。

 当日の後楽園ホールにはアジャ・コング、北斗晶、井上京子など人気の女子レスラー
が揃って出場しました。
しかし私の眼には豊田真奈美選手しか見えません。
怒涛の攻めを受けながらも虎視眈々と反撃のチャンスを伺い一瞬のスキを捕えて形勢を
逆転、さてここから反撃に出ます。
 その時あの掛け声が!
「よっしゃ、行くぞー」
絶叫が後楽園ホールに響き渡りました。
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