足が止まらない
持って生まれた性分はせっかちなので、何事もすぐにやらないと落ち着かない
タイプです。
ところが歳をとったせいなのか、最近ちょっとした事をするのも億劫に感じます。
そんな私が目新しい草を見つけた場合、いったいどんな反応を示すのやら。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 ヒガンバナ科 ハナニラ属 ハナニラ です。
何時もの道を歩いていたら、一瞬青い花が目の端に見えた気がしました。
住宅街の近くの草藪の中にです。
色はオオイヌノフグリに似た水色、形はニワゼキショウに似ていた印象です。
背丈の高い草の中に埋もれている様に見えたのですが、ひょっとしたら勘違いかも
しれません。
歩みを止めるのが面倒くさくてそのまま歩き続けました。
今まで見た事も無い草だった様に思えるので気にはなりますが、でも今更引き返すのは嫌。
もやもやしたまま暫く歩きましたが、意を決して足を止めました。
振り返ると既に50メートル以上来てしまっています。
何事にも億劫を感じる最近の私にしては大胆な決断をしたものです。
ズクの意味は
拙い知識では同定できず、図鑑を広げてハナニラの名前を知りました。
アリシンと言う成分を含んでいるので、食用のニラと同じ匂いがすると書かれています。
早速イネ科の植物に似た細長い葉をちぎって嗅ぐと、本当だニラの匂いがする。
秋に白い花を咲かせる通常のニラよりも、花が大きくて美しいのでこの名が
付いたのだそうです。
6枚の花弁が星形を作っていますが、実は基部でひとつに繋がっているのだとも。
花が萎むと暫くして葉も枯れてしまい、暑い時期は球根で過ごし初冬に再び葉を
伸ばします。
原産地は南米、明治期に園芸用に持ち込まれた物が逸出し現在ではかなり野生化
していると言います。(野草の名前・春 より)
この場所では1輪咲いているだけなので、何かの拍子でここに球根が運ばれたのだと思われます。
ハナニラは管理が不要な手の掛らない植物なので、青以外にもピンクスター、
ホワイトスター、イエロースプリングスターなど様々な品種が作られています。
花は光に反応する性質なので、夜や曇りや雨の日は閉じています。
天気の良い日には太陽に向かって、朝は東、午後は真上、夜は西に花を咲かせると
言います。(LOVEGREEN より)
私のウォーキングコースではひょっとしたらこの場所にしか生えていないのかもしれません。
あの時引き返す決断をしなければ、知らないままだったでしょう。
面倒くさい事はやりたがらない最近の自分にしてはナイスジョブでした。
この様な場合、長野の方言ではこう言います。
「ズクをだして良かった」
持って生まれた性分はせっかちなので、何事もすぐにやらないと落ち着かない
タイプです。
ところが歳をとったせいなのか、最近ちょっとした事をするのも億劫に感じます。
そんな私が目新しい草を見つけた場合、いったいどんな反応を示すのやら。
毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 ヒガンバナ科 ハナニラ属 ハナニラ です。
何時もの道を歩いていたら、一瞬青い花が目の端に見えた気がしました。
住宅街の近くの草藪の中にです。
色はオオイヌノフグリに似た水色、形はニワゼキショウに似ていた印象です。
背丈の高い草の中に埋もれている様に見えたのですが、ひょっとしたら勘違いかも
しれません。
歩みを止めるのが面倒くさくてそのまま歩き続けました。
今まで見た事も無い草だった様に思えるので気にはなりますが、でも今更引き返すのは嫌。
もやもやしたまま暫く歩きましたが、意を決して足を止めました。
振り返ると既に50メートル以上来てしまっています。
何事にも億劫を感じる最近の私にしては大胆な決断をしたものです。
ズクの意味は
拙い知識では同定できず、図鑑を広げてハナニラの名前を知りました。
アリシンと言う成分を含んでいるので、食用のニラと同じ匂いがすると書かれています。
早速イネ科の植物に似た細長い葉をちぎって嗅ぐと、本当だニラの匂いがする。
秋に白い花を咲かせる通常のニラよりも、花が大きくて美しいのでこの名が
付いたのだそうです。
6枚の花弁が星形を作っていますが、実は基部でひとつに繋がっているのだとも。
花が萎むと暫くして葉も枯れてしまい、暑い時期は球根で過ごし初冬に再び葉を
伸ばします。
原産地は南米、明治期に園芸用に持ち込まれた物が逸出し現在ではかなり野生化
していると言います。(野草の名前・春 より)
この場所では1輪咲いているだけなので、何かの拍子でここに球根が運ばれたのだと思われます。
ハナニラは管理が不要な手の掛らない植物なので、青以外にもピンクスター、
ホワイトスター、イエロースプリングスターなど様々な品種が作られています。
花は光に反応する性質なので、夜や曇りや雨の日は閉じています。
天気の良い日には太陽に向かって、朝は東、午後は真上、夜は西に花を咲かせると
言います。(LOVEGREEN より)
私のウォーキングコースではひょっとしたらこの場所にしか生えていないのかもしれません。
あの時引き返す決断をしなければ、知らないままだったでしょう。
面倒くさい事はやりたがらない最近の自分にしてはナイスジョブでした。
この様な場合、長野の方言ではこう言います。
「ズクをだして良かった」