あるく あかるく

健康長寿 めざしましょう

日本語のおさらい:奥さん、それは誤解です

2019-10-31 06:29:19 | 日記
難し過ぎる漢字

 毎週木曜日は日本語をおさらいする日。
今回取り上げるのは使い分けが難しいふたつの言葉、「つまびらか」と「つぶさ」です。

 先ずは「つまびらか」、<物事の細かいところまではっきりしている様。>(goo辞書 より)
<内容を詳しく述べること。詳細を明らかにすること。>(weblio辞書 より)の
意味で使われます。
 雑学として<平安時代には「つばひらか」と用いられていた。>(weblio辞書 より)のだとか。
漢字で書くと「詳らか」が一般的ですが、「審らか」も用いられます。
ふたつの漢字をこの先何かで見かけた時に果たして正しく読めるか心配ですが、実はもっと
厄介な漢字も用いられるそうです。
 それが漢字1級の「孰」と2級の「諦」(漢字辞典 より)
孰らか、とか諦らか(送り仮名が正しいのか自信ないのですが)が出てきたら、絶対
私は読めません。

 次なるは「つぶさ」です。
こちらは<細かく詳細な、などという意味で使われる副詞。>(weblio辞書 より)
<事の次第を「つぶさ」に報告する。全てを漏れなく「つぶさ」に点検する。などと用いられる。>
(goo辞書 より)
 つぶさを表す漢字も幾つかあります。
<備・悉・潰・津房(地名)委曲(古事記)などがある。>(ふりがな文庫 より)
これらは上級者向けで私の様な初心者が覚えるべきはこちらの漢字。
<一般的には「具さ」の字が使われるが、この字にはこんな意味が含まれる。
①すべて備わっていること。完全な様。
②細かく詳しい様。つまびらかな様。>(日本国語大辞典 より)
 ②によると「つぶさ」と「つまびらか」は同じ意味の様です。
どうやって使い分けをするのかおさらいです。

実用例を考える

 <共に「細かい」という意味を持つ点では共通している。
しかし「つぶさ」には「ことごとく」の意味があるのに対して、「つまびらか」には
それが無い点で異なる。
よって「つぶさに点検する」とは言えても「つまびらかに点検する」とは言えない。
また「つぶさ」は単に「細かい」だけであるのに対して「つまびらか」には「明らかに」と
いう意味が付加される。
それにより「つぶさにする」とは言えないが「つまびらかにする」とは言える。>
(毎日一問!日本語ドリル より)
 う~ん、難解な説明につい唸ってしまいます。
果たして今週のおさらいを理解できたのかどうか、実用例を考えてみました。

 つまびらかの場合は「ここ最近の行動を妻につまびらかにした」、一方つぶさならば
「1週間の動きを妻につぶさに説明した」
これでどーだ。
 でもなんだってこんな用例を持ち出したのでしょう。
このテーマはちょっと危険な気配が・・・。
敢えてこの方面に話題を振る私って、隠し事が嫌いなのかお間抜けなのか。
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身近な生き物:スズメバチ凶作

2019-10-30 06:29:09 | 日記
外れた予想

 ほとんど毎日近くの森林公園を歩く身としては、やっぱりスズメバチは天敵。
2年前に背中を一撃されてから余計警戒してしまいます。
 でも明後日からは11月、気温が下がってきているので奴らが行動する時期もそろそろ
お終いです。
そのタイミングで今年の「スズメバチの出来」を振り返りました。

 巣の撤去を依頼された件数を1000世帯当たりで換算したランキングでは、上位10の
市町村のほとんどが山梨県と長野県。
トップは山梨の山中湖村で38.3件、2位は長野県の軽井沢町の33.1件。
東京23区の1.7や大阪市内の0.9に比べると桁違いの多さです。
(生活110番ニュース より)
 もともと長野市は生息数が多い地域、その上今年も猛暑の予想でした。
だからシーズン当初はかなり怯えていました。
実際7月頃の報道番組ではスズメバチ大発生を予測するニュースを度々見ました。
 しかし振り返ってみると発生数はそれ程でも無かった感じ。
むしろ肌感覚では(皮膚を刺されたって意味じゃあなくて)少なかった気さえします。
何で予想は覆ったのでしょう?

