白銀の世界で見つけた物
毎日のように歩く森林公園は、身近で自然と親しめる場所。
そこを行けば、今週はこれにしようと思う山野草が簡単に見つかります。
ところが先日の大雪で今は全てが雪の下。
白一色の世界を眺めながら、何も書く材料が見つからないぞ、と思案してしまいました。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた山野草を取り上げています。
今週は イネ科 ササ属 スズダケ です。
辛うじて林の縁に緑の物を見つけました。
冬でも枯れていないササです。
雪の白と葉の緑が見事な対比を描いて公園の一角を占めています・・そんな風に
書きたいところですが、見える景色は随分と違います。
50cm以上も積もった雪を掻きわけて漸く近づきました。
雪がふっくらと膨らんでいますが、その下にはササの茂みが埋もれているのでしょう。
周辺から丈の高い何本かが顔を出していますが、どれも雪に押されて真っすぐな姿勢
を保てず斜めに傾いでいます。
葉の縁が茶色に変わり、緑の部分も生気を失った褪せた色をしています。
一年中変わることなく青々としているササのイメージとはかなりかけ離れた姿です。
同定できず
ササやタケはどれを見ても同じに見えます。
細長い葉や節の有る茎(稈と呼ぶ様ですが)を共通項に持った姿に、違いを見つけ
られません。
しかし漠然とササやタケと区別しただけでは先に進め無い、今後この方面も攻める
としたら、身近な場所で基本となる1種類を覚えて、段々に周りの情報を増やして
行くのが良さそうです。
そこで<タケ・ササ図鑑 内村悦三氏著>を取り出して、ページを繰りました。
この本にはおよそ130種が掲載されていますが、1ページずつ写真と目の前の
現物を見比べます。
しかしなかなか「これだ!」と合点が行くものが見つかりません。
何種類かを候補に絞り、もう一度見比べて漸く出した結論がスズダケでした。
以下にタケ・ササ図鑑の説明を抜粋します。
<北海道から九州に至る積雪の少ない湿度の高い所に群生する>
今年は特別に雪が多いからこの箇所は気にしなくてもいいか。
<稈長は2m前後で直径は5~8mm>
太さは合っているけれど高さは半分しかないぞ、これからの生長を期待しますか。
<釣り竿の穂先などに利用するが、折れやすいので油抜きをするか新生のものを使う>
昔使っていた釣り竿の先が確かにそっくり!
<葉は葉長30cm近くなり、幅4~5cmと長大で厚い>
それほど逞しい葉っぱでは無いんですが・・・
結局のところ目の前で半分雪に埋もれたササの正体が、スズダケであっているのか
違うのか分かりません。
もっと勉強しなければいけません。
しかし近頃は覚えた事が頭の中からなかなか出て来ないのです。
知識が頭の底にドップリと沈んだままで、二度と浮き上がって来ない感じです。
私の脳ミソも雪に埋もれたササ状態になっているのかもしれません。
毎日のように歩く森林公園は、身近で自然と親しめる場所。
そこを行けば、今週はこれにしようと思う山野草が簡単に見つかります。
ところが先日の大雪で今は全てが雪の下。
白一色の世界を眺めながら、何も書く材料が見つからないぞ、と思案してしまいました。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた山野草を取り上げています。
今週は イネ科 ササ属 スズダケ です。
辛うじて林の縁に緑の物を見つけました。
冬でも枯れていないササです。
雪の白と葉の緑が見事な対比を描いて公園の一角を占めています・・そんな風に
書きたいところですが、見える景色は随分と違います。
50cm以上も積もった雪を掻きわけて漸く近づきました。
雪がふっくらと膨らんでいますが、その下にはササの茂みが埋もれているのでしょう。
周辺から丈の高い何本かが顔を出していますが、どれも雪に押されて真っすぐな姿勢
を保てず斜めに傾いでいます。
葉の縁が茶色に変わり、緑の部分も生気を失った褪せた色をしています。
一年中変わることなく青々としているササのイメージとはかなりかけ離れた姿です。
同定できず
ササやタケはどれを見ても同じに見えます。
細長い葉や節の有る茎(稈と呼ぶ様ですが)を共通項に持った姿に、違いを見つけ
られません。
しかし漠然とササやタケと区別しただけでは先に進め無い、今後この方面も攻める
としたら、身近な場所で基本となる1種類を覚えて、段々に周りの情報を増やして
行くのが良さそうです。
そこで<タケ・ササ図鑑 内村悦三氏著>を取り出して、ページを繰りました。
この本にはおよそ130種が掲載されていますが、1ページずつ写真と目の前の
現物を見比べます。
しかしなかなか「これだ!」と合点が行くものが見つかりません。
何種類かを候補に絞り、もう一度見比べて漸く出した結論がスズダケでした。
以下にタケ・ササ図鑑の説明を抜粋します。
<北海道から九州に至る積雪の少ない湿度の高い所に群生する>
今年は特別に雪が多いからこの箇所は気にしなくてもいいか。
<稈長は2m前後で直径は5~8mm>
太さは合っているけれど高さは半分しかないぞ、これからの生長を期待しますか。
<釣り竿の穂先などに利用するが、折れやすいので油抜きをするか新生のものを使う>
昔使っていた釣り竿の先が確かにそっくり!
<葉は葉長30cm近くなり、幅4~5cmと長大で厚い>
それほど逞しい葉っぱでは無いんですが・・・
結局のところ目の前で半分雪に埋もれたササの正体が、スズダケであっているのか
違うのか分かりません。
もっと勉強しなければいけません。
しかし近頃は覚えた事が頭の中からなかなか出て来ないのです。
知識が頭の底にドップリと沈んだままで、二度と浮き上がって来ない感じです。
私の脳ミソも雪に埋もれたササ状態になっているのかもしれません。