あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

身近な生き物:かなり人気は低いです

2019-07-31 06:29:29 | 日記
ゴキブリに似ている

 妙にこの夏接近遭遇する虫といえばノコギリカミキリ。
ヒヨドリバナの葉に付いているのを見つけたのが少し前。
次は地面を這い、その次にはクヌギの幹をよじ登っていました。
そして昨日は落ち葉をかき分けていました。
10日の間に4回も見れば多少なりとも興味を覚えます。
名前しか知らないこの虫がどんな生態をしているのか調べてみました。

 大きな物は5センチ弱にもなり、国産の仲間の中では大型の部類に入ります。
一般的なカミキリムシは長細いスレンダーな体型と長い触角が特徴的ですが、ノコギリカミキリは
その定義にははまりません。
 横幅のあるずんぐり体型をしているので暗がりで見ればゴキブリと間違えるかもしれません。
触角も身体より長いものを持つ種がある中で、比較的短め。
でも形は独特です。
まるで三角形をズラリと繋ぎ合わせたかの様な姿をしていて、そのギザギザした形状から「のこぎり」
の名前が付きました。
 眼は上を向いて着いていて、歯は飼育ケースを噛みちぎる程に丈夫です。
しかし性格は温厚で他の種類と一緒にしてもまず喧嘩にはなりません。
 脚には粘着性があるので足場の悪いところにも吸着できます。(自然のチカラ より)
そしてこの脚が意外なほどに速いのです。

捨て台詞を吐く

 <大きくて真っ黒な体は、黒一色の中に艶のある部分と艶消しの部分とが混じり合っている。>
(Jewel Insect Life より)
その美しさに魅了される人がいる一方で、ノコギリに限らずカミキリムシ全般の人気は余り高く
ありません。
 どれ程度なのかを「何でも調査団」の好きな虫ランキングで見てみましょう。
堂々の1位は淡い光を放つホタル、2位はすいすい宙を飛ぶトンボ、3位は虫の王者カブトムシ。
クワガタが4位で5位はチョウ。
以下スズムシ、セミ、テントウムシ、カマキリ、バッタと続いてベスト10には出て来ません。
 漸く12位に現れますがその下にいるメジャーな存在はアメンボとハチくらい。
甲虫類のライバルに大きな差を付けられているカミキリムシですが、その中にあってノコギリ
カミキリは更に人気が薄い存在なのだとか。
原始的なタイプなのでカミキリムシ独特の特徴を備えていないのがその理由だと言います。
 この夏何度も出会ったノコギリカミキリは、意外にもというべきか思った通りというべきか、
人気の薄い虫でした。

 おっと!
地面を駆け抜ける人気薄の虫をまたもや発見!
誰にも振り向かれないのは可愛そうだから相手をしてやろう、そう思って手を伸ばしたけれど
動きの何とも速いこと。
伸ばした指先をすり抜けてさっさと草むらに姿を消してしまいました。
 人気なんて別に気にしていないけれど、多分そう言い残して。

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雑草の日:食欲に勝れ!探求心

2019-07-30 19:52:39 | 日記
目立つ奴を採取

 今年の梅雨は長かった。
関東甲信越は漸く昨日明けた様ですが、それにしてもここふた月はジメジメ続き。
森林公園を散歩していても足元はほぼ毎日ヌカルミ。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 ベニタケ科 ベニタケ属 クロハツ です。

 そんな湿った環境で我が世の春を謳歌しているのがキノコ。
あっちでもこっちでも名も知らないものがにょきにょきと生えています。
 7月にこれ程顔を出すのは多分滅多にないこと。
そうなるとキノコはずぶの素人ながら、食欲は人一倍あるオヤジは思います。
これだけ種類があれば食べられるものも混じっているのでは。
 目にしたキノコの名前を覚えるのは探求心を満足させるし、森の中で食べられるキノコを
採るのは食欲を満たしてくれます。 
 とは言え繰り返しながらこちらは正真正銘の素人、どれも名前が分からないしどれが
食べられそうなのか見当もつきません。
なので一番目立つ奴を採って図鑑と見比べました。
そしてクロハツだろうと結論付けました。