今年の総括

 厳しい冬を生きながらえた女王バチは4月頃から単独で巣作りを始めます。
働き蜂が育つまでは産卵に子育てに巣の防御にとてんてこ舞い。
 その時期に雨が多くて気温が低いと大変です。
狩りができないので子育てに窮し、強い雨で巣が壊されてしまうこともあります。
スズメバチにとっての理想の気候は高温少雨。
それを踏まえて今年の長野市の天候を確認すると、ナルホドと納得できます。
 <5月は全般に晴れの日が多く気温は高めだったが、寒気の影響で霜も多かった。
6月の天気は周期的に変化。
7日に梅雨入りすると降水量はかなり多くなった。
7月は曇りの日が多く大雨と日照不足による低温が目立った。
30日以降に猛暑日が来た。>(長野地方気象台 より)
 今年の長野市の気候が女王バチの夢を砕きました。

 天敵スズメバチは少なければ少ない程良いかと問われれば、答えは微妙。
数が減るといわゆる不快害虫の跋扈を許してしまいます。
 こんな試算があるそうです。
<大きな巣では年間延べ1万匹の働き蜂が暮らす。
寿命は約ひと月、その内の20日を野外で働き、1日に50匹のエサを狩ると推定される。
つまりひとつの巣で1千万匹の虫を殺す。>(ハイワン蜂・害虫駆除センター より)
 この中にはまとわりつくやぶ蚊や血を吸うアブも含まれています。
スズメバチが減るとこれら魑魅魍魎が元気づいてしまいます。
 森を歩いてカに刺されるのは嫌だけれど、かと言ってスズメバチの恐怖に怯えるのはもっと嫌。
とりあえずスズメバチが凶作だった今年のシーズンは、私にとっては快適な夏だったと
振り返りました。
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雑草の日:アソコが細い

2019-10-29 06:29:59 | 日記
引いても引いても

 寝起きの顔を見て驚いた。
ヘンテコな顔をした生き物が鏡に写っていました。
ぼさぼさ頭に不精髭、腫れぼったい眼は細すぎてまるで引っ搔き傷みたいです。
 やれやれ随分とくたびれちまったなぁ、ボヤキながらウォーキングに出かける準備を
始めました。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 イネ科 アシボソ属 アシボソ です。

 森林公園の芝生広場の一角に小さな池があり、辺りは幾分ぬかるんでいます。
そこに生えている草に目が行きました。
 笹に似た長細い葉、稈の先端に付いた総、見るからにイネ科の植物ですが名前は
分かりません。
 ビッシリと群生していますが1本1本は華奢な体つき。
先週の強い雨に打たれて群落毎地面に向かってへたり込んでいます。
その様子から察するに稈はそれ程長く育ってはいないと思ったのですが、試しに1本
抜いたら予想外。
 力を籠めなくても抜けてくるけれど軽く引いても根が見えない。
もう一度引いてもまだ続きがある。
三回引っ張って漸く全体像が見えました。
想定外の1メートルを超える長さがありました。
 随分と頑張って稈を地面に這わせていた様です。
さてこの草は何もの?

 <北海道から沖縄まで広く分布する一年草。
谷沿いの山道などのやや湿った場所を好む。
茎は地面を這って伸び、所々から根を出して群落を形成する。
9月から10月に茎の頂部に花序を付ける。
先端の総は真上に伸び、2本目以降は斜め上に開く。
総の数は1~3本。>(岡山理科大学生物地球学科 より)
 その名はアシボソでした。

昆虫から哺乳類まで

 奇妙な名前ですが、脚に相当する部分が細いのでこの名になったのだとか。
引き抜いた物を観察しましたが、う~ん太さの違いが分からない。
でもおかしな名前であるのは分かります。
脚が細くてアシボソ、何とも単純明快な名前ですが似たケースを幾つも思いつきます。
 くちばしが細いカラスはハシボソガラス。
お尻の部分が細くなっている陸産の巻貝はシリボソギセル。
腰が細い大型のトンボはコシボソヤンマ、お腹が極端に細くなっているのはハラボソトンボ。
何処がトンボの腰とお腹なのかよくは分かりませんが。
 首の部分が細くなっているのはクビボソゴミムシ。
雑木林の中などを夜中に徘徊して獲物を探します。
クチボソと言えば関東でモツゴと呼ばれる10cm程の淡水魚。
全長13cmのムシクイの仲間の鳥はメボソムシクイ。
日本古来の呼び方はずばりメボソです。

