あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

日本一長寿の県で困っている事

2015-11-30 07:00:19 | 日記
とにかく野菜を食べている

 長野県知事の阿部さんは最近国内ばかりか海外からも何度も同じ質問を受ける、
と言います。
長寿日本1の長野県の秘訣は何ですか?
それに対して阿部知事はこのように答えるそうです。
 今日は長野県発行の雑誌に掲載されていた知事のお話に関する話題です。

 毎週月曜日はウォーキングを通じて健康長寿を目指す取り組みを記していますが
今週は「長野県人の野菜食」の話題です。

 長寿の秘訣にはいくつかありますが、その一つに野菜の摂取量日本1がある、と
知事は仰います。
どれくらい食べられているかと言うと、全国の男性が1日に食べる野菜の平均が
301g、対して長野県は379gで堂々全国1位です。
 野菜の摂取量の多さは生産量の多さにも繋がります。
長野県は農家戸数でも日本1です。
これは単に生産量を増やしているだけではありません。
農業には定年がないので幾つになっても働ける、つまり長野県は高齢者の就業率でも
日本1となっています。

 幾つになっても働き甲斐を持って体を動かし、大量の野菜を摂取する食生活、それが
複合的に作用して長寿の一因になっているのです。
 では具体的にはどんな作物を作っているでしょうか。
生産量が日本1の作物は、わさび、ズッキーニ、レタス、セロリ、えのきだけ、クルミなど。
2位は白菜、そば、加工用トマトなど。
3位はアスパラや長芋など。

 長野県が凄いのは野菜作りが単に量の拡大を目指すだけでは終わらない事です。
信州伝統野菜認定制度があって地域に伝わる伝統野菜の保存にも力をいれています。
有名な松本一本ネギ、須坂の村山早生牛蒡、飯田の奥の清内路かぼちゃ等71種類が認定を
受け育成が奨励されていると言います。

我が家の野菜事情

 万事がうまく進んでいる様です。
でもちょっと待てよ!?
 私には農業をする土地もありません。
土地を借りて家庭菜園をしている訳でもありません。
親戚縁者にも農業従事者はおらず、近隣の家庭から定期的に野菜を分けてもらう事もありません。
食品スーパーに行くたびに女房が野菜の高値を嘆くボヤキを聞かされます。
 
 こんな我が家にとっては農産物の直売所はありがたい存在です。
しかし場所が遠かったり販売量が限られていたり、期待通りに使える訳ではありません。
そこを改善する取り組みがあればありがたい事です。
 例えば、家庭菜園の過剰収穫物や農業生産者の規格落ち品を潤沢に流通させる仕組みを作り、
安くて新鮮な野菜を簡単に手に入れられる様にして、資源を有効に活用する、そうなったら
どれ程助かる事でしょう。

 ある統計によると、長野県の世帯数は82万世帯、その内農業従事世帯は24万世帯だそうです。
農業に従事していない約7割の県民の希望として、阿部知事、この様な取り組みをご検討
いただけないでしょうか。
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日曜日はクイズの日

2015-11-29 07:00:56 | 日記
 もう冬タイヤに履き替えましたか?

とうとう冬本番ですね。

 今週も頭の体操にクイズをおひとつ。

先週の答え合わせから行ってみましょう。

問題は

「雪が降れば子供たちは雪だるま作りに夢中になりますね。

では日本と欧米の雪だるまで大きく違う点は何でしょうか?」

答えは

「日本の雪だるまは座禅を組む姿から来ているので頭と体の二段階。

一方、欧米の雪だるまには足に当たる部分が着いている。」でした。

 では今週の問題。

「今は姿を見かけないカタツムリ。

また夏になると葉っぱの上などをゆっくりと進む姿を見かけるでしょう。

ところでカタツムリがブロック塀の上で何かをしている事が時々あります。

さてカタツムリはそこで何をしているのでしょうか?」
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落ち葉を踏みしめて

2015-11-28 07:00:32 | 日記

 公園の小道で落ち葉を踏みしめ、ジャッジャッ、カサコソ、乾いた音を
立てながら歩くのはこの時期ならでは気持ち良さです。
桜やクヌギ、イチョウや紅葉、赤や黄色や茶色や緑、更に楕円形や星形や
尖った物や細長い物、様々な色と形の落ち葉。
 公園を管理する方々が毎日掃いても掃いてもまた落ちて風に舞っています。
今はこんなに溢れかえっている落ち葉ですが、気が付くと姿を消しています。
そこにはどんな仕組みがあるのでしょう。

 毎週土曜日はウォーキング中に感じた疑問を取り上げていますが、今週は
「落ち葉の謎」です。

 落ち葉は腐敗してやがて土にかえります。
日本の風土がそれを支えています。
どれも同じに思える落ち葉でも腐敗の仕方には大きな違いがあります。
ケヤキ、コナラ、クヌギ、クリなどの葉は発酵がしやすく、スギ、ヒノキ、モミジ、
サクラ、更に針葉樹の葉は発酵がしにくい。
その差は、微生物生育阻害物質や油分が含まれているか否か、だそうです。
 