 <最初は球形をしているが次第にカサを開き、老成すると漏斗状に真ん中がくぼむ。
湿った時には表面に粘り気があるが次第に乾く。
幼時は灰白色で最後には黒くなる。
味も臭いも無い。
ブナ科カバノキ科ヤナギ科マツ科の樹木の下に発生する。>(Wikipedia より)
 さて問題はこれが食べられるキノコなのか否かです。

教訓を得る

 「古くは食用にされていた」そんな記述がありました。
やったあ!目指すキノコをいきなり探し当てた!と喜んだのも束の間、続きがありました。
「近年は有毒とする図鑑が増えている」
 なんでもそっくりなニセクロハツがあるそうな。
こちらは致死性の猛毒を持つキノコ。
毒キノコランキングでは有名なテングタケやツキヨダケを抑えて堂々の6位にランクインして
いるつわものです。(YAMAHACK より)
 これとクロハツは酷似しているのではっきり区別することは難しい。
昔は間違えて口にして中毒になる例が多かったと言いますが、最近の研究でクロハツ自体にも
危険な成分がある事が分かったそうです。

 <加熱しても毒成分は消えない。
ハスフェリン・カナバニンなどを含む。
中でもシクロプロペンカハボン酸は骨格筋の組織を溶解し、それが臓器に障害を与える。
食後10~20分で嘔吐や下痢になりその後言語障害などを起こす。
重篤な場合は心臓が衰弱して死亡する。>(食と健康の総合サイト より)
これを食べていた昔の人って!
これを食べずに済んだオレって!

 クロハツを採って分かったことは唯一点。
「素人が知らないキノコを同定するのはおおいいに結構。
でも食欲を持ち込んだら危険です」
 
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健康長寿:きしむ肋骨

2019-07-29 06:31:59 | 日記
意外なもろさ

 胸が痛い、かれこれ2週間以上痛みが続いています。
ここが痛む症状を調べたら恐ろしい病名が次々と出て来て、唯でさえ鬱陶しいのに余計に
蒸し暑くなりました。

 毎週月曜日は専門知識の欠片も持たない私が、ウォーキングを通じて健康長寿を手に入れようと
奮闘するお話です。
今週は「骨の強化とウォーキング」を。

 胸の痛みが生じるのはこんな場合だそうです。
<肋間神経痛:突然電気が走る様な痛みやじくじくした痛みが続く。
肋軟骨炎:安静にしていても痛む。
気胸:肺に穴が開き突然痛み出す。
心筋梗塞:肋骨が痛む様に感じる時がある。>(Medical Note より)
 でもちょっと症状が違う。
そう言えば、と痛みを感じた日の事を思い出しました。
今月13日に張り切って家の中の片づけをしたのですが、その時に重いタンスを持ち上げました。
もしかしたらその時に限度を超えた力を出してしまって損傷したのかも。
 あの晩、軽く咳をしたら左の胸に激痛が走った。
押しただけでも痛んだ。
筋肉なのか骨なのか、余りの痛さに判断できず。
それから暫くたってどうやら痛む場所が肋骨らしいと見当が付きました。
素人判断ですが、あの時に余りの負荷を受けた肋骨にひびが入ったのだと思います。

 肋骨、いわゆるあばら骨は背骨から出ている左右それぞれ12本ある骨。
幼少期は柔軟性があるけれど、成人以降は硬くなるので意外な程損傷を受けやすいのだとか。
風邪で長い間咳きをしていたら折れた、なんて事もよくある話だそうです。
限度を超えた力でタンスを持ち上げた時にひびが入ったことは充分考えられます。
 すぐに病院にいく選択肢もありますが、こんな記述を見れば躊躇してしまいます。
<1週間で痛みが少し軽くなり、折れていた場合でも3週間で痛みが取れる。
我慢できる痛みの場合は放置しても良いかも知れない。>(ライフハックアナライザ より)
それでいまだに病院にも行かずに我慢している次第です。

4つの動作を加える

 骨を鍛えるには縄跳びなどの強い衝撃が加わる運動が最適。
通常のウォーキングでも骨を丈夫にする効果はあるけれど、もっと負荷を加える方法を
取り入れると更に効果が期待できると言います。
それは普通に歩きながら次の4つの動作を加えること。
週に5回歩くとすれば1~4を日替わりで、5日目には通常歩きをすると良いのだそうです。
<1:歩くペースをあげるとゆっくり歩きに比べて大腿骨頸部骨折のリスクが大幅に下がる。
2:後ろ歩きや横歩きをすると骨に新たな衝撃が加わり効果的。
3:5分歩いた後の10分間は30秒に1回足を揃えたジャンプする。
4:階段や急な坂をきびきび歩く。>(YLOHAS より)
 蒸し暑い中普通に歩くだけでも大変なのに、これらの動作を加えるとなると覚悟が必要です。
そんな具合に骨を折れば折る程、骨を折るリスクが減る。
なかなかの真理です。
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日曜日は川柳の日