 様々な生き物に〇〇ホソの名前が付いていますが、哺乳類が見当たりません。
暫し考えたら、いたいた見つけました。
朝見た鏡の中にやたらと目の細い哺乳類が写っていたのを思い出しました。
 
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健康長寿:メタボな自衛官

2019-10-28 06:29:29 | 日記
厳しい基準値

 長野市各所に台風被害に遭われた方々が過ごす避難所が設けられています。
私が毎日歩いている森林公園もそのひとつです。
今でも50名ほどが体育館で過ごされ、その方々に炊き出しをする自衛隊も駐屯しています。
 朝の3時過ぎから食事の準備をすること、既に2週間。
朝晩随分と冷え込んで来た長野市で、芝生に張ったテントで暮らす過酷な生活を続ける自衛官
の皆さんの気力と体力に心底驚嘆します。

 毎週月曜日は専門知識の欠片も持たない私が、ウォーキングを通じて健康長寿を手に入れよう
と奮闘するお話です。
今週は「自衛官とウォーキング」です。

 一般的な自衛官の朝は6時の起床ラッパから始まります。
着替えて廊下に並び朝の点呼を受けると15分程かけて部屋などを掃除。
それが済むと食道で朝食。
 8時から体操が始まり、17時まで訓練が続きます。
その後は夕食、風呂、部屋でゆっくり過ごすなどして23時に消灯。

 給料は一般の公務員よりも高めに設定されているそうです。
「士」階級では月給が16万から24万、「曹」階級では19万から43万円。
日々の食事や制服・作業服は全て支給されるので、生活の為の出費は余り無いのだとか。
 更に医療費は全額無料で、基本的に週休二日。
生活の保障はしっかりされますが、当然ながらその分結果を求められるものがあります。
そのひとつが体力検定です。

 腕立て伏せ、腹筋、懸垂、3000メートル走、ボール投げが検定項目、年齢ごとの基準値
が設定されそれを上回る事が求められます。
 ここで気になるのは年配者の存在です。
自衛隊では曹士クラスは53歳、将官クラスでも60歳で定年ですが、歳をとってもこの検定は必須。
 高齢者の場合は検定項目が三つに絞られるとは言え、それでも基準は過酷です。
腕立ては顎が付くまで腕を曲げ、2分間に25から35回。
腹筋も2分間に33から40回。
3000メートル走は15分20秒から16分20秒。(Career Garden より)
 50過ぎてもこの水準を維持するのですから大変です。
周囲を眺めながらお気楽にウォーキングを楽しんでいる私など足元にも及ばない運動量です。

体調管理が苦手

 従来自衛隊の中では体力検定は余り重要視されてなかったそうです。
ところが近年事情が変わりました。
検定結果が給与などの評価に関わる様になったと言うのです。
 理由?
それは「自身の体調管理ができない自衛官が目立ってきたから」
高血圧や肥満体が増えているそうです。
 避難所に駐屯して過酷な任務を遂行しているあの活動ぶりを見ている限り、とても信じられません。
メタボの自衛官がいるなんて。

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日曜日は川柳の日

2019-10-27 06:29:39 | 日記

 床屋で髪を切ってもらいながら、思いました。
昔は「お手紙届きました」とか「お電話ありがとう」などと言ったもの。
でも今の時代に「お」は似合わない。
「おメールありがとう」はふざけた風にしか聞こえません。
昔の会話には風情がありました。
 そこで今週の駄作です。

 <「お」を付ける 八百屋に床屋 ヘンテコ名>

 10月最終週も毎日更新目指す「あるくあかるく」の次週予定です。

28日(月)健康長寿:    自衛官の運動量
29日(火)雑草の日:    苦さを味わう
30日(水)身近な生き物:  スズメバチの動向
31日(木)日本語のおさらい:つまびらかとは
 1日(金)昭和のプロレス: 銅メダルと金メダル
 2日(土)日々の愚問:   にわかファンのハテナ

 散髪して軽やかな頭になりました。
もともと中身は薄いし、この頃は抜け毛も多いし。
中も外もぐっと薄くなって秋模様です。

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