 これらの成分が入った落ち葉は発酵するまでにかなりな時間が必要です。
日本では当たり前に発酵して土にかえる落ち葉ですが、熱帯雨林では様相が
異なります。
その地では雨量が多い為に発酵する前に雨の為に洗い流されてしまうと言います。
日本の肥沃な土壌は、この地に適した気候条件も大きく影響している様です。
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必殺技にその名を刻むレスラー

2015-11-27 07:00:17 | 日記
遅すぎた初来日

 日本のプロレス史にはそれ程大きな足跡は残していないけれど、いまだに
試合で使われる代表的な技にその名が冠されたひとりのレスラーがいます。

 毎週金曜日は「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」と題してお届けしていますが
今週は「地獄の料理人」 ハンス・シュミット です。

 1967年に日本プロレスに初来日。
スキンヘッドの風貌と代名詞にもなっているシュミット式バックブリーカーの開発者
として、日本のファンには良く知られた存在でした。
 残念ながら既に全盛期を過ぎた41歳だった為、タイトルに挑戦はしたものの記憶に
残る様な激しい試合は行ってはいません。
しかしその存在感は捨てがたく、翌1968年には新興勢力の国際プロレスに招聘され
再来日を果たしました。
この時には団体にトラブルが発生し、十分に試合を行う事無く帰国しています。

 ファンがすっかり存在を忘れかけた7年後の1975年に、今度は新日本プロレスに
登場しました。
この年の7月18日、アントニオ猪木とシングル対決を行っていますが既に齢50程、
熱戦は望むべくもありません。
 いずれの来日でもシリーズの主役級の扱いを受けながら、ファンが期待した試合は
展開できませんでした。
これは本場アメリカマット界で王道を歩み、名勝負を量産してきたシュミットとしては
不本意だったでしょう。

馬場も猪木もできなかった事

 しかしシュミットの名前はプロレス史に燦然と輝き続けます。
相手を持ち上げ自分の膝に叩きつける、その名前を冠したシュミット式バックブリーカー。
この技はこれからも長く使われ続けて行くでしょう。

 ジャイアント馬場とアントニオ猪木は日本を代表するプロレスラーです。
その活躍は多くの人々に愛され記憶されてきました。
しかしこの二人の名前が刻まれたプロレス技は存在しません。
 確かに「ジャイアントチョップ」や「アントニオスペシャル」の呼び名はありますが、
馬場キックや猪木ロック等の様に直に名前が付けられた技はありません。

 さてシュミット。
日本マットでの戦いは本人も満足できない内容だったでしょう。
しかしシュミット流バックブリーカーにその名を残し、いつもまでもファンの口に
上る偉業を成し遂げているのです。
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バードウッチャー望遠鏡恐怖症

2015-11-26 13:24:36 | 日記
デビュー戦

 忘れもしません、7年前の11月の事。
生まれて初めて探鳥会に参加しました。
この様な催しに参加して野鳥の観察の仕方や習性などを学ぼうと張り切って
出かけました。
 探鳥会では大いに刺激を受けて大満足だったのですが、とある事情によって
その後縁遠くなってしまいました。
その事情とは?

 毎週木曜日はウォーキング中に目にした野鳥を取り上げていますが今週は
アトリ科 シメ属 シメ です。

 告知されていた千曲川の河原に早朝に集合し、野鳥の会会員の方々の説明を
受けながら観察を始めました。
会員が準備してくれた望遠鏡を覗くと2羽の小鳥が見えました。
 探鳥会で初めて目にした記念すべき第1号がこのシメでした。
覗きこんだ視野には小枝に止まってさえずっている2羽の鳥影。
この時は逆光の為にシルエットし分かりませんでした。
 
 別の角度から自分の望遠鏡を構えると、全体がズングリムックリとした体形、
背中が濃く頭部が薄い褐色、一部に青っぽい色が見える結構きれいな鳥が見えました。
くちばしが太く、これで木の実の種を割って食べると言います。
10月から翌年5月にかけては長野市街地でも群れを成す様子が観察できる、と
説明を受けました。
 その後約2時間周辺を歩き回り、カワセミ、シジュウカラなど数多くの野鳥を
観察する事が出来ました。

思わぬ症状が

 予想以上の成果に満足しながら車を走らせて帰路に着きました。
運転していると、何だか体の異常が気になります。
最初はムカムカする程度、そこに徐々に吐き気も加わってきました。
まるで車に酔った様です。
寒い所にいたので風邪をひいたかなと思いもしましたが、そうでは無い、望遠鏡を
覗き過ぎていて「酔ったんだ」と思い至りました。

 その不快な症状は帰宅しても消えず、ゆっくり睡眠をとって漸く解消されました。
知り合いに聞くと、焦点のあっていない望遠鏡を使うと起こる症状なので新しい物を
買う様に勧められました。
 その後店頭で試用を繰り返しシックリくる物を探しました。
これなら良いだろうと思う物を実際に屋外で使ってみました。
しかしまたも同じ症状が発生。

 この時の辛さが何時までも記憶に残り、以来望遠鏡を覗く勇気を持てません。
シメを観察して上々の出だしに「しめしめ」と喜ぶ筈だった探鳥会デビュー戦が、
実は「締め」になってしまったお話でした。
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