2019-07-28 06:29:59 | 日記

 梅雨入りした6月のあの日から、ほぼ毎日の雨降り。
今年の梅雨は気合が入っていました。
カレンダーはめくれても、空に居座る雲は消えず。
7月も末になって漸く梅雨明けの気配です。
もう梅雨は御馳走様の気分です、大抵の人は。
 そこで今週の駄作です。

 <梅雨明けに 文句言うのは カエルだけ>

 真夏の日差しが期待出来そうな来週、「あるくあかるく」の予定です。

29日(月)健康長寿:    肋骨に異変が
30日(火)雑草の日:    キノコにょきにょき
31日(水)身近な生き物:  人気薄のカミキリ
 1日(木)日本語のおさらい:目の辺りに巨大生物
 2日(金)昭和のプロレス: 超一流が脇役に
 3日(土)日々の愚問:   かぶれる理由

 明けたら明けたで、今度は猛暑だ残暑だと騒ぐんだろうな。
毎年恒例の私のボヤキが始まります。

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日々の愚問:テレビの小窓

2019-07-27 06:29:59 | 日記
同じ手法

 テレビを見ていて気になることがあります。
というよりもちょっと気に障るレベルです。
どうしてこんなに頻繁に現れるのか、どこの局でも同じように使うのか、気になって
仕方ありません。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなどーでも良い愚問を取り上げています。
今週は「テレビに出て来るアレ」についてです。

 ワイドショーなどで画面の端に出て来る小窓、芸人やアナウンサーなどの顔を映すあの小窓が
気になります。
正式名称は「コーナーワイプ」と呼ぶらしいのですが、あれ程よく目にするのにはどんな理由が
あるのか不思議です。
 <驚いて欲しいところで驚き泣いて欲しいところで泣くように、視聴者を誘導する役割がある。
1990年頃に「世界まる見え」が従来からあったこの手法を上手に取り入れ、視聴率アップに
貢献したことで広まった。>(YAHOO!ニュース より)
 世界では日本と韓国と中国のバラエティ番組で大流行なのだそうです。(ガジェット通信 より)
 共感できれば視聴率が上がるという理屈は分かりますが、何しろ30年も前に始まった技法です。
それをいまだに何処の局でも何の番組でも同じような使っていては、共感するのは難しそう。
誰か全く違った小窓の使い方を考えついてくれないかな。

単純なストーリー

 子供の頃に読んだ漫画を思い出しました。
誰でも名前を知っている有名漫画家がまだ売れていなかった頃に描いた漫画です。
 ストーリーはいたって単純。
テレビ大好き少年がある日画面の隅にある卵を見つける。
孵化して現れた存在が、テレビの中に自由に出入りできる小窓を作ってくれた。
少年は憧れの女優と付き合ったり美味しい物を好きなだけ食べたりして有頂天になった。
 そんな単純な話でしたが子供心には衝撃的でした。
何しろ昭和30年代と言えば漸く一般家庭に白黒テレビが普及し始めた頃です。
未知の機械には秘められた力があると信じてしまいました。

 さてその漫画家とは水木しげるさん。
おそらく1963年頃の作品だったと記憶しますが、当時の漫画の主流はロボット物や潜水艦・
飛行機物。
 絶対的なヒーローが活躍する時代にあって、ノンポリ少年の夢物語は斬新と言えば斬新、しかし
明らかに時代のニーズとは違っていました。
それでも水木さんは独自な世界を発展させて「テレビくん」で1965年に講談社児童まんが賞
を受賞、1968年からは代表作の「ゲゲゲの鬼太郎」を描き始めます。
そして妖怪物という誰も描いたことの無い新境地を造り上げたのでした。
 現在のテレビ界に、誰も見た事の無い「テレビの小窓」を発想するひと、いないかなぁ。


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